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欧州5大リーグ強豪クラブの移籍事情~第2部(13):各クラブ過去5年の移籍動向(ライプツィヒ編)~

Lemです。今回の投稿から2回でこれまでの欧州5大リーグ強豪クラブの移籍事情第2部ライプツィヒ編とアーセナル編をお送りします。第1部は基準が曖昧なため、一旦更新をストップします。この2チームを加えて新しくランキング化しなおそうと思っています。是非楽しみにしていてください!

では、今回はライプツィヒ編をお送りいたします。

追加理由

ライプツィヒを追加しようと思った理由は3つ。
①ブンデスリーガの中でもトップクラスの多国籍チーム
②毎年のようにドイツ人枠や自国育成枠を埋めるのに苦労しているイメージ
③RBグループの選手グループ内昇格はどのくらい成功しているのか

この3点からバイエルン、ドルトムントとは違う移籍傾向になるのではないかなと思ったので、ライプツィヒを追加しました。

説明

これからの加入選手表記について以下のようになります。
選手名(前所属/移籍金/移籍前チーム成績/移籍後チーム成績)
また、退団選手表記について以下のように表記します。
選手名(移籍先/移籍金/所属チーム成績/移籍後チーム成績/移籍金ー獲得時の移籍金)

今回取り扱う移籍は他チームへ、他チームからの移籍のみです。Bチームからトップチームやユースからトップチームの人の動きは載せていません。

ライプツィヒ

21/22
加入選手

・アンドレ・シウヴァ(フランクフルト/23.00m€/71試合45G15A/25試合8G5A)
・ヨシュコ・グヴァルディオル(ディナモ・ザグレブ/18.80m€/52試合4G3A/23試合1G2A)
・アンヘリ―ニョ(マンチェスター・シティ/18.00m€/15試合3A/77試合9G23A)
・イライクス・モリバ(バルセロナB/16.00m€/22試合2G2A/6試合)
・モハメド・シマカン(ストラスブール/15.00m€/44試合1G1A/22試合)
・ベンヤミン・ヘンリヒス(モナコ/15.00m€/44試合1G3A/34試合1G2A)
・ケイデン・クラーク(ニューヨークRB/1.82m€/33試合7G3A/0試合)
・ブライアン・ブロビー(アヤックスU21/フリー移籍/32試合16G5A/14試合3A)
トップ昇格選手4人
移籍金合計107.62m€
退団選手

・ダヨ・ウパメカノ(バイエルン/42.50m€/154試合4G3A/22試合1G4A/+24.00m€)
・イブラヒマ・コナテ(リヴァプール/40.00m€/95試合4G1A/12試合1A/+40.00m€)
・マルセル・ザビッツァー(バイエルン/15.00m€/229試合52G42A/14試合/+13.00m€)
・ハンネス・ヴォルフ(ボルシアMG/9.50m€/5試合/51試合4G2A/-2.50m€)
・ラザール・サマルジッチ(ウディネーゼ/3.00m€/9試合1A/12試合1G2A/+2.50m€)
・ルアン・カンジド(RBブラガンチーノ/1.50m€/0試合/45試合4G1A/-6.50m€)
・マルセロ・サラッキ(退団/27試合1G1A/-12.00m€)
ローン移籍6人
移籍金合計113.50m€

20/21
加入選手

・ドミニク・ショボスライ(ザルツブルク/22.00m€/83試合26G35A/23試合8G5A)
・アレクサンダー・セルロート(クリスタルパレス/20.00m€/20試合1G1A/37試合6G3A)
・ファン・ヒチャン(ザルツブルク/9.00m€/126試合45G29A/29試合3G4A)
・ジョゼップ・マルティネス(ラス・パルマス/2.50m€/30試合12CS/4試合2CS)
・ラザール・サマルジッチ(ヘルタベルリン/500k€/3試合/9試合1A)
・ジャスティン・クライファート(ローマ/ローン移籍/買取OP付)
・ベンヤミン・ヘンリヒス(モナコ/ローン移籍/買取OP付)
トップ昇格選手3人
移籍金合計55.00m€
退団選手

・ティモ・ヴェルナー(チェルシー/53.00m€/159試合95G40A/71試合18G17A/+30.80m€)
・ジャン=ケビン・オーギュスタン(ナント/フリー移籍/67試合20G8A/5試合/-16.00m€)
・マリク・タラビディ(ヴィル/フリー移籍/0試合/18試合2A/±0)
ローン移籍8人
移籍金合計56.50m€

