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令和4年のGO ACTION〜第一回・Judgement〜
はじめに
2022年1月〜2月半ばまでの約1ヶ月半にわたり、プロレスリング・ノアで計6試合、潮崎豪のシングルマッチが組まれました。
2020年から約1年以上もの間、GHCヘビー級王座を守り抜いた潮崎でしたが、2021年2月の日本武道館大会で王座陥落…。
直後の2021年3月、負傷箇所の手術に伴い、長期欠場へと突入。
約8ヶ月半に及ぶ欠場期間を経て、復帰を果たした潮崎が照準を合わせたのは、中嶋勝彦の保持するGHCヘビー級王座でした…!
復帰直後にして、プロレス史上初となる【元日・日本武道館】のメインイベンターから始まった、潮崎豪の2022年シングルロード。
私自身、運良く現地で6試合を観戦出来ましたが、いずれの試合も語りたくなる位素晴らしかったので、今回ログとして纏める事を決意した次第です。
2020年当時、潮崎の試合にフォーカスしながら文章を書けなかった、私自身の後悔と、それに対するリベンジも込めて…。
2022.1.1『中嶋勝彦vs潮崎豪』
GHCヘビー級王座戦にして、元日・日本武道館のメインイベントは、2020.11.22の横浜武道館大会以来となる一騎打ち。
戦前の会見では、中嶋が「お前が負けたら、『I am NOAH』を名乗るな」、潮崎は「勝ったら『AXIZ』再結成」を要求する場面も…。
ベルトだけでなく、己の存在証明をも賭けた大一番は、中嶋が潮崎の右腕を容赦なく痛めつけた前回とは違い、双方打撃技で押していく展開が印象に残りました。
潮崎のチョップと中嶋のキックが織り成す破裂音は、日本武道館という大会場でも響き渡る事を証明!
正直な所、カードが決定した当初は長期欠場明けということもあり、潮崎のコンディションに不安を抱いておりました…。
ただ、約1ヶ月の前哨戦を経て、日本武道館という会場、欠場前から築かれた因縁の深さ、中嶋勝彦という宿敵と対峙した潮崎豪の姿は、立派な日本武道館のメインイベンター!
そうした点からも、代々木での潮崎挑戦表明に対する不満は、幾らか払底できたのではないかと思います。
しかし、潮崎の欠場期間中、タッグ王座戴冠、敗者髪切りマッチ、『N-1 VICTORY』連覇、GHCヘビー級王座戴冠と、駆け抜けるようにして団体の中心に立ったのが中嶋勝彦。
中嶋の無慈悲なる牙は、欠場明けの潮崎にも容赦なく向けられました…。
最後は潮崎の名前を叫んでからの、ノーザンライトボム!
宿敵に打ち勝って、王座を護った中嶋。
試合結果に加え、試合後に中嶋が発した「俺達がNOAHだ」というフレーズと、戦前の「I am NOAH」禁止宣告…。
個人的に、元日の日本武道館大会は、団体の中心軸が潮崎から中嶋に移った事を決定づける1日に感じました。
まとめ
潮崎豪の2022年は、GHCヘビー級王座獲りを逃しただけでなく、自らの代名詞であった『I am NOAH』を失う所からスタート…。
ただ、【長期欠場からの復帰後即王座挑戦】というハイリスクを冒した事で、大舞台での復活を印象づけたのも確か。
そんな敗戦直後の潮崎を待ってはくれないのが、今のNOAHのスピード感。
3日後の1.4後楽園ホール大会で組まれた潮崎のカードは、丁度2年前に対峙した、超新星との一騎打ちでした…。
~続~
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