dek inc. のこれまで きっかけ編

こんにちは。dek inc.代表のイシイです。

このnoteは4時間かけて書きましたが、なんと5分で読めます。。。

さて、前回の記事では、スピードを重視して削った部分がいくつかあります。なんで立ち上げようとおもったのか、なんでdekなの?など、一つ一つの謎をnoteで数回に渡って皆様にお伝えしていきたいと思います。最終回まで温かい目で読んでいただけると幸いです。

夜中の2時半、男子高校生イシイは悩み始めた。

前回のnoteにも掲載した、一つの動画がきっかけでした。

(yosukeさん、和訳本当にありがとうございます。この場を借りて感謝申し上げます。)

正直、見終わった後は涙が止まりませんでした。私もオーストラリアへ留学した時に、アジア人だからと男性器の小ささをバカにされましたが、そんなことでショックを受けていた自分が恥ずかしい。なんでこんなにも理不尽なことがあるのだろう。そして自分はなんでこれを見てるだけなんだろう。

この動画の中で、一人の男性が今の16歳頃の人たちに社会を変える新たな何かいい方法を編み出してくれと言っています。それは何度も繰り返す同じ光景への怒りでもあったんだと思います。

自分たちができる方法にはどんなものがあるのだろう、怒りと悲しみの中考え始めました。

例えば、、、

ディスカッション : 他者の意見を知ることはできるが、「異なる意見が知れてよかったです」という感想で終わりやすく、解決策に繋がりにくい。また、もともと興味がある人しか参加しない。

ビジネスコンペティション : 中高生の認知度が低く、敷居が高いことから、全世代を巻き込んだ活動となりにくい。また、参加後に実際に起業するかは個人に委ねられているため成功率が低い。

SNSメディア : 表示アルゴリズム的に「気持ちよくなれるpost」(=自分の趣味に合う、など)が影響力を持つため、社会問題などは関心のない人たちに届きにくい。手軽に見れる反面、記憶に残りにくい。また、他にも多くの団体がすでに活動している。

デモ行進 : COVID-19のせいで学校の授業も自粛されているなか、一人でも感染者を自分の立ち上げた団体の中で出した時に耐えられない。インパクトは確かにあるが、一時的なもので終わってしまう可能性も大きい。(個人的な理由も含まれていてすみません。また、COVID-19にした理由はこちらの言葉で検索したほうが正確な情報が出やすい気がしているからです。)

うーーーーん。

人種差別という社会構造も含めた歴史的な問題。たくさんの人を巻き込みながら平和で不可逆で劇的で創造的にそれを解決する方法は、私の中には出てこなかったのです。ただ、この状況を変えたい、そんな思いを忘れてはいけないという思いだけははっきりと自分の中に浮かび上がってきました。

どうすればこの思いを忘れずに、他の人を巻き込みながら10年後へ繋いでいけるだろう。その答えがなんと、Tシャツだったんです。

Tシャツはオフラインであり、オンライン。

最近、父が買ったまま太って着られなくなった、Surfrider Foundtion(以下SF)のパーカーを譲ってもらって着ていました。おしゃれだし、たまたまサーフィンやっているし、というだけの理由です。

それを着て、学生団体が集まるイベントに参加した時のこと。SF知ってるの!?環境問題に興味あったりしない?と声をかけられたのです。

あ、洋服は自分のメッセージを表示する手段にもなり得るんだ。そう気付いたのです。(ある意味こんな風に笑)

よくよく考えてみると、利点はこんなにあるんです。

・物理的なものであることから、クローゼットを掃除するときや日々の生活の中で目について、リマインド効果がある。

・街中で着ることで、インスタやフェイスブックなどでのつながりを超えた場所でメッセージ発信をすることができる。

・電子機器ではないので、高齢の方でも小さな子でも年齢による壁がない。

・「Tシャツ」は特別なものではなく、日常の中で使える実用品であり、価格帯がそこまで高い商品でない。

・デザインがよければ社会問題に興味がない人にもまずは知ってもらえる!

メッセージTシャツを着続けることで、長く静かにできるデモになる!単純なアイデアだけど、世界を動かせるかもしれない!リマインダーになってくれるTシャツを作ろう。

そんな想いから、悩んでいた男子高校生イシイはReminder T projectを始めたのです。

でも、その団体がなんでdek inc. なのか?イシイ以外にどんな人がいるのか?

そんなことを次回はくわしく書いていこうと思います。ヒントはエスペラント語です。笑

最後までお読みいただきありがとうございました!感謝です!次回にご期待ください!

2020.June.7 4:00 AM

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