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穴子の蒲焼き インド産シラーズのアンフォラ熟成とコンクリートタンク熟成ワイン

スーパーで穴子の蒲焼きを購入。国産ながら安い、丸々一尾で300円。横に並んでいる鰻の1/5ほどの値段。よく見るとイラコアナゴ使用と記載がある。マアナゴの代用品として、スーパーで穴子の蒲焼きといえば大体イラアナゴのようだ。回転寿司もこのイラコアナゴがほとんど。食感は水分がやや多く、少し土や泥っぽいニュアンスが強めに、ほろ苦さがやや明瞭。甘辛いタレでなんとかやり過ごせるが,個人的には食味はそこまで好みではない。黒胡椒とクミンをかけて少し味変してみた。クミンもスパイスが風味を立ち上げて面白いがあまり好みでないフレーバーも立ち上がってしまったので胡椒のほうが良い。ストックがなかったが山椒ならなお良かったかも。

さて、アナゴの蒲焼に合わせたのは先日開栓したインド産ワイン。シラーズのアンフォラ熟成、シラーズを含む5種のブレンドをコンクリートタンク熟成したもの。まずはアンフォラ熟成から。

グローヴァー・ザンパ, シグネット, シラーズ, アンフォラ, 2019, 14%

アンフォラ熟成のシラーズ。
香りにはよく熟したブルーベリー、黒色系ベリー、そしてスミレが明瞭に絡み、ローズも。快活な印象。ほのかにリコリス、樽の影響なく力強い果実香がダイレクトに、インキー。
(89.5/100)(1月21日)
穴子の蒲焼にワインを合わせる。ワインの果実味がビビッド、ダイレクトで、穴子の土っぽい素朴なニュアンスとは少々方向が違う。甘辛いタレとはまずまずの相性。黒胡椒を振ることで、料理とワインの距離は多少縮まる。相性: ★★★☆☆

続いてシラーズ主体で5品種ブレンドのコンクリートタンク熟成のワインに。

グローヴァー・ザンパ, シグネット, スペクトラム, 2019, 14%

シラーズ、サンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、ミュスカのブレンド。コンクリートタンク熟成。
香りには凝縮感のある果実香、黒色ベリーと赤色ベリーがバランスよく香る。ほんのりと血液、皮革の野趣あるフレーバー。
(89/100)(1月21日)
穴子の蒲焼に。こちらも果実味がストレートで穴子の奥ゆかしい風味を圧倒してしまう。こちらも胡椒を振ると多少距離は近付いたが期待したレベルには至らない。果実味は赤みベリーを含み快活なので、タレを思いっきり甘辛にするともう少し距離を近づけられるかもしれない。相性: ★★★☆☆

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