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変態プロレス放談

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しがない変態プロレスファンが、プロレスを中心に気付いたこと・感じたことを徒然なるままに書いてみました。 ひとつよしなに…!🙇🙇🙇
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2023年2月の記事一覧

【鏡と器】~武藤敬司引退試合を見て、私が感じた事~

はじめに"鏡"と"器" 武藤敬司の約38年に及ぶ現役生活の最後となる引退試合。 対戦相手である内藤哲也のデスティーノが決まり、武藤が敗戦した直後、私の脳内に思い浮かんだのは上記の言葉だった。 私が武藤敬司というプロレスラーの凄みを体感したのは、プロレスリング・ノア在籍期も含めた僅か2年半である。 正直に言ってしまうと、私の中で強い思い入れみたいなものは(今でも)持てていない実感があるし、寧ろノア入団前は、WRESTLE-1終焉におけるコメントの他人事感もあって、幾何かの

『宮原健斗vs永田裕志』の三冠戦を見て、私が感じた事

はじめに2023.2.19。永田裕志、三冠ヘビー級王座戴冠。 新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアが管轄しているシングル王座戴冠のグランド・スラムに加え、先に達成していた3団体のシングルリーグ戦制覇も含めると、史上初の『シングル完全制覇』。 54歳9カ月での三冠王座戴冠は、天龍源一郎の52歳2カ月を更新する史上最年長記録になりました。 一方で、この結果に対して、全日ファンを中心に荒れている意見も耳にするわけでして…。 2023.1.3に永田が三冠挑戦表明

宮原健斗は、シャッターチャンスの神様である。

はじめに宮原健斗は、シャッターチャンスの神様である。 全日本プロレスの看板レスラーである宮原を客席から撮る度に、あまりの"神"っぷりに思わず感嘆してしまう私がいる。 私自身、色々な団体に行って客席から写真を撮る中で、宮原を【シャッターチャンスの神様】だと感じるようになったのは理由がある。 カメラ初心者であっても、カッコいい写真を撮らせてくれる選手だからだ。 "写真を撮らせてくれる"と言っても、一人ひとりの都合に対して応えるというよりは、全体に向けて撮りやすさを共有してく

ノア所属の武藤敬司を見た、私の約2年弱について

はじめに2023.2.21、武藤敬司、引退。 私にとっての武藤敬司は、プロレスリング・ノア時代の思い出が色濃い。 武藤がキャリアの中で最も長い期間を過ごした新日本プロレスでも、『武藤全日本』を築いた全日本プロレスでも、旗揚げ~無期限休止まで在籍したWRESTLE-1でもない。 (フリー参戦も含めて)2020年春~2023年初冬までの約2年半しかない期間だが、私がノアを追っていた事もあり、リアルタイムで最も武藤の試合を見たのはこの時期だった。 2021年2月のプロレスリン

初めてカメラのワークショップに行ってみた話

はじめに「○十万円のカメラを買えば、幸せになれます。」 少し前に、何気ない所で見かけたツイートがあった。 そのツイートは、「カメラを始めるなら、高い機材からスタートした方が良いのか?」という問いに対する、個人的な返答のようにも見えた。 2018年秋からプロレス観戦でカメラを使い始めて、今年で早5年になる。 それでも私は、写真やカメラというものが、未だに分かっていない人間である。 マニュアル設定というものが使いこなせていないし、撮る写真は9割9分オート設定。 基本的に