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変態プロレス放談

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しがない変態プロレスファンが、プロレスを中心に気付いたこと・感じたことを徒然なるままに書いてみました。 ひとつよしなに…!🙇🙇🙇
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2023年7月の記事一覧

大興行戦争でファンの個性が出ると思った話

はじめにここ2年程、個人的にプロレス興行の時間被りが増えた実感がある。 これは、特に数字的なものを測った訳ではなく、あくまでも個人の体感だ。 もしかしたら、仕事で行けないという要因が転職したことで無くなった結果、そう感じるようになっただけなのかもしれないし、この数年で知らず知らずのうちに興味のある興行が増えたからなのかもしれない。 そんな個人的主観を前提にしても、異様な程増えた実感だ。 2020年春の新型コロナウイルス禍では約3ヶ月にわたってプロレス会場に行けなかった

「前傾姿勢はつらいよ」~背もたれに背中は付けて見てほしいという話について~

はじめに私がプロレス会場に足を運ぶ中で、「場内アナウンスされていないけれど、どうしてもこれだけはアナウンスしてほしい」という内容がある。 「座席では、背もたれに背中を付けて観戦してください」 前でも、斜め前でも、何列か前にいても、背もたれを背中に付けていない姿勢の人がいると、本当に視界が塞がれてしまう。 経験上、その人の座高だとか体型による部分はあるのかもしれないけれど、そういう場合に限って、「背もたれを背中を付けられるのに、付けていない」人の方が殆どだった。 特に

ユー・メイ・ドリーム~2023.7.15『中嶋勝彦vs宮原健斗』~

はじめに試合が決した瞬間、私は思わず会場で快哉を叫んでしまった。 2023.7.15プロレスリング・ノア後楽園ホール大会で組まれた『中嶋勝彦vs宮原健斗』。 佐々木健介の愛弟子である2人は、健介オフィス退団後、宮原は全日本プロレス、中嶋はプロレスリング・ノアを主戦場に活躍。 その後、因縁がありながらも絡みの無かった両者が再び交わったのは、武藤敬司引退興行の行われた2023.2.21だった。 あれから約5ヶ月後に決まった、実に10年振りという両者のシングルマッチ。 しか

2023年上半期の個人的プロレス名勝負10選について

はじめに2023年も半分が経過した中、個人的に振り返っておきたい上半期の諸々…。 今回は、『2023年上半期の個人的プロレス名勝負10選』を取り上げたいと思います。 毎年のようにプロレス界で生まれるベストバウトですが、上半期のうちに振り返っておかないと忘れてしまうので、思い切って振り返ることにしました。 個人的な選定基準は以下の通り。 また、『グレート・ムタvsシンスケ・ナカムラ』(1.1)とか『武藤敬司vs蝶野正洋』(2.21)みたいな、その年の上半期とかでは括れな

2023年上半期の個人的プロレストピックについて

はじめに2023年も早いもので半年が経過。 私が好きなプロレスの話題でも、この半年だけで色々なことがあったなあと思う訳ですが、そんな怒涛の勢いで駆け抜けた半年間で印象に残ったトピックを、個人的に5つに絞った上で振り返りたいと思います。 ①武藤敬司引退2.21に39年の現役生活に幕を下ろした武藤敬司。 個人的に武藤敬司というと、フリー時代も含めたNOAHでの約2年半が印象として強かったのですけれど、社長業から外れて一プレイヤーとして最晩年に復活を遂げた点は見逃せないと私は