「助けてください••」 久しぶりに連絡が来た友人から、メッセージが入ったので、慌てて電話 友人は言葉が詰まって、なかなか話ができません しばらく待って、ようやく声が出てきました 話を聞くと、まとまったお金を急に返さなければいけなくなったとのこと 私だけでは判断できなかったので、知り合いの法律家に相談 解決策を提案してくれたので、友人に電話をしたら、なんとか平常心を取り戻しました 中々話せない悩み、誰にだってあると思います 1人で悩んでいると、思い込みが激しくな
お彼岸 今日から1週間、お彼岸の期間になります 彼岸とは、どんな意味があるのでしょう? 大きい川を想像してください 川を隔てた向こう側に素晴らしいところがある そちらに行こう!というのがお彼岸です 彼の岸は、仏さまの世界、安らかなる浄土です 此の岸は、私たちの世界、苦しい娑婆です 此の岸から、彼の岸に渡る そのための方法を仏さまは六つ示しています そのひとつ目が「布施」 お寺や神社に、お金や物を納めることを布施と思われるかもしれませんが それだけではあ
こんばんナム(^人^) コロナ禍で「1日葬」という言葉が流行り お通夜を行わない喪家が増えてきました お通夜の謂れをご存知でしょうか? お釈迦さまが亡くなった日の夜 ご遺体を弟子信者が囲んで 「お釈迦さまはこんなことを教えてくれたよね」 と、お釈迦さまの教えを夜通しで語り合った これがお通夜の謂れです 僧侶が読経をし、説法をするのはこの謂れからです 仏教の教えを聞き、故人も遺族も 死の苦しみから安心を得る また、お通夜は日中の葬儀とは違い 後の時間を
こんばんナム(^人^) 昨日の法事でのことです 故人の3回忌の法事でした 2年生の男の子が、私にプレゼントを持ってきてくれました 「去年約束したものだよ!はい!」 その小さな手から渡されたのは、お手製のアクアビーズ クリスマスが近いので、サンタさんやトナカイ クリスマスツリーの作品がありました それともうひとつあって 「おぼうさんだから、おてらにあるものがいいかなと思って」 と言って、くれたのが太鼓のアクアビーズ 去年の一周忌の時に、男の子が作ったアクア
晩御飯でのこと 娘がカレーに入っている、肉やニンジンなどをよけていた 「好き嫌いなく食べなさい! 肉やニンジンは、栄養あるんだよ」と私。 そこでふと思う 人の好き嫌いをしてしまう時がある 「この人は、どうも私と合わない」 「あの人、苦手なんだよなぁ・・」 と、避けてしまう 「怨憎会苦」 うらみ、憎しむ人とは出会う苦しみがある、とお釈迦さまは言う どうせ出会うのであれば、その人から得られるものはないか? 私とは違う何かを、実は持っているのではないか?
あるご家庭でのお話です 過去帳(ご先祖の記録帳)に新たに書き加えようと思ったら ひとり記帳漏れがあることが分かりました 私「お寺の記録からすると、おひとり抜けているのですが・・・」 Aさん「あぁ。その人は、父の後妻さんで、私は幼少期にその人にいじめられて 結婚した後も、私たち夫婦にひどいことばかりして・・・」 Aさんの中では、その後妻さんの存在はなかったことにしたいような思いでした よほど、冷たくされたり、ひどいことをされたのでしょう そうしたくなる気持ちは、
こんにちナム(^人^) お葬式の事前相談を受けました 相談者(Aさん)は葬儀屋さんをいくつか検討し B社に決めていました。B社との打ち合わせの際 お寺がまだ決まっていないことを伝えたところ 故人の様子を書く書類を渡されて 「これをもとに、B社と提携しているお寺さんが戒名を考えてくれます」 と案内を受けて、Aさんは違和感を感じたそうです 「直接話もせずに、紙1枚で戒名が決まるなんて また、見ず知らずのお坊さんにお経をあげてもらうのも・・・」 そこでAさんは、
母の看病中、小学四年生になる娘も面会が許されました 病室に入り、母の姿を見て娘は、ずっと泣いていました 娘なりに母がどんな状況かを悟ったようでしたが 母の姿を見せることができて、私は良かったと思います 人が亡くなる過程を知ることは、とても大切であり それを間近で見ることは、ほとんどありません 死別の経験は、死への恐怖心を和らげます 血縁者などの身近な人との死別 いわゆる「二人称の死」を経験している人のほうが そうした経験のない人よりも 死に対する恐怖の度合
