オリーブオイルとハーブほんのりサーモン 洗練のフランチャコルタ
先日の友人宅でのイタリアワイン会。
1本目はゲストが持ち寄ったペリエ・ジュエ ロゼ。その後はイタリアワイン好きのホストが用意したイタリアワイン尽くしだ。イタリアワインは大好きだが、私の最近のワイン趣向は伝統国からニューワールドまで広く浅く、興味あるものは手あたり次第のスタイルなので、このように一点掘りの機会はありがたい。テーマを持ってワインを飲み比べると、1本のワインを数杯飲み続けるより、味わいの違いを感じやすく学びが大きい。よって、我が家でも一本のワインを飲んでから次のものを開けるということはせず、常にセラーの中に5本以上のワインが開いており、それをチビチビと同時並行で飲み進めている。
当日のワインリストは以下。スパークリングワインの後、白ワイン2種、赤ワイン3種。
王道のベラヴィスタのスパークリングに始まり、シチリアのカジュアルな白、スーパートスカーナを産出することで著名なボルゲリから珍しい白。赤ワインはテヌータ ディ トリノーロのセカンドラベルに繋ぎ、その後は22年熟成のスーパートスカーナ、バローロでフィナーレという素晴らしい構成だ。
①スパークリングワイン:ベラヴィスタ フランチャコルタ・グランデ・キュヴェ・アルマ・ブリュット
Bellavista, GRANDE CUVEE ALMA BRUT, Francia corta DOCG
②白ワイン:クズマーノ インソリア 2019
Cusumano, Insolia, Sicilia IGT,Italy, 2020
③白ワイン:グラッタマッコ ビアンコ ボルゲリ ヴェルメンティーノ
Grattamacco Bianco Bolgheri Vermentino DOC,2018
④赤ワイン:テヌータ ディ トリノーロ, レ クーポレ ディ トリノーロ
Tenuta Di Trinoro, Le Cupole Di Trinoro Tenuta Di Trinoro, Toscana IGT, 2019
⑤赤ワイン:トゥア・リータ ジュスト・ディ・ノートリ
Tua Rita, Justi Di Notri, Toscana IGT 2000
⑥赤ワイン:アルド・コンテルノ バローロ ブッシア
Poderi Aldo Conterno Barolo Bussia D.O.C.G.2000
まずはスパークリングワインから。
ベラヴィスタ フランチャコルタ・グランデ・キュヴェ・アルマ・ブリュット 約5,500円
Bellavista, GRANDE CUVEE ALMA BRUT, Francia corta DOCG
瓶内二次発酵のワインの奥行きや複雑さは備えつつ、果実味のみずみずしさと、約8割用いられている白ブドウのシャープな酸が心地よい (ブレンド比率はシャルドネ 79%、ピノ・ネロ20%とピノ・ビアンコ1%) 。イタリアワイン会のスタートにうってつけのフランチャコルタだ。
オリーブオイルとハーブがほんのり香るサーモンに合わせた。ゲスト持ち込みのペリエ・ジュエ ロゼとの相性も抜群だったが、こちらも引けを取らない。サーモンの旨味と脂にワインのシャープな酸味が乗り、口内の幸福度が一段引き上がる。サーモン以外の魚介と合わせるポテンシャルという意味では、このワインが一段上か。
相性: ★★★☆☆
昼過ぎから始めた宴は日が沈む頃まで続く。
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