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✿自生ほど綺麗に染まる藍の花は、深海のブルー✿

山の上に住む、和紙職人さんを訪ねて行った。以前から展示会で知っていた職人さんで野草やいがぐり、バナナの葉っぱを使って生地に染めてやわらかい色彩が温かで印象的だった。

その人の醸し出す雰囲気が、楽しそうでワクワク感が漏れている感じで。工房に置かれている道具や、昭和の香り漂う空間に余計に明るく見えた。とてつもなく膨大な紙への情報量と熱量が話していて伝わる。その人の魅力になって選ばれた言葉と、喋らない時間のコントラストが浮き彫りになった。

なんとも言えない静かな心の動きを感じる。不思議な体験だった。藍染めは、古くから魔除け、お守りそして抗菌作用があるので素晴らしい生地となる。

満開の自生の藍の花の魅力

栽培された、花よりも色合いが鮮やかでしっかり染まるとの事。本当に、育ちたい場所生きたい場所で成長した花は深くて綺麗なブルーになるんだなぁ。まさに、深い深い海の底のような色合いなのかもしれない。

きっと、その藍色で染められた洋服はそういう素晴らしい波動を放つのではないかと。想像すると自分の今の環境だとか?生きてる日常だとかを考えさせられる。

手のひらの葉っぱが少し青く初めて見る青さ

わぁーーーー!これが、藍の色なのかぁ。新鮮な初めての葉っぱの様子が緑の下に原色の青が隠れて、顔を出していた。画像では、緑一色にしか見えませんが。

磨けば、光る原石みたいな葉っぱを見られた感動が押し寄せる。子どもに戻ったみたいに発見が楽しかった。

大切な人に、ここで作られた和紙に巻いたギフトをあげたら喜んでくれた。また、いつか工房にお邪魔してみたい。

読んで下さってありがとうございます。子どもに戻ったみたいな週末をお過ごし下さい。

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