余命があと少しと告げられた 母の病床の傍らで綴った文章です ーーーーーーーーーーーーーーー 母との別れ いざその日が近づいてくると もっと会いたかった もっと話したかった 後悔ばかりが心を支配する 母の手を握りながら 昔の思い出を語っても 私が話すばかり 「話が大好きな母さんさ オレばっかりがしゃべっても つまらないじゃないか 早く元気を出して もう一度声を聞かせてくれよ」 何十年ぶりだろう 同じ部屋に寝て 共に朝日を浴びたのは 常に太陽
今までの人生で経験したことをもとに 自分の価値観が構築されます その価値観が、自分の邪魔をする時もある ホンモノに触れなければならない時に 自分の価値観が邪魔をして、ホンモノを避けてしまい いつまで経っても、同じ悩みを持ち続けることがある 今の自分が上手くいっていないのであれば 自分の考え方に、何か間違っていることがある そんな時は、1度自分を捨て去り、受け入れてみる すると、一歩ステップアップした自分になることができる 自分の培ってきた経験が、大事な時も
こんばんナム(^人^) 都内まで、井戸のお祓いに行ってきました お祓いの前に、土地の氏神さまにご挨拶ために神社へ参拝 今日は神社でお祭りがあり、境内に駐車できないとのこと さて、困った😲スマホで近くの駐車場を探していたら 案内係の方が「袖ヶ浦ナンバー」を見て 遠くから来たことが分かり、声を掛けてくれました お参りの趣旨を伝えたら、少しの時間なら大丈夫とのことで 境内に車を停めることができ、一安心😊 神社の境内には、お社がいくつもありましたが その方に、氏神
こんにちナム(^人^) 昨日、山梨県の霊峰、七面山に修行に行ってきました 今回、お二人の方をお連れしました お1人は、ヨーロッパでプレーしているプロサッカー選手の渡邉亮太さん https://www.instagram.com/ryota0519dayo/ もうお1人は、渡邉さんのサッカーの先生である サッカークラブ「アトレチコ君津」代表の大西 理仁さん https://www.atleticoclubekimitsuhome.com/ 大西さんは、以前私と一緒に
こんにちナム(^人^) お寺のすぐ近くにある、翔凜中学校・高等学校 学校の図書館がリニューアルオープンし 図書館で生徒を見守るお役を、家内と共にいただきました 【リニューアルオープン記事】 https://shorin-global.ed.jp/2022/05/20/%e7%bf%94%e5%87%9c%e4%b8%ad%e5%ad%a6%e6%a0%a1%e3%83%bb%e9%ab%98%e7%ad%89%e5%ad%a6%e6%a0%a1%e3%81%ae%e5
4630万円の給付金振込ミスが、話題になっています 行政の手違いによって、あの男性の人生が大きく変わってしまいました あの給付金さえ振り込まれていなければ 今頃逮捕されていなかったのに・・・ 多額の給付金を受け取ったことによって 欲望に火がついてしまった これは、あの男性に限ったことではありません 誰しもの内に秘められている欲望が なにかの縁によって爆発する危険性があるのです もし給付金を返金して、行政の杜撰さを追求していたら 町の政治を変える一役を、担っ
「お布施はいくらお支払いすればよろしいでしょうか?」 よく聞かれるのですが、いつも違和感を覚えます 「支払う」のは、対価を求めるもので ジュースが欲しいから、120円「支払い」ます お布施は対価を求めるものではないので 「支払い」ではありません 仏さまや神さまに対して、感謝の気持ちを表すのが「お布施」 「支払う」のではなく「納める」のです また、同じ音の漢字で「修(おさ)める」があります 「布施行」と言って、お布施は修行のひとつです 見返りを求めず、自分の
昨日、枕経に行ってきました ご遺族に故人(Aさん)の様子を伺っている時 Aさんの友人(Bさん)がお悔やみに来られました Bさんが、涙を流しながら語ります 「Aさんは、人にとても尽くして来た方です 自分が疲れているにもかかわらず 人に対していつも親切にしていました 自分も大変なのだから、そんなに無理はしないで と、何度も諌めたぐらいです Aさんは誰もが尊敬するお人柄でした」 このお話を聞いたご遺族も 非常に感動していました 「忘己利他」という言葉があります 他を利するため