19/20
加入選手

・ダニ・オルモ(ディナモ・ザグレブ/22.00m€/124試合34G28A/70試合13G14A)
・アデモラ・ルックマン(エヴァートン/18.00m€/48試合4G2A/24試合5G4A)
・クリストファー・エンクンク(PSG/13.00m€/78試合11G4A/113試合29G40A)
・ハンネス・ヴォルフ(ザルツブルク/12.00m€/89試合23G21A/5試合)
・ルアン・カンジド(パルメイラス/8.00m€/0試合/0試合)
・フィリップ・チャウナー(ハノーファー/350k€/66試合21CS/0試合)
・パトリック・シック(ローマ/ローン移籍/買取OP付)
・アンヘリーニョ(マンチェスター・シティ/ローン移籍/買取OP付)
・イーサン・アンパドゥ(チェルシー/ローン移籍)
トップ昇格選手4人
移籍金合計79.50m€
退団選手

・マテウス・クーニャ(ヘルタベルリン/18.00m€/52試合9G3A/40試合13G10A/+3.00m€)
・ブルーマ(PSV/12.00m€/67試合10G5A/64試合13G8A/-3.00m€)
・ディエゴ・デンメ(ナポリ/10.25m€/214試合2G17A/73試合4G4A/+9.90m€)
・シュテファン・イルザンカー(フランクフルト/500k€/131試合1G4A/56試合3G1A/-2.50m€)
・エリアス・アブシャバカ(ヴィトーリアSC/フリー移籍/0試合/1試合/-250k€)
・ユリアン・クラール(ケルン/フリー移籍/0試合/0試合/±0)
・アトゥンチ・ヌカン(ギョズテペ/フリー移籍/14試合1G/54試合6G3A/-6.00m€)
・マリウス・ミュラー(ルツェルン/フリー移籍/1試合/90試合22CS/-1.70m€)
ローン移籍4人
移籍金合計45.25m€

18/19
加入選手

・アマドゥ・ハイダラ(ザルツブルク/19.00m€/83試合13G17A/101試合10G6A)
・ノルディ・ムキエレ(モンペリエ/16.00m€/56試合1A/132試合10G8A)
・マテウス・ク―ニャ(シオン/15.00m€/32試合10G8A/52試合9G3A)
・マルセロ・サラッキ(リーベル・プレート/12.00m€/30試合1G2A/27試合1G1A)
・タイラー・アダムス(ニューヨークRB/2.63m€/74試合3G10A/90試合2G3A)
・エミール・スミス・ロウ(アーセナルU23/ローン移籍)
トップ昇格選手3人
移籍金合計65.63m€
退団選手

・ナビ・ケイタ(リヴァプール/60.00m€/71試合17G15A/92試合10G5A/+30.25m€)
・ベルナルド(ブライトン/10.00m€/49試合1G2A/50試合1G3A/+4.00m€)
・フィリップ・コーン(ザルツブルク/900k€/0試合/25試合9CS/+900k€)
・アントニー・ユング(ブレンビー/800k€/84試合4G5A/145試合4G14A/+800k€)
・アギマン・ディアウジー(インゴルシュタット/500k€/0試合/14試合4G2A/+500k€)
・ベンノ・シュミッツ(ケルン/200k€/19試合2A/70試合7A/-600k€)
・カルマール・ジョルト(ドゥナイスカ―・ストレダ/200k€/22試合1A/113試合38G21A/-800k€)
・ヴィタリー・ヤネルト(ボーフム/150k€/0試合/54試合2G4A/+50k€)
・フェリックス・ヴィエルスドルフ(LSV/フリー移籍/0試合/1試合/±0)
・エムレ・アスラン(ニュルンベルクⅡ/フリー移籍/0試合/21試合6G2A/±0)
・ドミニク・カイザー(ブレンビー/フリー移籍/167試合31G33A/68試合16G13A/-600k€)
・オメル・ダマリ(テルアブビ/フリー移籍/11試合4A/160試合71G19A/-7.00m€)
・マッシモ・ブルーノ(シャルルロワ/フリー移籍/28試合3G3A/83試合11G16A/-5.00m€)
・ファビオ・コルトルティ(引退/96試合1G39CS/±0)
ローン移籍2人
移籍金合計72.25m€

