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なぜユダヤ人は成功者が多いのか??

みなさん、こんにちは。田畑 蓮です。

「将来、お金持ちになりたいな〜」

「将来、一流企業の経営者になりたいな〜」

このように、将来、成功者になりたいと思った時に、少し検索してみると、ヒットするのがユダヤ人です。

「相対性理論」で物理学の常識を覆した理論物理学者のアインシュタイン。

ソビエト連邦の建国のきっかけを作った「資本論」を執筆した経済学者のマルクス。

「無意識」を発見した精神分析学の創始者のフロイト。

「原因論」「目的論」の二分化をした心理学者のアドラー。

「欲求五段階説」を提唱した心理学者のマズロー。

第二次世界大戦の「原子爆弾」を開発した理論物理学者のオッペンハイマー。

さらに、Facebook、Google、Microsoft、Apple、Dell、Intel、Starbucks、McDonald、GAP、Calvin Klein、Levi’sなどのあらゆる世界的な大企業の創業者あるいは経営者がユダヤ人です。

そして、歴代のノーベル賞受賞者の20%はユダヤ人というデータもあります。

しかし、ユダヤ人の人口は世界の人口の0.2%ほどです。


それでは、なぜユダヤ人はこのように成功者が多いのか??

私は、大きく4つの理由があると思います。


①差別を受けた歴史的背景による金貸し業

そもそもユダヤ人と聞くと、なんとなく金融業に強い、お金持ちな民族というイメージがありますよね。

それでは、なぜユダヤ人は金融業に強い、お金持ちな民族というイメージがあるのか??

前回のnoteにも書きましたが、元々、ユダヤ教とキリスト教は同じ神を信じる一神教です。

食事制限や礼拝などの戒律が厳しいユダヤ教に対して、神を崇めるだけで天国にいけるという革命的なキリスト教は、ローマ帝国を中心に一気に民衆へ広がりました。

しかし、自分を神の子だと主張するキリスト教の創始者イエス・キリストを、ユダヤ人は神を侮辱していると判断し、十字架の刑に処します。

それをキリスト教徒は受け入れることができず、ユダヤ人は差別を受けるようになります。

差別を受けるようになったユダヤ人は、国から追い出され、ヨーロッパ各地に分散しました。

分散後も、ユダヤ人はヨーロッパ各地で差別を受け、まともな職業に就くことができなかったり、土地を所有することができませんでした。

そこで、ユダヤ人は仕方なく、金貸し業を始めました。

当時、利子を取っての金貸し業は、ユダヤ人もキリスト教徒も、宗教上で禁止されており、汚れ仕事とされていました。

しかし、実際のところ、金貸し業をするユダヤ人の中で、億万長者となった人もいます。

そのような億万長者のユダヤ人を、汚い仕事でキリスト教徒から金を搾り取っているということで、ますます憎らしいイメージがつきます。

そのイメージが、有名なシェイクスピアの「ヴェニスの商人」という喜劇ですね。

ですが、実際にユダヤ人は金融業において、歴史的に見て知識や経験が豊富であるということです。


②旧約聖書とタルムードによるマインドセット

ユダヤ教の聖書は、旧約聖書です。

その旧約聖書と同じくらい大切な書物が存在します。

それがタルムードというものです。

このタルムードというものは、教育、労働、食事、道徳、死生観、性、婚姻、商法など、様々なジャンルにおいて、先人の教えが書き記されています。

具体的な内容としては、

・学ぶことは大切である。常に新しいことを学び続けなさい。

・人の話は腰を折らず、最後まで聞きなさい。

・自分が知らないことは、知らないと認めなさい。

このようなことがたくさん書いてあります。

一見、私たちにとっても、全て当たり前のことのように思えますが、みなさんはどうでしょうか??できていますか??

日本人の大半の人ができてないのではないでしょうか。

もちろん私もできていない部分はあります。

タルムードのような、素直なマインドセットを見習い、実行できることが、成功者の秘訣である、と私は思います。


③厳しい戒律による日々の過ごし方

ユダヤ教の戒律は、全ての宗教の中でも1番厳しいと言われています。

例えば、カシュルートという食事の規定があります。

ヒレやウロコのない海鮮食品や肉と乳製品を同時に使ったものなどを食べることは禁止されています。

これは、人々の健康と衛生を守るためとされています。

他にも、割礼というものもあります。

これは、生後8日目の赤ん坊の男の子の性器の包皮の一部を切除する儀式です。

これも、性感染症や尿路感染症にかかるリスクを低くするという健康と衛生を守るためとされています。


そして、私が1番注目するべきだと思う戒律が、シャバットです。

シャバットとは、毎週土曜日の安息日のことです。

これは単なる休日ではなく、ユダヤ人の暦の中で最も神聖な日になります。

車に乗ることや料理をすること、お金を使うことや電気のスイッチを触ることまで禁止されています。

もちろん仕事をすることも禁止なので、お店などは、ほとんど閉まります。

それゆえ、前日の金曜日には、予め色々な準備をしておきます。

家の掃除、料理、お風呂、洗濯。部屋の電気もつけておきます。

さらには、エレベーターも自動で次の階へと移動し、開閉するというようなシステムにもしておきます。

このように、準備万端でシャバットを迎えます。

シャバットの当日は、シナゴーグという集会所に向かい、礼拝や勉強会を行います。

この勉強会というのが、先ほど出てきた旧約聖書やタルムードについてです。

旧約聖書やタルムードに書き記されていることを、それぞれが読み、解釈し、議論し、考えます。

礼拝をしたり、讃美歌を歌うだけではなく、頭を使って考える宗教だということがわかります。

これを毎週土曜日の休日にやっているのですから、ユダヤ人に成功者が多いのも納得できますね。


④徹底した幼児教育

これもユダヤ人の特徴の1つです。

ユダヤ人は教育にお金と時間をかけることを惜しみません。

実際の教育の例としては、3歳ほどから旧約聖書を読み始め、4歳で暗唱をします。

5歳ほどから聖文学やタルムードを学び始めます。

そして、12歳頃には、旧約聖書のどこのページに何が書かれてあるかまで完全に暗記しています。

では、なぜユダヤ人はこのように幼い頃から教育に力をいれているのか。

それは、「人は生きている限り、奪うことができないものがある。それは知識だ。」とタルムードにも書き記されているからです。

宗教の問題で、長い間、人々から差別を受け、様々なものを奪われてきたユダヤ人にとっては、必然的な考え方なのかもしれないですね。




今回は、なぜユダヤ人は成功者が多いのかを、私なりに考察して、書いてみました。

かなり面白いな〜と私は思いました。

みなさんは、どうでしたか?

今回はここまで。ありがとうございました。