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令和4年のGO ACTION〜第七回・被写体としての『I AM NOAH』〜


はじめに

2022年初頭、潮崎豪に関連した企画が2つ行われた。


1つ目は、2月に開催された藤里一郎写真展・『GO』

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2つ目は、宮木和佳子監修の写真集・『I am…』

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異なる写真家によって生み出された、2つの潮崎豪。

恐らく、今の潮崎豪を語る上で外せないであろう要素が詰まった作品。

先日、私はその目に焼きつけてきたのでした…。


①『GO』

2022年2月、潮崎豪のシングル3連戦と重なるようにして開催された、藤里一郎氏による写真展・『GO』 。


内容は、2022年元日のNOAH日本武道館・『中嶋勝彦vs潮崎豪』にフォーカスしたもの。


欠場期間中のトレーニング風景、入場前、試合中の写真が、サイズ大きめで飾られる光景は、まさに圧巻の一言!


そして、何より一番感じたのは、「プロと一般人では、写真のレベルが違う」という、圧倒的レベルの差。

最近でこそ、ファンの方がプロ顔負けの写真を撮るケースが増えている訳ですけれど、写真で生計を立てている方は何から何までレベルが圧倒的。

使い手の技術やノウハウ、機材etc、色々要因はあると思いますが、素人目線でも明らかに違いを実感させられた写真展でした。

プロは凄い…。

②『I am…』

プロレスリング・ノアで公式カメラマンを務める宮木和佳子の写真展チーム・『PHOTO THE LIVE!』。


過去には『AXIZ』写真集も手掛けている同チームですが、2022年春にリリースした新作が、潮崎豪写真集・『I am…』。

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本写真集では、2019年12月の『潮崎豪vs中嶋勝彦』に始まり、2020年の裏イッテンヨンでのGHCヘビー戴冠、コロナ禍での防衛ロード、長期欠場からの復帰戦、2022年元日の『中嶋勝彦vs潮崎豪』の写真を徹底ラインナップ。


当初の予定より30ページも増量する大盤振る舞いでしたが、それでも「収めきれなかった写真は多数あったんだろうなあ」と思わせる充実の内容。

文章は巻末にしかないのに、写真だけ見て、自然と脳内にストーリーが呼び起こされる不思議な感覚…。

特に、分解写真のような手法でアプローチされていた、『潮崎豪vs武藤敬司』(2021年2月)のページは芸術的でした。


リアルタイムで味わった事象だから、という事も大きいかもしれませんが、こういう感覚に陥ることは中々無かったです。


『2020年の潮崎豪』を押さえるには必読の一冊!

永久保存版です!

まとめ

写真家の視点から潮崎豪をフォーカスした、今回の『GO』と『I am…』。

両作品を見て感じたのは、「プロカメラマンの方は本当に凄い」という感嘆と尊敬の念…。

単純に、リングサイドという好位置や良い機材だけでは測れない、表情の切り取り方・構図の収め方。

一般人と違い、【作品】としてのゴールが明確に設定されている上、そこから逆算して写真が撮られている。

私も客席で写真を撮る端くれですが、SNSで上げる事と、作品として撮る事は似て非なるものなんだろうなあ、と実感した次第です。

『I am…』は、3.13プロレスリング・ノア横浜武道館大会より販売されるとのこと。

気になる皆様、これは買いです!!

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