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被害者、そしてその被害者

この文章では性被害についての記述がありますので不快な気持ちになる方はブラウザバックを推奨致します。

ジャニーズ問題について、皆様に質問を投げかけてみようと思い文章を書き始めました。

最初に十分ご承知おき頂きたいのは、
私は現在ジャニーズ事務所に所属しているNEWSとジャニーズWESTを応援しているため知識や思考が偏っている可能性があるということ、
とはいえジャニーズという文化、概念が好きなのではなく数々の推しアーティスト、尊敬している人の一部が彼らなのであって、ジャニーズ事務所を称賛するような文章を書きたいという思いは一切無いということ、
そして最後に一番大事なことですが、この文章は決して被害者を否定したり加害者を養護するために書いた文章では無いということです。
言ってしまえば、ただのそこら辺にいる高校生が客観的かつ中立的な意見を知りたくて書いた、読む人によっては不快な気持ちになるかもしれない文章です。

さっそく本題に入りますが、私は一部の被害者としてSNSで活動をしていらっしゃる方やマスコミで取り上げられている方の問題に対するスタンスとネット上での所属タレントに対する意見に疑問を抱きました。
(本当に被害を受けて、想像ができないほど辛い思いをしたであろう方も勿論いらっしゃると私は思っています。そのような被害の事実はないとおっしゃる派閥が一定数いるのは一人のファンとして申し訳なく感じています)
そう感じた理由の一つが、被害を受けていただろうと予測できるデビュー済みの人物の名前を"本人が居ない場で"挙げた方がいるという点です。
勿論、被害者として声を上げ、嘘偽り無く誠実に質問に答え、事務所の改善、性被害の撲滅に働きかけたいと思う気持ちはわかります。
しかしながらこういったセンシティブな話は、他人と自分の考え方、感じ方が大きく違うことがあります。
ある人は大々的に知ってもらいたいと思うかもしれないけれど、逆に知られたくないと思っている人も確実にいるのです。
そういうディープな話なら尚更です。
声を上げたのは凄いことだと思いますが、私が言いたいのは、被害を受けた、受けていないという話ではなく、そもそもそういう話は自分から話をしてくれる人以外は触れないでおくべきではないかということです。
マスコミの質問を聞いていても思いましたが、上記で挙げた行為や、何も気にせず被害を受けたか受けていないかを直接聞くようなことは、紛れもなくセクハラですし二次被害です。
この文章を通じて"お前もセカンドレイプだ"とか言われるかもしれませんが、私はワンクッション置きました。
ツイッターの方でも、noteのはじめの一行でも、この投稿によって不本意に不快な思いをしてしまう方はできる限り少なくなるよう、置ける場所には全てワンクッション置いています。
純粋なジャニーズの投稿を見たい人が辛くならないよう、ジャニーズタグもつけていません。
(何ならツイッターはセンシティブな内容であると設定してあります)
そういった話を物怖じせずに発言できる彼の様子から被害者にしては精神的に強い人間であると感じましたが、それと同時に自分が被害を受けたのであれば辛さをわかるはずなのに、被害者かもしれない人にセクハラをするというのは全く笑えない、とも思ってしまいました。
私はそういう被害を受けた経験が無く、この文章内でも被害者にしかわからない気持ちが汲み取れていないのかもしれませんが、単純に一人の人間として、他人の領域にズケズケと入っていくのはどうなのかと思った次第です。

