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コロナウイルスによる自動車産業への影響

コロナウイルスのせいで、武漢を含む中国湖北省が封鎖状態にある。この地域周辺は、いろんな自動車会社の生産拠点が多くあるから、世界の自動車産業は大きな痛手になりうる。

30年前までは、中国の自動車産業はほぼゼロと言って良かった。でも2009年にはアメリカを抜き、今や世界最大の新車販売市場になってる。湖北省の武漢は自動車製造の拠点的地位を築いていて、国有自動車メーカーの「東風汽車」、ホンダ、フランスPSAグループ、アメリカのGMとかが多数の組み立て工場を持ってる。

アナリストは、自動車産業へのダメージを判断するには時期尚早といってるけど、少なくとも2013年に流行ったSARSよりは深刻になるはず。なぜなら、産業規模が2013年とは比べものにならないから。

そんなビック市場の中国も、自動車販売のブームは過去10年間で盛りを迎えた。消費者の需要は減りつつあり、業界全体の販売台数で見ても2年連続の減少となっている。ウイルスがそれを助長しかねないし、そうなれば各メーカーは生産計画を縮小しうる。

武漢で今年製造される予定の車は160万台で、これは中国の自動車製造台数の6%にあたる。ホンダで言うと、武漢は60万台の生産能力があって、これは中国における半分近くを占める。やばすぎる。フォルクスワーゲンも中国で年間400万台作ってるし、GMは中国における生産の19%を武漢に持つ。

感想
競合他社が苦しむことでハッピーになる自動車会社があったりするのかな?
この車が売れないご時世にこのダメージは深刻そうだなあ。車のシェア事業とかも活発になってきてるから、ウイルス対策が長引くのはとにかくやばそう(語彙力)。



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