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【受験のための栄養】不安や緊張への栄養アプローチ❣️食は受験の強い味方

1.心配症の親の子どもは心配症?

自律神経を整える療育整体や、愛着障害の対応、栄養療法を学び、不安や緊張緩和はいろいろなアプローチがあるのだなと、わかってきました。

Eley,T.ら(2015)[1]の研究では、「不安と神経症の両方について、モデルは、親から思春期の子への有意な直接的環境伝達を支持する結果を示した。一方、有意な遺伝的伝播の証拠はなかった。」と結論づけています。

要するに、「子どもや青年は、モデリングなどの多くの経路を通じて親から不安な行動を学ぶ」ため、「心配症の両親に育てらえた子どもは、やはり心配症になりがち」だということです。
大人が、親が不安になってばかりいると、子どもたちは不安な気持ちが強い大人に育っていくということです。

子どもたちや若者達の不安が強すぎると挑戦ができなかったりして、素晴らしい力を持っていても、発揮できないということになりかねません。
それでなくても、人生にはめげずに戦わなければならない逆境がたくさん待ち構えていますからね。
例えば、子どもたちの逆境といえば、受験や試験なども一つといえますね。

2.ここぞ!と言うときに、不安や緊張に振り回されない、栄養からのアプローチ

先日、安藤麻希子先生がInstagramでライブ[2]をしていました。
タイトルはずばり、「受験合格に栄養は強い味方―これは押さえておきたいポイント―」

[2] 受験合格に栄養は強い味方―これは押さえておきたいポイント― dr.makiko_ando (Instagram live)

https://www.instagram.com/tv/CoZm5AxJf9K/?igshid=YmMyMTA2M2Y=

安藤先生は、御自身がさまざまな体調不良を繰り返し、分子栄養学にたどり着いた方です。
そして、受験については、昨年の御子息の受験のときに実践されたご経験をもとに話しているから、説得力あります。
もっと早く知りたかった🥰

でも、今からでも遅くないです。毎日コツコツ栄養を満たすことで、どの世代であっても、次の大きなステップや試練に、不安や緊張知らずで挑めるから。

3.後天的遺伝という視点

親なら子どもが持つ潜在能力が存分に発揮できることを願うものでは?
子育てしているとき、親である自分たちより一歩でもよく育てばいいなと、常に思っていました。
後天的遺伝[3]という言葉を知った時は、なんて希望があるいい言葉かと思ったものです。
「動物実験で,後天的な変化は本人だけでなく,直径の子孫数世代にわたり続く可能性がある」[3]ということが明らかになったということです。
要するに、遺伝子だけでなく,その人に起こるさまざまな出来事が次の世代に影響を与えるという考え方です[3]。

例えば、親が子どもの頃から栄養状態が悪いと,その子どもや孫が心臓病や糖尿病など持病を持つ可能性が高くなるという具合に、日々の生活からも遺伝していくのです。
今のライフスタイルとか自分自身の健康が、子どもや孫に続く数世代の健康にも影響を及ぼす可能性があるということですね。

なぜ希望があるかって?
だって、今、私が知識を得て食習慣や生活習慣を変えることで、子どもや孫、その下数世代の健康に好影響を及ぼせる可能性があるのですよ🥰
凄いと思いませんか。
というか、逆に考えるとすごく責任重大💦

4.生涯発達の視点「人はいくつになっても形成されるもの」

また、私の恩師の一人、菅野純先生[4]が退官の最終講義でおっしゃった
「生後一か月までとか3歳までと言われる臨界期という現実も認めないわけではないが,人はいくつになっても形成されるものと考えている。」という言葉も希望がある大好きな言葉です。
最終講義で初めて言及されたこと。現役の時は心に秘めていらしたのかな。

私は臨界期を受け止めはするけれど、誰にでも絶対ではないはずだと信じています。だって、人間って素晴らしい力を持っているから。生涯発達するのが人間だから。
科学やエビデンスばかりでは、野生の勘が鈍るかもしれないね。
臨界期なんて知らなかったら、毎日毎日続けて、何か少しでもできるようになるのではないかな。

そんな思いを持ってこそ、子育てってできるのではないかしら。
さらに、未発達な自分をも発達させることができるのではないかな。

ということで、食のアプローチからも不安や緊張に振り回されないようにできる❣️というお話しでした。
できることをいろいろやってみて、子々孫々のためにも、不安や緊張に振り回されないで生きたいものですね。

必要としている人に届きますように🥰


[1]The Intergenerational Transmission of Anxiety: A Children-of-Twins Study.Eley,T.,et al.2015. Amerigan Journal of Psychiatry172(7):630-37
[3]「幸福の習慣」トム・ラス,ジム・ハーター(2011)
[4]「子どものこころを育てる『ひとこと』探し」菅野純(2002)ほんの森出版
[4]「わが子の『やる気スイッチ』はいつ入る?」(2009)主婦の友社

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