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プレイガイド以外でチケットを買う事について

イベントやライブ、スポーツ等、会場で必要になるチケット。

チケットというと、『チケットぴあ』や『イープラス』などのプレイガイドや、会場売店や通販などで購入する事が一般的だと思われる。

私も、かつては上記のような手段でしか、チケットを購入できないとばかり思っていた。
プロレスに出会うまでは…。

①選手取り置き

私がプレイガイドや売店以外で初めてチケットを購入したのは、2016年1月の事だった。

2016.1.31、DDTプロレスリング後楽園ホール大会・『木高イサミvsマサ高梨(現:高梨将弘)』

前年の2015年、初めて見に行ったDDTプロレスリングで、ユニット・『酒呑童子』に惚れるようにしてハマった私は、ユニットの参謀役である高梨の至宝挑戦に胸躍らせた。

2015.8.23 DDTプロレスリング両国国技館大会で勢揃いした、『酒呑童子』

その際、選手からメールで直接チケット取り置きが出来る事を知った私は、推しのハレの大一番でチケットを購入。

これが私にとって初めてとなる、選手取り置き予約だった。

チケットを引き換えた時に見た高梨取り置きの封筒は、輪ゴムで留めれば縦に置いても自立するのではないかと感じるくらい、分厚かった。
後にも先にも、そんな光景に出くわした記憶はない。

試合は高梨が惜しくも敗れたものの、一緒に見に行った父と「凄い試合だった」と胸を打たれた気持ちは今でも忘れられない。


チケット取り置きは基本的にキャンセルができないため、大会直前やプレイガイドで買い逃した時に使いがちな手段ではある…。

ただ、その時のやり取りの中で「大会楽しみにしています!」、「試合、楽しみにしています!」と伝えられる喜びも、(勝手ながら)取り置きの魅力なのかなあ、と感じている。
(※チケット以外の過度なやり取りはNGなので、予約する側は弁えなければですが…)

②バーでの直接購入

プロレスという趣味がキッカケで、プロレスバーなどの夜の酒場に繰り出すようになって以降、偶然バーに営業で来られていた選手・関係者の方から直接チケットを購入する機会も生まれた。

先述したメールでの取り置き形式もあれば、選手・関係者がたまたま持っていたチケットを直接購入する形式もある。
共通しているのは、その場の会話から生まれるサムシングだ。

2021.12.1に行われた、12.26 DDTプロレスリング代々木第二競技場大会のチケット即売会にて。
新宿や池袋などのエリア毎にチームが分けられ、チケットの販売数を競った。

Twitterやメールだけでは響かないチケット営業も、対面でお話した瞬間に障壁を飛び越える事がままある。

それは果たして、アルコールによるものなのか、話が面白いからなのか…。
多分、両方だろう(笑)。

それでも、興味関心を持った機会が後々に繋がる事もある。
こういう御縁の有難みたるや。


③即売会イベント

最近では開催する回数こそ減ったものの、チケットの即売会イベントもまた、売店やプレイガイドとは違った趣を感じさせてくれる。

大会前から注目事を共有して、盛り上げる手法だ。

2019.3.9 プロレスリング・ノア横浜文化体育館大会 公開調印式
大会チケットを持っていれば、会見やサイン会に参加できるという太っ腹企画だった。
2020.3.8 『王子最強タッグ決定ワンデーリーグ戦』の記者会見風イベントの一幕。
後に興行は中止になってしまったものの、藤田ミノルのカラオケも聴けた思い出。

こうした対面の機会で買うチケットも、大会に向けた楽しみだったり、応援の気持ちを僅かでも伝えられたりする素敵な機会だ。

2018年末、プロレスリング・ノアのチケット売店に他団体所属の長井満也(ドラディション)がいた時も記憶に残っている。

「今、チケット買ってくれた人と一緒に写真を撮ってるんだけど、いいかな?」

チケット購入で即席2ショット撮影会をしてくださったホスピタリティ、今振り返っても凄い…(感動)


まとめ〜久しぶりに実券を買ってみて〜

新型コロナウイルスが蔓延した2020年春以降、上述した『バーでチケット購入』や『チケット即売会』といった機会はめっきり減ってしまったという実感がある…。

新しい生活様式とやらは、そうした日常の細やかなワクワクすらも奪っていった。

だが最近、何気ないチケットとの出会いが、久方ぶりに私の所へと訪れた。

2022年春、新宿二丁目にオープンした『ナツバー』に行った時の事だ。

プロレスラーの夏すみれがカウンターに立つバーで、話題は5.20に控えた自主興行に移った。


この興行のチケットは通販メインで売られていたのだが、購入するタイミングをイマイチ掴めないまま、ナツバーに来てしまった私(苦笑)。
しかし、チケットの話になると、思いがけない展開が訪れた…。

「実は今、チケットがあるんですよ!☺️」

何と偶然にも、この日は興行のミーティング終わりだったそうで、チケットを保有している選手から直接購入する奇跡に恵まれたのだ。

「普段は選手の通販サイトで売っているので、実券は会場でしか出していないんですよ」

私自身、チケット即売会を除けば、バーで久しぶりにチケットを購入したような気がする。
こういう偶然や奇跡から生まれた、チケットという御縁の素晴らしさ!

コロナ禍ではあるけれど、そんな御縁に触れる機会が少しずつ戻ってきたら嬉しいな、と感じた、新宿二丁目の夜なのでした。

「大会(試合)、楽しみにしています!」と直接相手に伝えられる機会は、何よりも尊いのだから…。

ナツバーは、良いぞ~!(ステマ)



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