デザインにおける二次元と三次元

まだおぼろげで文章で上手く書ける自身もないのですが、何かコアな部分に近づいた感覚もあり、いつものように雑文を綴ってみたいと思います。

ぼくは常日頃ファッションの世界のかなり狭い部分ですが、興味を持ってみていて、その仕組みを知ったりお店で買ったりする中で、デザイナーや企業の考えやスタンスから学びを得ています。これは、いつも読んでくださっている皆様は知ってくださっている部分かもしれませんが。

何故、建築以外の分野から学びを得ようとしているかというと、それに気づいたのは、過去に日経MJというマーケティング系の新聞を購読している時でした。そこにはあらゆる業態の最新の動向が載っているのですが、建築以外の分野では、斬新なアイデアがめちゃくちゃ出ては消えて行っているという事実を思い知らされました。

例えば、飲食業界の話で、人材不足が叫ばれるようになって久しいと思うのですが、そんな中で、逆にお店の空間を一人で回せるように作ってしまうというアイデアが載っていたり。そういうアイデアに触れては驚かされていました。そして思ったのは、参入障壁の低い業態の方が、新規のアイデアの発明が盛んであり、それを見ていくことで、我々のいる建築業界に大きなフィードバックが得られるのではないかということでした。

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