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仮想通貨の暴落から学ぶ人生の向き合い方

「今」ではなく、「遥か先」を見据える

あるエリートサラリーマンに言われたこと。

「お前に言われて買った仮想通貨めっちゃ下がって損してるんだけど、どうしてくれんだよー」(多分本気で言ってないと思う笑)
とのこと。

それはそのはず。世界第2位の暗号資産取引所FTXが破産(チャプター11なので正確には民事再生に近い)したこともあり、市場は大荒れ。FTXは大谷翔平選手をアンバサダーに起用していたことが有名ですね。

何が起こったのかわからないという人のために、端的に下にまとめました。

【これまでの流れ】(小さい事象省く)

  • アラメダという投資会社(FTXの事実上の姉妹会社)の自己資本の大半が、ボラティリティが高い&流動性が低いFTXの発行トークン(FTT)で占めているという結構ヤバめな内部情報をメディアがリーク。

  • さらに、最大手取引所のBinance(FTXのライバル)のCEOが、保有しているFTTを全部売ると公表し、投げ売り状態に。

  • 破産だけでなく、数百~数千億にも上るFTXの資産がハッキングに遭い(多分内部の仕業)もう救えない状態に。

  • 人々の不安売りが加速し、暗号資産市場は暴落。

これ以外にも顧客資産流用など、さまざまな問題が浮き彫りになってきておりますが、ここでは割愛します。

世界富豪ランキングにも載ったFTXの創業者サム・バンクマン・フリード氏の2兆円の総資産が2日で吹き飛んだことは、ビットコインが生まれてから1位2位を争うくらい、暗号資産業界に大きな衝撃を与えました。

それとともに億万長者を目指して、全資産をFTTに注ぎ込んだホルダー(暗号資産業界ではHODLER(ホドラー)と言います)の悲しみ、嘆きがtwitterのタイムラインを埋め尽くすなど、FTXの破産がどれだけ多くの人にインパクトを与えたかが非常によく伺えます。

市場を静観していた僕はそこまで大きな被害を被ってはいませんが、市場の動きとtwitterを観察した中で、人生におけるとても大切なことに気づいたのでここに共有します。

【ここでの気づき】

  • 人は一度不安になると、かなり近視眼的になること。

  • 噂や不安が広まると実際には影響が出てない人も不安になり、資産を投げ打る。それにより健全な人や企業も投げ売りの負のスパイラルに飲み込まれる。株や暗号資産に限らず、人や商品の炎上なども似たようなことが言えますね。

  • winner takes all. 資産が0になり市場から退場させられる人は一定数いる。余剰資金で運用し、市場に生き残れた人が最後に勝つ。=生き残るだけで自動的に勝てる

暗号資産アンチにとって、今回の事象は自分の存在価値を高める格好の材料になったことでしょう。暗号資産ホルダーを皮肉にも慰める言葉は、今回被害を被った当事者にとっては辛酸をなめるほど辛いことかもしれません。

ただ、本当に彼ら暗号資産アンチは正しいのでしょうか。

2000年代初期のドットコムバブル、1929年の世界恐慌そして2008年のリーマンショック。インターネット、伝統金融、どちらも「終わった」と当時は言われてきたでしょう。

しかし、振り返ってみてください。本当に終わったでしょうか?

時は流れ、不況を乗り越え、どちらも市場として成長してきました。
10年の時を経て、GAFAと言われるほどの言葉が生まれ、情報技術で人々の暮らしに圧倒的な変化をもたらしてきました。
恐慌・リーマンショック後は一時的不況になったものの、ダウやナスダック、そして市場規模は、長い時間軸で見てみれば不況前よりも大きく成長しきました。

私は暗号資産、ひいてはブロックチェーン業界は同じように、いずれ時空を越え、戻り、今までよりも大きく成長していくと信じています。

見るのは「今」ではなく、「遥か先」

今置かれているこの場を見ると確かに絶望を覚えます。それは誰もがそう感じるでしょう。

しかし何よりも大切なことは、「今の良し悪しを見るのではなく、将来どうなっているのかを見据え、それに対してどう構えるか」ということです。

どんなに不況であっても市場から退場されず、見据える将来に向けて生き残れればまた再挑戦できます。生き残るだけでいいんです。

進路選択でも同じことが言えるではないでしょうか。
皆さんは、国公立を目指しなさい。今人気のコンサルタント・外銀を目指しなさい。そう言われたことはないでしょうか?
特に日本人は、今はこの〇〇が良しとされているからそうあるべき、と言われ、多くの人はその流れに従うように教えられてきたのではないかと思います。

でもそれは本当にあなたにとって良いのでしょうか。将来的に自分の目指す姿につながるでしょうか。幸せにつながるでしょうか。

今他人が何を言おうと、自分は果たして何をしたいのか・将来何になりたいのかを考え、それに向けて今の自分の決断を信じることが大切だと考えています。

遥か先を見据え、今を決断し、全力で生き抜くということが重要だと言えますね。皆さんには、今を見るのではなく、遥か先の未来のために生きてほしいです。

いずれ市場は戻ります。人生も同じように自分を信じて今を決断していけば、なりたい自分になれる(はず)です。

それではまた👋

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