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エビと牡蠣のアヒージョ@スペインバルAlba クラシックとモダンが同居のリオハワイン
同僚と仕事上がりに大手町スペインバルAlba(アルバ)へ。全面ガラスサッシで開放的な席が気持ちいい。店に入る前にビールを2杯ほど飲んでいたので、頭から赤ワインで始める。スペインの王道リオハを。スペインワインはある程度熟成したものが飲食店でもリーズナブルな価格で置いていることが多く、大変重宝する。今回はリオハワインを2本開けたが、6年、12年熟成。エビと牡蠣のアヒージョに合わせた。
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マルケス・デ・リスカル, ティント レセルバ, スペイン, リオハ, 2017
Marques de Riscal, Rioja, Spain, 2017, 14%, 5,500円(レストラン価格)
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1858年にリスカル侯爵が設立。1868年にボルドーのシャトー・ラネッサンの醸造者ジャン・ピノーを技術チームに招き入れた。テンプラニーリョ品種にグラシアーノ、マズエロ(カリニャン)をブレンド。
香りにはジャミーな濃厚なベリー果実香にやや明瞭に樽香とスモーキーなニュアンス、ダークチョコレート。
味わいはパワフルな果実味ながら適度に酸味を感じる。クラシックとモダンの両面を感じる魅力的リオハワイン。
エビのアヒージョにワインを合わせる。白ワインを合わせるのが定石と思いつつ、しっかりした酒質のリオハ赤ワインにはどうだろう。ワインのこなれた果実味は唐辛子へ高いシンクロ。果実味の緩急は辛味に立ち上げられたエビの旨味をしっかりと引き立てる。期待を超えるペアリング。相性: ★★★★☆
さらに、スペイン リオハのワインを。先日、ラモン・ビルバオのフラグシップ、ミルトを飲んですっかりファンになってしまった。
お店にはミルトも置かれていたが、同じ生産者の一つリーズナブルなものをあり注文。とはいえ、グラン・レゼルヴァ。ヴィンテージは2011。原産地呼称法による規定でグラン・レゼルバは、最低60ヶ月熟成(うち18ヶ月の樽熟成)だが、このワインはそれ以上の熟成期間を経て出荷される。
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牡蠣のアヒージョが運ばれてくる。大ぶりの牡蠣はプリプリの食感を残した絶妙な火入れ。自宅でアヒージョを調理すると、段取りがうまくいかずつい火を入れすぎてしまう。
Ramon Biilbao, Rioja, Spain, 2011, 14%, 8,500円(レストラン価格)
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1924年、リオハ・アルタ地区の中心アロに設立。「モダン・スパニッシュ」と呼ばれるスペインワインの新しい趣向を語る上で、欠かせないワイナリーのひとつ。テンプラニーリョ品種90%、グラシアノ5%、ガルナッチャ5%をブレンド。
熟成によりこなれてドライフルーツ香を強めに、樽香は明瞭だがしっかりと溶け込み一体化、チョコレートやコーヒーのビターで深みのある香り。
味わいには力強さとともに、熟成による奥行きやエレガンスを伴い、リッチで非常に長い余韻、幸福感に浸れるワイン。
牡蠣のアヒージョに。ワインのパワーと深みがやや牡蠣を圧倒してしまうが、ワインを合わせた後もしっかりと牡蠣のフレーバーを感じる。牡蠣のほろ苦さや磯の香りにも反発しない懐の広さはさすが。プリプリの大ぶりの牡蠣には白ワイン、ロゼワインが合いそうだが、もう少し火を強く通してぎゅっと風味を凝縮させると赤ワインへの同調が高まりそう。相性: ★★★☆☆
ビールの後にワインを一人一本ずつ飲み、やや記憶が曖昧だが、このような料理を注文していた。美味しかった記憶は残っている。
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最後はカジュアルな赤ワインで締める。
ボデガス カルチェロ, スペイン, フミーリャ, 14.5%, 4,500円(レストラン価格)
Bodegas Carchelo, Jumilla DO, Spain, 2020,
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スペイン南東部ムルシア州フミーリャのカルチェ山脈の麓に位置。フミーリャのワイン作りの近代化に一役買ったパイオニア的存在。モナストレル品種40%、テンプラニーリョ30%、シラー20%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%をブレンド。
果実香はこざっぱりしていて、チョコレート、スパイシーなノート。
フルーツの凝縮感は控えめでややアンバランスか。
桜エビ入り カッペリーニのフィデウアに。ワインのスパイシーなヒントが料理の余韻にアクセントを与えてくれて楽しい。相性: ★★★☆☆
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