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沖縄のお酒を楽しむ9選

 沖縄本島生まれ・沖縄育ち・地元情報誌や観光地で就業経験アリの筆者がおすすめする沖縄、お酒を楽しむ9選。酒造所巡りや居酒屋をはしごするのも良いけれど、バラエティ豊富に沖縄のお酒を楽しみたい!という方向けに厳選した内容をご紹介します。
※情報は2024年4月のもの


【北部エリア】

1.ナゴパイナップルパーク

日本国内唯一のパイナップルワイナリー
パーク内にあるワイナリーで県産パイナップルを使用したワインを製造。試飲はもちろん、ワイン3種飲み比べメニューや生搾りジュースの販売、パイナップルを使ったスイーツなども楽しめる。
【見学】有料・お土産の購入のみは無料
【場所】名護市

2.オリオンハッピーパーク

沖縄といえば外せない!愛される県民ビール
戦後のアメリカ統治時代に、沖縄の社会経済を復興させたいという創業者の想から生まれた「オリオンビール」。製造過程を見学したあとは試飲も可能なほか、ショップではオリジナルグッズなども販売。
【見学】有料
【場所】名護市

3.金武鍾乳洞の古酒蔵

一定気温18度の自然環境で熟成される古酒
地下30m、長さ270mの鍾乳洞内にある古酒蔵を見学できる。また、ボトルキープの有料サービスがあり、メッセージカードとともに5年・12年・20年のプランで熟成したあと希望の住所へ発送してもらうことができる。
【見学】有料
【場所】金武町

【中部エリア】

4.チャタンハーバー ブルワリー&
レストラン

サンセットを眺めながら味わうクラフトビール
「沖縄の自然」をコンセプトに、北谷生まれのクラフトビールを製造。海沿いにあるブルワリーにはレストランが併設されており、夕陽と海の風を感じながらゆっくりビールが堪能できる。
【見学】有料(飲食店)
【場所】北谷町

5.新里酒造株式会社

琉球の時代から受け継がれる沖縄最古の蔵元
琉球王府から酒造が許されていた三ヶ所の地域・首里三箇(しゅりさんか)の一つを受け継ぐ蔵元。最古とはいえど、泡盛コーヒーなどの飲料を沖縄ファミリーマートと共同開発したり、ウィスキーの製造免許を取得するなど新しいものを生み出して進化を続ける企業。
【見学】有料
【場所】沖縄市

6.イオンモール沖縄ライカム
「イオンリカー」

お土産もまとめて買うならココ
県内最大級のショッピングモール、イオンモール沖縄ライカム内にある「イオンリカー」では、本島はもちろん離島の酒まで豊富に取り扱う。また同フロアには沖縄のお土産セレクトショップ「美ら音.net」もあり、沖縄土産をまとめて購入できるので便利。
【施設】イオンモール沖縄ライカム
【場所】北中城村

7.ファッションキャンディ本店
泡盛BONBONショコラ

沖縄の蔵元が一箱に詰まった逸品
ちんすこうショコラが代表的のファッションキャンディから販売されているボンボンショコラは、47の蔵元に交渉と説得を重ねて生まれた努力商品。店頭では個売りもしているので気軽に試せるのが嬉しい。
【施設】無料(販売店)
【場所】宜野湾市 ※他小売店でも販売

【南部】

8.泡盛館

古酒泡盛と沖縄の文化を守り育てたい
泡盛への熱い想いが込められた施設内には県内48蔵元の泡盛が展示・販売されている。「泡盛熟成古酒販売の専門店」ということもあり、歴史ある古酒や特別な銘酒なども取り揃えているので、泡盛について学ぶ場所としてもおすすめ。
【見学】無料(販売店)
【場所】那覇市

9.まさひろギャラリー

数ある蔵元の中でも斜め上を行く注目酒造所
数年前「社員が頭に酒瓶を乗せて瓶踊りをする」というCMで県民の度肝を抜いた酒造所。一部商品のパッケージに記載されている「うまさひろがる泡盛」のキャッチフレーズが秀逸。ギャラリー内は工場見学が可能なのはもちろん、撮影コーナーやオリジナルグッズも充実。web予約の上来場するとミニボトルプレゼントの嬉しい特典も。
【見学】無料
【場所】糸満市

地元の酒は地元の酒器で

意味のあるやちむんで嗜む

 「カラ!(貸して!)」と言われることから名前がついたとされる「カラカラ」や(※諸説あり)、めでたい席で使われる「ゆしびん(嘉瓶)」、腰に下げて運びやすい形の「だちびん(抱瓶)」など、それぞれに意味のある酒器を使い飲むのもまた一興。
 ほかにも一口分注ぐと止まる「一口カラカラ」や、器に八分以上注ぐと漏れてしまう「教訓茶碗」など、お酒にまつわる面白い器もあるので、お酒と一緒に購入するのもおすすめ。

おちょこ一杯分で止まる一口カラカラ。

時代ともに歩んできた琉球ガラス

 戦後の物資不足のなか、米軍のコーラやビールの空き瓶を再利用して作られた物が米兵の土産物として人気が出たのち、沖縄の伝統工芸品へ認定された琉球ガラス。現在も廃瓶にこだわって作り続ける工房もあり、気泡が入っているものや不揃いの形をした昔ながらのグラスが美しい。
 海のようにゆらめく形のグラスで一杯飲めば、沖縄をらしさを感じること間違いなし。

ゆらゆらしたフォルムの琉球ガラス。

おわりに

盛り上がってる沖縄のお酒文化

 島酒(泡盛)は臭いというイメージはもう昔の話。現在は蔵元の努力により日々さまざまな製品が開発・発売され、クラフトビールのブームも続き沖縄にもさまざまなビールが登場してきました。ほかにも沖縄初の芋焼酎や、さとうきびを使ったラム酒など、沖縄で作られるお酒の種類も多様化しています。
 現地で飲むその土地の酒は、きっと格別な味わいなはず。旅の思い出に残る一杯を探してみてはいかがでしょうか。

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