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21/22ドイツ・ブンデスリーガ第22節ウニオン・ベルリン対ドルトムント試合予想

Lemです。今回は第22節アウェーウニオンベルリン戦の試合予想をしていこうと思います。

前節が始まる前までは上位陣との対決が続く中、3連勝中と結果的にはかなり好調であったドルトムントですが、前節レヴァークーゼン戦は3位レヴァークーゼン相手に5-2とホームで大敗してしまいました。

今節は今季かなり調子がよく、現在暫定で6位のウニオンベルリンとの対戦です。鬼門アルテン・フェルステライに乗り込んでの対戦をしっかりと予想していきたいと思います。

では、本編へ。

両チーム基本情報

AWAY:ウニオン・ベルリン
21節終了時点4位(21試合9勝7分5敗得点29失点27)
・怪我人情報
ヤコブ・バスク(コロナ陽性)、ニコ・ギーセルマン(コロナ陽性)、アンドレアス・ボグルサマー(コロナ陽性)、ドミニク・ハインツ(コロナ陽性)、遠藤渓太(病気、コロナ陰性)
・その他情報
ラニ・ケディラが累積警告で出場停止
・累積警告の可能性のある選手
ロビン・クノッヘ(イエローカード4枚)、グリシャ・プレーメル(イエローカード4枚)

HOME:ドルトムント
21節終了時点2位(21試合14勝1分6敗得点54失点36)
・怪我人情報
アーリン・ハーランド(筋肉系の問題)、トマ・ムニエ(筋肉系の問題)、マリウス・ヴォルフ(内部靭帯ストレッチ)、マテウ・モレイ(復帰途中)、マルセル・シュメルツァー(復帰途中)
・その他情報
前節、負傷でメンバー入りしなかったエムレ・ジャンは復帰している。
前節ジョバンニ・レイナが長い離脱を経て復帰している。
マッツ・フンメルスは今節復帰の可能性が高い。
・累積警告のある可能性
マッツ・フンメルス(イエローカード4枚)、トマ・ムニエ(イエローカード4枚)

スタメン予想

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HOME:ウニオンベルリン
フォーメーション:[3-3-2-2]
GK:ルーテ
DF:イェッケル、クノッヘ、バウムガルトル、トリンメル、オツィプカ
MF:原口元気、プレーメル
FW:ベッカー、アウォイニ、ミシェル

前節起用された選手、これまでのスタッツ、離脱者などを加味して予想しました。

まず、フォーメーションは[3-3-2-2]と予想。

GKはルーテ。CB3枚は右からイェッケル、クノッヘ、バウムガルトルと予想。今冬フライブルクから加入したハインツがコロナ陽性ということで、この3枚ではないかと予想。フリードリッヒがボルシア・メンヒェングラートバッハに移籍してしまったので、3CBの右はイェッケルが固い。

中盤はブレーメル、原口元気、ベッカー。左WBオツィプカ、右WBトリンメルと予想。ラ二・ケディラが累積で出場できないので、その位置にプレーメル。原口元気とベッカーは前節スタメンであり、ケディラが起用できないので、今節もこの2枚になると予想。WBはギーセルマンがコロナ陽性で起用できないので、オツィプカが起用されると予想。

2トップはアウォイニとミシェル。ボグルサマーがコロナ陽性ということで、今冬にパーダーボルンから加入したミシェルが初先発するのではないかと予想。

AWAY:ドルトムント
フォーメーション:[3-4-2-1]
GK:コベル
DF:ザガドゥ、フンメルス、アカンジ、ゲレイロ
MF:ジャン、ダフート、べリンガム、ロイス、レイナ
FW:ムココ

まず、フォーメーション。今節は間違いなく3バックにするのではないかと予想。

GKはコベル。3CBは右からアカンジ、フンメルス、ザガドゥと予想。前節最悪の出来であったザガドゥは3CBの左での起用であれば、おもしろい存在になる可能性はある。

中盤はべリンガムとダフート。WBは右にジャン、左にゲレイロ。右はムニエやヴォルフといった選手が起用できず、今シーズンその位置で起用されたことのあるアザールも起用できないということなので、復帰したジャンが左WBで起用されると予想。

1トップはムココ。その下にレイナとロイス。ティゲスがどのくらいウニオンDF陣を背負ってプレーできるか未知数の部分があるなと感じており、ウニオンベルリンはセカンドボールの回収がうまい一方で、最終ラインと中盤の間にスペースができ、間延びしてしまうことがある。そのため、ドルトムントは中盤でボールを保持しながら持ち上がることが今節は容易になると考えられ、前線で起点になるような選手よりも裏に抜ける動きが得意な選手の方がいいのではないかなと思い、ムココが先発すると予想。また、レイナは使われる側でも使う側でも効果的にプレーでき、狭いスペースでもかなり速いのでブラントではなく、レイナが先発するのではないかと予想。

データから見るウニオンベルリン対ドルトムント

リーグ戦直近5試合の成績
HOME:ウニオン・ベルリン

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ウニオン・ベルリンの直近5試合の成績は3勝1分1敗(得点7失点7)。前節はアウクスブルクホームで負けており、無敗記録が5でストップしている。

AWAY:ドルトムント

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ドルトムントの直近5試合の成績は3勝2敗(得点15失点13)。前節ホームでレヴァークーゼンに負けており、連勝記録が3でストップ。

ウニオン・ベルリン対ドルトムント対戦成績

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ウニオン・ベルリンホームの対戦はこれまで2度。ドルトムントが2戦2敗とこれまで勝利したことがない。

