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変態プロレス放談

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しがない変態プロレスファンが、プロレスを中心に気付いたこと・感じたことを徒然なるままに書いてみました。 ひとつよしなに…!🙇🙇🙇
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#応援

○○ニキと言われたい願望と、その理由について

はじめに2020年春に訪れた新型コロナウイルス禍。 当時、春以降に予定されていた数多くのイベントやエンターテインメントが中止や延期に追い込まれ、外出を自粛する風潮が強まった。 私の好きなプロレスも例外ではなく、ほぼ毎週のように足を運んでいたプロレス会場に3~4ヵ月行けなかったし、その間はテレビの無観客配信やプロレス以外の事(自炊や音楽鑑賞etc)で心の飢えを凌いでいた。 今振り返ってみても辛く苦しい時期ではあったけれど、個人的にコロナ禍で唯一良かったと感じている事がある

拍手を褒められて救われた話

はじめに「わあ、大きい拍手してくれてる!」 先日、市ヶ谷にある小さな会場でプロレス観戦をしていた時に、ある選手の方から直接言われた言葉だ。 私は声をかけられた時、驚きを隠せずにいた。 個人的に、会場で拍手は出してナンボのもので、ある種当然の事だと思っていたから。 大会後、懇親会のようなものに参加させていただく機会があり、その選手の方とお話する機会もあったのだけど、「凄く大きい拍手をしてくれるのが嬉しかった」と改めて言われた。 そんな風に言われる事なんて、多分初めての

"ルールの厳しさ"が悪と見做される違和感について

はじめに2022年6月、こんなニュース記事を見かけた。 新日本プロレスのジェイ・ホワイトを取り上げた、単独のインタビュー記事。 声援を待ちわびるジェイ・ホワイトの主張も、海外で声出しが行われているのに日本は本格解禁されていないことへの不満も、個人的に理解はできる。 各関係者のツイートも然り。 2022年初夏に入り、Jリーグでも(実証段階ではあるものの)声出しが解禁された試合もあるし、プロレス界でも、DDTプロレスリングが7.7新宿FACEで行う声援可能な興行を皮切りに、

声出し応援再開の機運について感じた事

2022.5.25、DDTプロレスリングより、とあるリリースがなされた。 2022年に入り、毎月行われているDDTの無料興行において、久方ぶりに声出し解禁を打ち出した興行の発表…。 新型コロナウイルスが蔓延し始めた2020年春以降、多くのイベント・エンターテインメントで禁止されたのが"声援"である。 コロナ禍に突入した2020年春以降、規模が大きくない団体によっては声援が許可されるケースはあったものの、【マスクを鼻まで覆う】、【大声での声援はNG】という条件付きでの実施

私がサッカーのコアサポーターを辞めた理由について

プロレスファンになる前の私は、サッカーチームのゴール裏にいた。 始まりは2012年8月、某常磐線沿線の黄色いチームの試合を見に行った時の事だった。 「もし宜しければ、ゴール裏で一緒に応援してみませんか?」 大学生だった私と同じくらいの年齢に見えた男性から声をかけられて、私は【コアサポーター】になった。 以来、ホームゲームを中心に、前後半合わせて90分、コンクリートで打設されたゴール裏スタンドを休みなく飛び跳ね、チームにあらん限りの声援を送り続ける事が週末のルーティンに