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たこキムチ 温泉宿で就寝前にローヌワインでまったりと

 温泉でゆったりした後、地元・地酒を楽しみ、就寝前に部屋でゆっくり。宿に向かう前に酒屋で購入した南仏、ローヌの赤ワインを開ける。宿の近くのコンビニで購入した“たこキムチ”に合わせる。 山あいでもコンビニでこういうちょっと気の利いたおつまみが手に入りありがたい。

 過去のNoteを見返すと半年前に同じたこキムチに、イタリアカラブリア州の赤ワイン、シチリア島の白ワイン、ギリシャの赤ワインを合わせていた。

 さて今回のワイン。南仏の力強く、それでいて洗練されたワインといえばギガル。数万円のワインから、今回のように1,000円台のワインまで幅広く手掛ける。リーズナブルなレンジも手抜かりなし。フランス旅行中、夕暮れのパリのカフェで楽しんだ思い出深いワイン。

E・ギガル, コート・デュ・ローヌ, 2018, 1,640円
E Guigal, Cotes Du Rhone, 2018

 ギガルの創業は戦後間もない1946年。その後、わずか半世紀でコート・ロティ、コンドリュー、エルミタージュなど北部ローヌを代表する多数のアペラシオンを所有し、名実共にローヌ・ワインを代表する生産者に。このワインはシラー50%、グルナッシュ40%、ムールヴェードル10%のブレンド。長めの醸し発酵。オークの大樽で1年半の熟成。
 完熟したブラックベリー、プルーン、ブルーベリージャム。微かに黒コショウのスパイスのニュアンス。 皮革製品の野趣を感じる香りも混じり、力強く複雑なフレーバー。
 果実味の凝縮感たっぷりで緻密な質感。大樽熟成か好気的な大らかな味わい、タンニンは力強いが攻撃的ではない。アルコールが高いわりについ飲み進んでしまう。

 たこキムチに。こま切れのタコは程よく水分が抜けていて力強い弾力があり、自然と咀嚼回数が増える。噛むたびにキムチの唐辛子のフレーバーが重なり、得も言われぬ風味の二重奏に。その余韻にワインを。ギガルのローヌワインは緻密でかつ酒質が強く、風味ボリュームの大きいタコとキムチのコンビネーションすらも圧迫しそうになるもしっかりバランス。。タコのほんのりとした磯の香りへのシンクロが期待未満だが、ワインのパワフルな果実味とスパイシーなヒントは、辛味との相性よくついついつまみ、飲み進んでしまう楽しい組み合わせ。相性: ★★★☆☆

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