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アフリカ縦断記(2)エジプト深掘り編

こんにちは、前回のアフリカ縦断記を続きです!前回の記事はこちら☟☟☟

今日からは早速エジプトについて深くみていこうと思います。

異常な交通量の多さ。高度な運転技術。


まず、1番最初に驚いたのは、交通量の多さです。至る所でクラクションが鳴り響き、今にも事故が起こりそうな箇所ばかりでした。

渋滞じゃなくて、これが普通。


カイロは人口が1000万人を超える都市なのに、とにかく信号がありません。歩行者は車道を平気で渡ります。日本のようにタイミングを見計らって急いで渡るというよりも、堂々とゆっくり歩き、車がその横を華麗に通過していくような感じです。
この異常事態になかなか慣れず、右往左往していましたが、車に合わせて止まったり走らないようにすれば意外となんとかなるんだと気づいてからは私もエジプト人でした。

エジプトのギザのピラミッドに向かうため、UBERのバイク(5kmで120ポンド=六百円)を利用したのですが、ヘルメットはなし、不安定なバイクで高速道路を走り出した時は本当に死を覚悟しました。

でもドライバーさんの運転スキルが抜きに出ており、ワイルドスピードのワンシーンのように華麗に車を抜いて行く感覚がだんだん病みつきになっていました。日本でも乗りたいかも笑

特殊なスラム街の形態

エジプトの有名なスラム街、マンシェットナセルはゴミの街として知られています。

鼻が曲がりそうな匂い

マンシェットナセルは、リサイクルの街と言われ、カイロで作られるゴミの3割近くの廃棄物を処理されています。また地域に住む人の大半がごみ処理に従事しています。


私はそこに住む地域の人たちから経済格差の問題について考察しようと思っていました。しかし意外にも、現地に住む彼らは思ったより自分達のことを誇りに思っていたのです。
それは、カイロのごみ問題の解決が彼らによって進んでいること、地域のマフィアが地域を保安しており、犯罪率も非常に低いためでした。

リサイクルの街を深く進むと、聖シモン修道院がありました。スラムの雰囲気とは一変し、厳かな光景が広がります。この地域は完全に観光地となっており、たくさんの外国人がいました。

壁画絵



スラム街ではたくさんの子供や大人がお金を求めたり、連れ込もうとしてきたのに、聖シモン修道院に入る途端、彼らは引き返していきました。どうしてこんなに線引きができているのか、法律のせいなのか宗教のせいなのかすごく気になりました。

とはいえスラム街にもかかわらず、社会的意義を獲得し、安全性が担保されている
。これはスラム街が目指す一つのロールモデルなのではないかと感じます。比較のため、これからの訪れる国でもスラム街には訪れてみようと思います。

たくさんの視線•性理解への遅れ

すぐに囲まれた私

すごい視線を感じる。エジプトに来てから至る所で誰かに見られているような感覚があります。電車に乗るとき、お店に入った時、道を歩いているとき、常に視線を感じながら生活するのは少し不思議な感覚です。
決して蔑みのような目ばかりではなく、好奇的なものが多いです。特に、スラムの地区にいった時にそれは顕著に起こっていました

私は日本人が少ない環境が大好きなので、怪訝そうな目で見られることに何の抵抗もありませんが、一点だけ少し残念に思ったことがあります。それは性理解についてです。

男女格差(指数世界経済キャリアフォーラム2023より)

男女格差を占めたグラフです。数値が小さいほど、男女での経済格差が大きいことを意味します。日本は146カ国中125位、エジプトは134位です。

私はネイルをしています。フィンランドに住んでいた時に、ネイルの魅力に気づきファッションとして楽しんでいます。(ちなみにフィンランドは先ほどのグラフで3位)
しかし、エジプトでは私がネイルをしていることを笑う人がたくさんいました。
「男なのに、なぜネイル???笑、ゲイなの???」
私はストレートなのですが、ゲイであるとみなされること、そしてゲイがおかしいものとして認識している点はエジプトでの性理解の遅れを感じさせました。

性理解については日本も遅れているため、私同様に日本に来る外国人がたくさんの視線を受け、嘲笑されていると思うと、彼らが不快に感じる理由としては十分であると感じました。

以上、エジプトについて、自身の体験から帰納的に深ぼって見ました。日本の良さ、悪さが相対的にわかるとてもいい機会だと思いました。

最後まで読んで頂きありがとうございます。次回はピラミッドの時のお話をします。

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