もう一つ、被害者の会に所属していらっしゃる方の一部の会見を聞いているときや文章を読んでいるとき、あからさまに言葉の端々に悪意が感じられるという点です。
(あくまで一部であって、そうではない方も勿論いらっしゃいます)
被害を受けた方にまぁまぁ怒らないで……と言う様で、非常に酷な話なのはわかります。
ただ、批評と中傷は別物です
それを理解せずに言葉を使っている方が数人見受けられる気がします。
被害者という肩書きで一時的に立場が強くなった彼等の発言はあまりにも影響力を持ちすぎているのです。
(これはマスコミの偏向報道も影響していると思いますが)
私は度々、肯定はしなくても良いが否定はしてはいけないと過去の文章やツイートで述べてきていますが、まさにそういう話だと思います。
人間同士の関わり合いはいくら相手がクソ野郎であろうと、お互いを尊重して行われるべきだと思うのです。
案外、「へー君はそう考えているのね、僕はそういう風には思わないけど」といった具合で丁度いいと思うのです。
意外にも、被害者側ならこのスタンスだけで圧力をかけることができるのものですし、それを見た過半数も迷うこと無く善悪をはっきりと理解できるはずです。
問題が問題ですので強い気持ちを持って戦わなくてはならないと思うのは十分理解できますが、あからさまに喧嘩腰で、敵対感情をむき出したままの発言はただの罵声です。
今現在、被害者の会に複雑な気持ちを持っている人の多数はこの部分と次に書く金銭的な話が気になっているのではないでしょうか。
そう、事務所の売上から3%を受け取り、財団を作って被害者を救いたいという件についてです。
ハッキリ言いますが私は嫌だと思ってしまいました。
事務所の売上はファンの方々が各々の応援しているグループのため、もしくは個人のために払っているお金です。
お金をたくさん使ったファンが偉いとかそういう事を言いたいわけではないですが(決してそんなことは無いと思います)、そのお金は仕事を頑張って、節約して、一人ひとりが一生懸命大好きな人のために貯めて払った、一種の応援の気持ちです。
他の人に対して払ったはずのお金を横から取られるのは、誰かを救うことが名目でもモヤモヤするものです。
いくら被害者の方であろうと、申し訳ありませんが私は許容できないと思ってしまいます。
本来金銭的な話はわかりやすい加害者がいる場合、事務所という大きな組織よりも直接加害者本人に請求すべきですし、加害者が亡くなっている今でも請求する場所は別にいくらだってあるはずです。
それに、財団を作るならクラウドファウンディングなり何なり、やり方は色々あるはずです。
そもそもの話、こういった問題で度々出てくる「心理的な問題であって、お金で解決できることではない」というニュアンスの言葉が一切出てこないのが私は純粋に疑問でしょうがないです。
ただ、被害を受けた方全員が全員そういうスタンスではなく、一部では心から事務所の改善とタレントの幸せを願っている人、静かに悲しんでいる人がいるというのも事実です
(彼等をもっと報道してほしいと私は切に願っていますが、それこそセカンドレイプなのかなとか思って複雑な心境です)

そして、所属タレントが加害者であると見なされていることについて。
学校でいじめが起こったときに見て見ぬふりをしているのと同じだという意見を何処かで見かけましたが、学校で当てはめるとするならば加害者は校長先生ですよね。
誰が校長先生からのいじめを止めようと奮起するでしょうか。
その立場になった時に、私だったら言い出せません。無理です。
しかも、それがいじめよりもディープな問題なのです。
本来機能するはずの警察も、証拠がないと動けないのです。
見ないふりをするとかそういう話じゃない気がします。
ニュアンスをうまく伝えられなくてすみません。
(正直な話、一番タチが悪いのは先程から括弧内で名前を出しているマスコミだと思っていたりします)
また、元社長のことを楽しそうに話していたタレントも多いことから、性加害については噂だけだと認識していた人も恐らく多いのではないでしょうか。
そう考えた時に、全員を加害者だと言い切ってしまうのは主語が大きいようにも感じます。
さらに、ジャニーズWESTを推しているからわかることですが、昔の関西ジャニーズの待遇は酷いものでした。
一人あたり500円の衣装は有名な話です。
(本人含めファンであるジャス民たちはネタにしていますが)
性被害に関わらず、事務所の待遇による被害者は沢山いると思います。
実は加害者だと思っている人が実は被害者だった、ということも有り得る話かもしれません。
これと付随して企業の契約の話が出てくると思いますが、特に規模が大きい企業さんは仕方がない部分も大きいと思います。
アサヒ、キリンの絶縁宣言には少し極端過ぎないかとも思いましたけど。
(今まで通り契約を結んでくださっている、所属タレントの内面を評価してくださった企業さんには心から感謝して消費活動に貢献していきたい所存です)

メディア露出の多い被害者の方々の人間的な問題やスタンス、金銭面の問題、そして所属タレントに対する風当たり。
私はこの件について、一部被害者に対して批判的とも取れるような書き方をしてしまいましたが(全くもってそのようなつもりはありません)、この文章をここまで読んでくださった貴方がどのように考えているのかが知りたいです。
どれが事実か分からない中、何を信じるかは個人の思想です。
批判的なコメントも、私に対してそれは違うのではないかというコメントも、勿論同意してくださるコメントも、全てお待ちしておりますが、お互いを否定すること無く有意義な意見交換を行えるように、書き方には十分配慮頂けると嬉しいです。
(あまりにも配慮が感じられない場合、私がただただ傷ついてお返事を返さないというだけです。よろしくお願いします)
また、この文章内で書ききれなかった話題や考えは沢山あり、ここに書かれていることは私の意見のほんの一部であるということをご理解ください。

最後に、被害者の皆様、所属タレントの皆様、ファンの皆様、全て人々の行く先が幸せに溢れていることを願って、この文章を終わりにしたいと思います。
それでは、次の文章でお会いしましょう。

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