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また、ドルトムントホームの対戦はこれまで5度。ドルトムントが5戦5勝とホームでは負けなしの5連勝。

通算成績では、ドルトムントが7戦5勝2敗と勝ち越している。お互いアウェーで勝ち点を得たことがない。

ウルス・フィッシャー監督対マルコ・ローゼ監督対戦成績

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これまでの対戦は5度。マルコ・ローゼ監督が5戦2勝2分1敗と僅かに勝ち越している。しかし、マルコ・ローゼ監督が率いるチームがアウェーの対戦では2戦1分1敗と勝利がない

ウルス・フィッシャー監督対ドルトムント対戦成績

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これまでの対戦は6度。フィッシャー監督が6戦2勝4敗と大きく負け越しているものの、ホームでは無敗、2連勝中。

マルコ・ローゼ監督対ウニオン・ベルリン対戦成績
監督同士の対戦成績と同じであり、ローゼ監督が5戦2勝2分1敗と勝ち越している。しかし、アウェーでは、2戦1分1敗と勝利がない。

今シーズンのチームスタッツ比較
AWAY:ウニオン・ベルリン
リーグ戦4位、得点数11位(29点)、失点数5位(27点)、オウンゴール数2位タイ、ポゼッション率16位、デュエル勝利数18位、イエローカード、カード数16位、スプリント数18位

HOME:ドルトムント
リーグ戦2位、得点数3位(54点)、失点数11位(36点)、Shot Efficiency(ゴール数-XG)1位(+12.4)、オウンゴール数2位タイ、PK獲得数2位、PKからの得点数1位タイ、オープンプレイでのパス成功率及びポゼッション率2位、デュエル勝利数16位、空中戦勝利数18位、オープンプレイでのクロス数16位、ファール数17位、総走行距離17位

注目選手

HOME:ウニオン・ベルリン
FW 14 TAIWO AWONIYI(タイウォ・アウォイニ)

前節アフリカネーションズカップから戻ってきたストライカー。ネーションズカップでは、3試合に先発し1ゴールを記録。ブンデスリーガではここまで9ゴールを記録し、得点ランキング8位につける。ここまで見るとあまり脅威となる存在に見えないかもしれないが、彼の本当の凄さはそこではない。シックの時にも紹介しましたが、勝ち点に影響を与えるシーンでのゴール、アシスト数がアウォイニは尋常ではない。現在得点ランキングトップ3の上記のシーンでの得点、アシストはレヴァンドフスキ11点、シック5点、ハーランド12点であるが、アウォイニは8点を記録している。20もの得点に関与しているシックよりも多く、実に約90%のゴールが1点差で負けているときや同点時のゴールである。試合の結果を変えてしまうストライカーという意味では、ブンデスリーガでは異次元。侮ることはできない。

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AWAY:ドルトムント
FW 18 YOUSSOUFA MOUKOKO(ユスファ・ムココ)

今節私はスタメン起用されるのではないかなと思います。今シーズンここまで怪我や病気で思うようなシーズンを送れていませんが、昨シーズンデビューし、最年少ゴールを含む3ゴールを挙げた「ドイツの未来」は前節、途中出場ながら悪くなかった。スケールの大きさを見せてほしい。

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総括

ウニオン・ベルリンは前節負けてしまいましたが、徹底された守備意識、連携はまさに「鉄のウニオン」の愛称そのもの。そして、アウォイニのフィジカルを活かしたシンプルな攻撃、戦術理解度の高い中盤の選手もかなり魅力的。

ただ、特に前節目立ったのは、ビルドアップの不安定さ、フィニッシュの精度の低さ。この2点は大きな弱点となり得る。また、5バックになったときのCBとWBの間にボールを通されピンチとなるシーンがいくつか見られ、個人の判断ミス、プレーミスも気になった。

ドルトムントは前節徹底されたハイプレスに対してなにもできず、人数はかけるものの、決定的なシーンを作らせてもらえず、逆に相手のカウンターを喰らってしまうなど、ボール保持、非保持、攻守両面においてなにもさせてもらえなかった。

今節はウニオンが自陣で構えて守り、ドルトムントが相手陣内でボールを保持する。ウニオンはしっかりと守って、ドルトムントの重心が高くなったところで一気にカウンターを狙う。というのが、これまでの試合から予想されるのではないでしょうか。

スコア予想

FCU 0-1 BVB

現在のドルトムントからクリーンシートが達成できると予想する人はいないかもしれませんが、今節私はドルトムントがクリーンシートを記録して勝つのではないかと思っています。

ウニオンベルリンは守備意識が強く、カウンター時にあまり人数をかけてこない。前節から見るにそこまでフィニッシュの精度も高くなかった。そして、後ろでボールを回されている時の最終ラインと中盤のスペースもかなり気になった。このことから、ドルトムント対フライブルク戦のようになるのではないかなと少し感じました。

私は今節ドルトムントは3バックにシステムを変えるのではないかなと予想しているので、このことも加味して、このスコア予想にしました。

正直、今節激的に良くなるといったことはないと思います。ウニオンベルリンホームの試合はチームとしても勝利がなく、監督としても勝利がない。しかし、前節を見る限り私はチームの戦術的な相性としてはドルトムントが得意とするようなタイプのチームなのではないかなと感じたので、勝利すると予想しました。

ウニオンホームで初勝利を飾って、これからのELやリーグ戦に弾みをつけてほしいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また。

Heja BVB !!!

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