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会社帰りに気になる人を橋でみかける|今週の日記(4/6〜4/12)

4月6日(土)  息子の入学式にお腹痛くなる

桜が満開の中、長男の高校の入学式に出席する。
新しい職場で働いて、初めての休日だから身体はヘトヘトだった。
式の最中に急にお腹が痛くなり、気もそぞろに。冷や汗も出てくる。何とか持ち堪えたが、この後急いでわたしの通院している病院に行かなくてはならない。終わってから駆け足で病院に向かう。
先生に新しい仕事が始まっても、決して無理をしないように、釘を刺される。
帰ってきてからはもうヘロヘロで動けなくなり、みんなの夕飯は近所の惣菜店のお弁当で我慢してもらった。
次男にもういいから休みな〜と言われる。
ちょっと泣きそうになった。

4月7日(日)  近所の大きな公園に桜を見に行く

仕事の疲れがなかなか取れない。
でも桜の見頃はおそらく今日しかない。
明日からまた仕事だし、来週まで桜はもたないだろう。意を決して坂の上にある公園まで桜を見に行く。
すごい人でちょっとひるんだが、桜は満開でとてもきれいだ。
たまたま開いていた桜の前のスペースにシートを敷いて1人お花見をする。
身体の疲れも忘れて心が癒されていくのがわかる。やっぱり来て良かったなあ。今年の桜は来年には見れないし、きっと見なかったら後悔していただろう。桜は心を浄化してくれる不思議な花だな。また来年もきっと見よう!忙しいとかそんな言い訳をして大切な時間を後回しにするのはもうやめようと決心する。

4月8日(月)  家と仕事場を往復する日々

当たり前だが、毎日仕事に行っている。
今までは休職をしていたから、家にいる時間が長かった。だから毎日出勤するのは新鮮でもあり、また疲弊もする。
仕事をしている間は当然だが、仕事の事をずっと考えている。他の事を考えている余裕はない。
今までと比べるからいけないのか、寂しくもある。仕事、大事だけど、やっぱりどうせ同じ時間を過ごすなら好きな仕事をしたいな。
時間はとても貴重だ。大切に使わないといけない。若い頃のようにがむしゃらに働く歳はあっという間に過ぎたのだ。
どんな仕事も楽しいことはもちろんあるけれど、何となく無駄な時間を過ごしてしまっているのではないかと違和感を感じる。
好きなことを仕事にするなんて、一部の人だけ?その一部の人になってやろうではないか。
そのためには行動あるのみ!と固く決意する。

4月9日(火)  時は取り戻せない

新入社員から、出版社に勤めたり、ライターだったり、いわゆる物書きだった経験がある人が非常に羨ましい。
わたしは書くことが好きだけど、本や出版に関わる仕事をしたことがなかったから、経験がない分自分で勉強しなくてはならない。
若い頃に時は戻せない。あの頃に戻ることはできない。
だから、これからは自分の時間を取り戻して、貴重な毎日の時間を大切に生きていきたい。
と、仕事をしながら、考えた。

4月10日(水)   会社帰りに気になる人を橋で見かける

会社の帰り道、毎日、橋の上でキャップを被り、うずくまり、俯いて顔を見せないようにして座っている人がいる。目の前には缶が置かれている。顔が見えないので男の人なのか女の人なのかもよくわからない。
おそらく、缶にお金を入れてください。と言うことなんだろう。
大道芸人ならわかる。でもその人はただ座って施しを待っている。
どんな事情があるのかわからない。
病気で身体が動けないのかもしれない。
でも働く辛さと、座って施しを受ける惨めさ、その人にとってはどちらが辛いだろう。
確かに生きにくい世の中だ。格差はどんどん広がっている。
でも本当に手立てはないのだろうか。全て手を尽くしたのだろうか。
いつも気になりながらも足早に目の前を通り過ぎるわたしは冷たいのだろうか。
正解がわからないまま、今日も家族の待つ家へ急いで帰った。

4月11日(木)  仕事張り切り過ぎて頭痛がした

毎日新しいことを覚えなくてはいけない。
初めての転職、業種なので覚えることがたくさんある。この歳で覚えると言ってもなかなか頭に入ってこない。そのうち、お腹が痛くなり、頭痛がしてきた。
いけない!また体調を崩しては後がない。
とりあえず焦らず、ゆっくり取り組むことにする。無理はしてはいけない。
違う業種と言っても今までの仕事の経験は活かせるところもありそうだ。
ああわたし、今まで一生懸命働いてきたんだな。あの頃のわたしが今のわたしを助けているよ。あの頃のわたし、ありがとう。

4月12日(金)   待ってましたの金曜日

金曜日の夜が一番解放感があるのではないか。
明日、明後日とお休み。明日は退職関係の書類の整理や入学祝いの返礼など、やることはあるが、大きな予定はない。
さあ、家事もそこそこにして夜更かし楽しむぞ!
カモミールティーいれて、溜めていた朝ドラの録画を見たり、SNSをチェックしたり、他の方のnoteを読んだり、本を読んだり…
ね、眠い…疲れが溜まって自然と瞼が落ちていた。
今、わたし寝てたよね。寝てたわ。本の内容が頭に入ってこない。
こうして一番楽しいはずの金曜日の夜はあっけなく終わるのだった。

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