17/18
加入選手

・ケヴィン・カンプル(レヴァークーゼン/20.00m€/73試合6G9A/155試合6G18A)
・ジャン=ケビン・オーギュスタン(PSG/16.00m€/31試合2G3A/67試合20G8A)
・ブルーマ(ガラタサライ/15.00m€/85試合15G21A/67試合10G5A)
・コンラート・ライマー(ザルツブルク/7.00m€/77試合8G6A/139試合7G13A)
・イボン・ムボゴ(ヤングボーイズ/5.00m€/154試合45CS/19試合4CS)
・アデモラ・ルックマン(エヴァートン/ローン移籍)
・フィリップ・コーン(シュツットガルトU19/フリー移籍/34試合9CS/0試合)
・イブラヒマ・コナテ(ソショー/フリー移籍/13試合1G/95試合4G1A)
トップ昇格選手3人
移籍金合計63.50m€
退団選手

・オリヴァー・バーク(ウェスト・ブロム/15.20m€/26試合1G2A/24試合1G3A/±0)
・ダヴィー・ゼルケ(ヘルタベルリン/8.00m€/53試合14G4A/101試合21G15A/±0)
・マーヴィン・コンパー(セルティック/1.14m€/79試合5G3A/1試合/+590k€)
・ラニ・ケディラ(アウクスブルク/フリー移籍/54試合2A/127試合6G4A/-500k€)
・ニルス・クッシュナー(ビーレフェルト/フリー移籍/20試合1G1A/4試合/±0)
・フェデリコ・パラシオス(ニュルンベルク/フリー移籍/10試合/30試合3G4A/-600k€)
ローン移籍7人
移籍金合計24.54m€

ライプツィヒ移籍動向

ライプツィヒはここ5年で完全移籍、ローン移籍、フリー移籍で36人獲得、完全移籍、フリー移籍、引退で38人退団している。

選手獲得に要した移籍金は371.25m€、選手退団に伴って得た移籍金は312.04m€であり、選手移籍によって59.21m€の損害を出している。

退団選手38人のうち、個人利益を残したのは14人。

36人の獲得選手のうち、完全移籍が28人、フリー移籍が3人、ローン移籍が7人であった。このうち国内リーグからの獲得は5人、リーグ・アン、プレミアリーグから6人、オーストリア・ブンデスリーガから5人獲得しており、他にもセリエAやラ・リーガといった5大リーグのクラブ、その他欧州内のクラブ、ブラジルやアルゼンチン、アメリカといった欧州外のクラブなどから獲得している。今回取り扱っているチームで国内獲得選手数が他の同一リーグからの獲得選手数を下回ったのはパリ・サンジェルマンに次いで2チーム目である。

トップチームでの出場がないまま退団した選手は9人。

RBグループのチームからの獲得は7人。

ここ5年で移籍金が高かった選手ベスト5
1位 アンドレ・シウヴァ 23.00m€
2位 ドミニク・ショボスライ 22.00m€
2位 ダニ・オルモ 22.00m€
4位 アレクサンダー・セルロート 20.00m€
4位 ケヴィン・カンプル 20.00m€

ここ5年で個人利益を残した選手ベスト5
1位 イブラヒマ・コナテ +40.00m€
2位 ティモ・ヴェルナー +30.80m€
3位 ナビ・ケイタ +30.25m€
4位 ダヨ・ウパメカノ +24.00m€
5位 マルセル・ザビッツァー +13.00m€

最後に

今回はRBグループの頂点。ブンデスリーガのライプツィヒの移籍動向に迫りました。

同じMCOのシティ・グループの頂点に位置しているマンチェスター・シティと比べるとマンチェスター・シティはグループ内昇格3人。3人中全員がマンチェスター・シティでの出場は0。に対して、ライプツィヒはグループ内昇格7人。7人中4人が主力選手となり、出場数0は今季加入の1名のみと選手のグループ内昇格という点ではライプツィヒの方が成功していると言える。

ただ、昨今のチーム成績やこういった選手の扱い、監督のグループ内昇格からわかりますが、シティグループはマンチェスター・シティを頂点として、頂点が高みにいくことでグループの価値を高めているのに対して、RBグループはライプツィヒを中心として、グループの価値をグループ全体で底上げし、ライプツィヒという頂点を上に持っていっているように感じました。

もちろん、他にも似ているようで違う点はたくさんあると思いますが、ざっとこういう違いがあるのかなと感じました。

今回はライプツィヒの移籍動向に迫りました。次回はアーセナル編です。

良かったら読んでみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また。


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