また新しい自分を知る

先週、娘との久し振りのウィンドウショッピングとランチ。二人とも朝が弱いのでスタートはかなり遅め。かなりユルい親子。これはこれで私たちのスタイルなのでとてもストレスなしで過ごせている。

やっぱり、楽しい事は気分が上がる。

美味しい物を食べ、あ~でもない、こ~でもないと話し合えるのは家族でも友人とでも楽しいひとときになり、明日への活力にもなる。

わたしの場合、この為に働いているようなところもある。とにかく美味しい物とお酒が大好き。

美味しいものと言っても別に高級じゃなくてもいわゆるフランチャイズのお店でも、きたなシュランのような汚いお店でも美味しければどこでも大歓迎。

またお酒と言っても別に味とかではなく、あの雰囲気とか自分の気持ち。全てが大好き。

よくよく考えたら今の私はお酒を飲んだときの自分は最強で楽しくてかなり高得点で大好きだ。以前、自分に点数を付けるとしたら何点かと言う話を友人としていて、自分は20、30点と答えたような気がする。

理由は色々ある。とにかく自己肯定感が低いというところもある。パッと考えただけでもいいところなんて何もない。逆によく30点なんて言えたもんだな。と思ってしまうけどじっくり考えれば何とか絞り出して無理やり作って出てくるのかもしれない。それぐらいのレベルである。

世の中上手く出来ているなとは思います。点数の高い人もいれば、私のように低い人もいる。多分ちょうどよくできてるんだと思います。

以前、この私が友人にコミュニケーション能力が高い。と言われた。初めて言われたので自分ではビックリした。接客業をしてたからのようだ。

確かに。なんせ、学生時代は先生はおろか他人とまともに話せなかったんだから。

就職後はとにかく接客業とはなんぞやとみっちりと叩き込まれた。1週間の合宿から始まり。本部研修では毎朝屋上での声だし。それも屋上の端から端まで届くようにひたすら声を出す。届いた人から抜けていく。私はいつも最後まで残っていた(涙)まさに拷問。

現場では、お客様からの声を部門の人に伝えに行けば“声が小さい!もっと大きく。”“それじゃあ意味が分からない。誰がどうしてどうしたいのかまとめてから来い”パニクる私に“ゆっくり落ち着いて話せ”
接客のプロからは“歩き方がダメ。背筋を伸ばして”“ お客様が何をして欲しいか欲しがっているか考えて行動する”暇してブラブラしてれば“休む暇はない。あれして、これしてやる事は沢山ある”
時間を逆算して行動する。時間、仕事の組み立てかた。仕事はもちろんとにかく人として色々な事を教えてもらった。

とにかく色んな方の色んなご指導のもと、どんどんどんどん、一つずつ一つずつ接客に対しては自信を付けていった。

お陰様で20代前半でその仕事の資格の1級を取得する事が出来た。女性の先輩達でもなかなか持っていない中、私は配属先の周りの方々のお陰でまた自信をつける事が出来た。

仕事である程度余裕が出てきたら、次はお客様と会話が出来るようになってきた。必ず来てくれる方も出来てきた。そのお店そのお店でファンが出来た(笑)

退職するまでの間、5店舗で働いた。1店舗、約50名の従業員。大きい店舗はそれ以上。単純に計算しても250名。新店や新装開店の応援。テナントさんも合わせればそれ以上の方々とお仕事をさせてもらった。

マニュアル人間なので型にはまれば、人間関係もそつなくこなせるのかもしれない(笑)

知らず知らずの間に身に付いていたコミュニケーション能力。友人はよく見抜いたなと感心する。自分でもすっかり忘れていた。今の私を見てどこでコミュニケーション能力が高いと思ったのか不思議でならない。真相は分からない。ただあてずっぽに適当に言ったのかも知れないし。

また忘れていた記憶がよみがえる。それはまた今の私に少しの自信を与えてくれる。と同時にまた頑張ろうという気持ちも湧いてくる。

少しずつ少しずつ一歩ずつ一歩ずつ、焦らず自分のペースで無理せず進んでいきたい。

きっと大丈夫。

これからも大丈夫。