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21/22ドイツ・ブンデスリーガ第19節ドルトムント対フライブルク試合予想

Lemです。今回は第19節ドルトムント対フライブルクの1戦の試合予想をしていこうと思います。

ドルトムントは多くの課題を露呈し、不安定な戦いではあったものの前節劇的な逆転勝利を収めた。一方でフライブルクは守備の要であるN.シュロッターベック、絶対的な守護神のフレッケンがコロナ陽性で欠場していたものの、組織力の高さをみせ、試合を支配。しかし、試合終盤同点弾を決められてしまい、下位のチーム相手に勝ち点を取りこぼす形となった。

ある意味前節両極端の内容、結果であった両チームですが、果たして今節どういった試合になるのか予想していきたいなと思います。

両チーム基本情報

HOME:ドルトムント
18節終了時点2位(18試合12勝1分5敗得点44失点28)
・怪我人情報
ダン=アクセル・ザガドゥ(コロナ感染からの復帰途中)、ジョバンニ・レイナ(復帰途中)、マテウ・モレイ(復帰途中)、マルセル・シュメルツァー(復帰途中)
・その他情報
ラファエル・ゲレイロはトレーニングを欠席
マヌエル・アカンジは手術後順調に回復しており、起用可能
・累積警告の可能性のある選手
トマ・ムニエ(イエローカード4枚)

AWAY:フライブルク
18終了時点4位(18試合8勝6分4敗得点30失点18)
・怪我人情報
マルク・フレッケン(コロナ感染)、キリアン・シルディリア(コロナ感染)、ニコ・シュロッターベック(コロナ感染からの復帰途中)

スタメン予想

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HOME:ドルトムント
フォーメーション:[4-2-3-1]
GK:コベル
DF:ムニエ、アカンジ、フンメルス、シュルツ
MF:べリンガム、ダフード、ブラント、ロイス
FW:ハーランド、マレン

GKはコベル。頼れる守護神として今節も期待したい。また、フライブルクの正確なクロスに対してしっかりと対応できるかにも注目したい。

DF4枚は右からムニエ、アカンジ、フンメルス、シュルツ。アカンジは重庁に回復しているということなので、CBの枚数が足りていないことも考慮して先発出場と予想。また、左サイドのゲレイロはトレーニングを欠席しているということなので、仕方ないがシュルツと予想。ヴォルフも起用できるので、左サイドにヴォルフという選択肢もあり。

ボランチはべリンガムとダフード。前節得点を記録した2人が先発と予想。べリンガムの最終ラインからボールを受ける動きの改善に期待したい。

2列目は左にロイス、トップ下にブラント、右にマレンと予想。前節得点を記録し、勝利に貢献したアザールは控えスタートと予想。フライブルクはゴール前の守備がかなり固く、なかなかスペースを与えてもらえない。しかし、フライブルクはDFラインの前のスペースでフリーに持たせてしまうシーンが見られ、ミドルシュートに対して弱い。特にフレッケンがいれば問題ないがアホフのセービング能力では不安がある。こういったことを考慮してミドルシュートが得意なアザールではなくブラントが先発すると予想。

1トップはハーランド。ここ2節は得点はないが、チームの得点力を底上げするためには欠かせない。

AWAY:フライブルク
フォーメーション:3-4-3
GK:アホフ
DF:K.シュロッターベック、リーンハルト、グルデ、ギュンター、キュブラー
MF:ハベラー、へフラー、チョン・ウヨン、グリフォ
FW:ヘーラー

フォーメーションは3-4-3と予想。N.シュロッターベックが不在であり、フレッケンも不在であるため、質の部分は下がってしまうので、3バックにしてスペースを与えないようにしてくるのではないかと予想。

GKはアホフ。守護神のフレッケンがコロナ陽性で不在であるため、ビーレフェルトと同様アホフが先発と予想。セービング能力には疑問があるが、フェード能力は高い。

3バックは右からグルデ、リーンハルト、K.シュロッターベック。前節のパフォーマンスから考えるにK.シュロッターベックの起用はないのではないかとも思うが、対人守備は強く、左利きであることを考えれば、3バックの左で起用されるのではないかと予想。

中央2枚はへフラーとハベラー。この2人のミドルシュートは脅威。運動量豊富なエッゲシュタインの起用も十分に考えられる。

WBは右がキュブラー、左がギュンターと予想。特に左のギュンターはフライブルクの攻撃の要となる選手の1人であり、特に正確なクロス、アーリークロスには気を付けたい。

前線3枚はチョン・ウヨン、グリフォ、ヘーラー。チョン・ウヨンのドリブル能力、パスの精度、タイミング、リズムを変えるプレーは脅威であり、グリフォのドリブル、クロスの能力、ヘーラーの高さはないが強い空中戦も脅威。

