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変態プロレス放談

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しがない変態プロレスファンが、プロレスを中心に気付いたこと・感じたことを徒然なるままに書いてみました。 ひとつよしなに…!🙇🙇🙇
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#TJPW

【何でも公表する】事が、優しさとは限らない話について

はじめに 先日、東京女子プロレスの乃蒼ヒカリ退団のニュースが発表された。 2023年12月から欠場に入っており、2024年2月には一身上の都合で当面の活動休止が発表されていたものの、本人の挨拶も無いまま退団という形の幕切れとなった。 このリリースがなされる前の2024.5.14に、あるファンの方が、東京女子プロレスの甲田哲也代表と、乃蒼ヒカリが所属していた事務所社長の2人に宛てる形で、嘆願書のようなツイートを投稿した。 この嘆願ツイートは現在削除済だが、今回私が行う指

プロレス場放浪記~第3回・夢と鶴見とFIREWORKSと~

はじめにそれは、今年10月頃の事だっただろうか? SNSで知り合った方々と飲み会になった際の帰り際に、ふと、1人のフォロワー様からこんな事を言われた。 2023.11.23東京女子プロレス鶴見青果市場大会。 何でも、この興行は東京女子プロレス(以下:東女)の通常興行と異なり、2020年のコロナ禍で亡くなった、あるファンの方が愛した空気感を皆で楽しもうという主旨で行われるのだという。 そのフォロワー様は、普段自分の好きな団体があっても、「絶対来た方が良い」とか「来ない

人生で初めてアイドルのライブに行った話

はじめに先日、人生で初めてアイドルのライブに足を運んだ。 そのアイドルグループの名前は、『アップアップガールズ(プロレス)』 (以下:アプガプロレス) 『アップアップガールズ(仮)』の姉妹グループ的な存在だが、名前にもあるように、アイドル活動だけでなくプロレス活動も並行して行っている。 まさに、【「歌って、踊って、闘える」最強のアイドルを目指すアイドルグループ】!!! (by公式サイト) 2023.6.10、新宿FACEで行われた彼女たちの単独ライブ・『アップアップガー

"声援"という名のラストピース~2022.10.9『中島翔子vs坂崎ユカ』~

はじめに私は、「声援無しでもプロレスは面白いし、楽しい」と思っているタイプだ。 私自身、元々積極的に声出ししながら試合を見る人では無かったので、2022年頃より各団体で声出し応援が再開され始めた辺りから出てきた、「声援が無いと面白くない」という価値観を強調してくる風潮に対し、どこか違和感を拭えずにいた。 きっと、そうした風潮への反発に似た気持ちも、上述した理由に含まれているのかもしれない。 そんな私が、素直に「声援があったからこそ、素晴らしい試合になった」と感じられた試合

久しぶりに我闘雲舞を観戦した事について

2022.5.26に新宿FACEにて、駿河メイのデビュー4周年記念興行・『りんごちゃんとなかまたち』を観戦してきました。 今大会では、東京女子プロレスの鈴芽が他団体初参戦にしてメインだったり(『駿河メイvs鈴芽』)、好きな選手がタイトルマッチだったり(高梨将弘)が個人的に気になっていたのですけれど、何より一番惹かれたのは、【久方ぶりに我闘雲舞(ガトームーヴ)の大会が見れる】という点でした。 新型コロナウイルス禍もあり、2020年3月の板橋グリーンホール大会を最後に、単独の