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[東京科学大学(東工大) 情報理工学院 情報工学系] 筆記試験対策 使った教科書・参考書

はじめに、、
自分は、東京科学大学 (東京工業大学) 2025年度 (2024年度実施) の情報工学系にA日程で外部から合格することができました!今回はB日程の筆記試験対策として、使った教科書・参考書を紹介したいと思います!自分はB日程で合格したわけではないのですが、誰かの参考になればと思い、記事を書きました!

注意
※この情報は2024年7月時点のものになります。受験の制度は年々変化します。最新のテスト範囲は、最新の募集要項を確認していただければなと思います。 この記事によって生じた不利益には一切責任を持てないため、ご注意ください。

簡単な自己紹介はこの記事に書いたので、良かったら見て行ってください!


情報工学系B日程の筆記試験の科目

この記事でも触れたのですが、筆記試験の科目(2024年7月時点の情報)を示しておきます!
A) 微積分学,線形代数学,確率統計
B) 数理論理学,オートマトンと形式言語
C) データ構造とアルゴリズム,プログラミング

使用した教科書・参考書

使用した教科書・参考書を全て列挙していきます!これをしなければならないというわけではなく、一つの参考として見ていただければなと思います。あとは、過去問をしっかり見ることも大切で、出題内容の傾向を押さえた上で、教科書・参考書で勉強することで、より効率よく学習ができると思います!

微積分学

  • マセマ 微分積分キャンパス・ゼミ

微分積分は1年生のとき履修したが、大学指定の教科書よりマセマがわかりやすい。情報工学系の微積分学の院試を解くのに、必要な知識は基本的にこれで十分だと思っている。

  • マセマ 演習 微分積分キャンパス・ゼミ

マセマの微分積分の演習の本ということで、一応取り組んだ。マセマの教科書の方を読んだ後、実際に手を動かして問題を全て解いた。

線形代数学

  • 線形代数学 川久保勝夫著

線形代数は、1年生のときに履修したが、正直院試のタイミングではほとんど忘れていた。この本は、丁寧に書かれている本だと思う。証明も省略しておらず、読んでいくと納得できる。しかし、丁寧だが簡単すぎるわけではない。ちゃんと理解しながら読んでいくのは大変で、実際に一通り読むのにまあまあ時間がかかった。オーバーな気がするが、自分は気に入って読んでいた。東工大の情報理工学院を受験する人みんなに、おすすめできるかはわからない笑。なにか問題を解く中で、わからない問題があったときに見るといった、教科書的な使い方をしていた。マセマの線形代数は使用しなかったが、マセマでもいいと個人的に思う。

  • 明解演習 線形代数

演習の本として使用。二周ほどした。わりと難しかったので、情報理工学院の院試には少しやりすぎな気もするが、重要な問題が載っていそうだったので、がんばった。解答解説を見てもわからないところは、先ほど紹介した書籍、線形代数学 川久保勝夫著 を見て、理解を深めた。

確率統計

  • マセマ 確率統計キャンパス・ゼミ

確率統計の勉強は、院試の際に初めて取り組んだ。それまではあまり知識がなかった。確率統計はマセマのみで対策をした。なお演習の本は時間の都合で取り組んでない。わかりやすく書かれているため、初学者にも優しく、かつ院試に必要な範囲がしっかりと書かれている印象。実際これでしか勉強しなかったが、過去問は解答することができたので、この本一冊でも、対策はできると思う(個人的な意見だが)。

数理論理学

  • 新潟大学で開講されていた「数理論理学」青戸 等人先生の講義資料

ネット上で公開されているありがたい資料。大学では未履修の科目だったため、いちから勉強する必要があった。なにか教科書・参考書で勉強しようとしたが、院試対策につながるような本が見つからなかった。この講義資料は、わかりやすく書かれているため資料を読むだけで勉強になった。数理論理学の出題はわりと傾向があるため、過去問ベースで勉強をするのがいいと思う。

オートマトンと形式言語

  • オートマトン・言語理論

大学で履修した科目。その際の指定されていた教科書を用いて勉強をした。正規言語、文脈自由言語の閉包性と正規言語、文脈自由言語の反復補題は、わりと頻出かも。正規言語の反復補題はこの教科書では扱われていなかったため、九州大学の講義資料(ネットにあった)を見て学んだ。下にリンクを記載しておく。

https://str.i.kyushu-u.ac.jp/~takeda/Lectures/FormalLanguageTheory2019/Resume/FormalLanguageTheory2019-05.pdf

データ構造とアルゴリズム、プログラミング

  • C言語によるはじめてのアルゴリズム入門

プログラミングでは、C言語で出題されることがほとんどで、C言語でアルゴリズムを学びたかったため、この本を読んだ。試験問題としては、ソースコードの穴埋めがあるので、ソースコードを読んで何がしたいプログラムなのかを理解する力がいると思う。この本では、ソースコードがC言語で記載されており、院試対策に役立ったと思う。教科書で学ぶことも重要だが、過去問で登場したアルゴリズム(ソート、再帰、木、動的計画法など)についてしっかり理解をすることが最重要だと思う。自分は、プログラミングコンテストの経験もなく、一番この科目に時間を割いた。わからないところは、ネットで調べると出てくるので、調べながら学習してもいい。その他にも、読んだ本を紹介する。

今回は東京科学大学(東京工業大学)情報理工学院の筆記試験対策で使用した教科書・参考書を簡単ではありますが、紹介しました!受験される方のヒントになれば幸いです!

最後まで、読んでくださりありがとうございました。よかったら他の記事も見てみてください!

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