データから見るドルトムント対フライブルク

リーグ戦直近5試合の成績
HOME:ドルトムント

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ドルトムントはリーグ戦直近5試合2勝1分2敗(得点11失点9)であり、後半戦初戦を勝利で飾った。

AWAY:フライブルク

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フライブルクはリーグ戦直近5試合2勝2分1敗(得点11失点5)であり、後半戦初戦は後半87分に失点し追い付かれ、引き分けている。

ドルトムント対フライブルク

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ドルトムントホームの対フライブルク戦の成績はドルトムントが4勝1分(得点12失点3)と大きく勝ち越しており、3連勝中。また、ホームでの敗戦は01/02シーズン以来一度もなく、この敗戦以降は13戦12勝1分とかなり得意としている。

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また、フライブルクホームのドルトムントの成績は1勝2分2敗(得点8失点6)と負け越しており、2連敗中。

通算成績ではドルトムントが29勝11分6敗と大きく勝ち越している。しかし、このうちの2敗は最近のものである。

マルコ・ローゼ監督対クリスティアン・シュトライヒ監督対戦成績

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マルコ・ローゼ監督とクリスティアン・シュトライヒ監督はこれまで5度対戦しており、通算成績はマルコ・ローゼ監督が2勝1分2敗(得点9失点7)と全くの五分。しかし、お互いホームで強く、マルコ・ローゼ監督は2勝、クリスティアン・シュトライヒ監督は2勝1分とホームではお互いに負け知らずである。

マルコ・ローゼ監督対フライブルク対戦成績

クリスティアン・シュトライヒ監督が2011年12月からフライブルクを率いているため、上記の監督同士の対戦成績と同じ。

クリスティアン・シュトライヒ監督対ドルトムント対戦成績

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これまでクリスティアン・シュトライヒ監督は18度対戦しており、直近5試合では2勝1分2敗、通算では2勝3分13敗と大きく負け越している。通算成績と直近の5試合の成績を見ていただくとわかるが、わずか2勝しかしたことはないものの、その2勝は直近2試合のものであり、流れが変わりつつあるのかもしれない。しかし、ドルトムントホームをかなり苦手としていることに変わりはなく、1分8敗とフライブルクの監督に就任して10年以上経つが一度も勝利がない。

今シーズンのチームスタッツ比較

HOME:ドルトムント
リーグ戦2位、得点数2位(44点)、失点数10位タイ(28点)、PK獲得及びPKでの得点数1位、オープンプレイでのパス成功率及びポゼッション率2位

AWAY:フライブルク
リーグ戦4位、得点数7位(30点)、失点数1位(18点)、PK獲得数3位タイ、空中戦勝利数3位、イエローカード数及びカード数17位

注目選手

HOME:ドルトムント
FW 9 ERLING HALÅND(アーリン・ハーランド)

今季13ゴール5アシストを挙げ、出場数よりも多く得点を記録している。しかし、2試合連続で無得点であり、3試合連続となれば自身初。前回のフライブルクとの1戦も無得点であったため、そういった意味でも注目したい。

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AWAY:フライブルク
MF 29 JEONG WOO-YEONG(チョン・ウヨン)

攻撃に違いを作り、フライブルクの攻撃のリズムを操る。ドリブルも非常にうまく、掴みづらい。パスセンスも非常に高いため、ドルトムントにとってはかなり脅威。

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総括

ドルトムントとしては前節負けているので、借りを返したい。一方フライブルクは前節勝ち点を取りこぼしているので、今節勝利し、ドルトムントとの差を縮め、混戦のCL権争いをリードしたい。

ドルトムントはゲレイロの出場が不透明であり、出場しない場合はかなりの戦力ダウンとなる。フライブルクはフレッケン、N.シュロッターベックの欠場が決定しており、守備面での質の低下は間違いない。しかし、組織力は衰えず、主力を欠いたからといって大きくチーム力を落とさない。

私の予想としては、組織力で上回るフライブルクが試合を支配するのではないかと思います。しかし、ドルトムントの方が決定力が高く、選手の質も高い。そしてフライブルクの絶対的な守護神であるフレッケンが不在であるので、最終スコアではドルトムントが上回るのではないかなと思います。

ドルトムントとしては、空中戦の強いフライブルクに対してしっかりと競り勝つことができ、セカンドボールをしっかりと回収することができれば、完勝も十分にあり得ると考えています。また、積極的にゴールを狙えば、必ず綻びはでるので、積極的なゴールへのアプローチもカギになる。

スコア予想

BVB 2-1 SCF

組織力が高く、幅の広いフライブルクではありますが、ドルトムントはホームでは強く、これまでの監督、チームの対戦成績からも考えて今節は僅差ではあるものの、ドルトムントが勝利すると予想しました。

ビルドアップに大きな不安があり、どう改善されるのかにも注目し、朝方の試合ですが楽しみたいなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また。

Heja BVB !!!

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