【鏡と器】~武藤敬司引退試合を見て、私が感じた事~
はじめに"鏡"と"器"
武藤敬司の約38年に及ぶ現役生活の最後となる引退試合。
対戦相手である内藤哲也のデスティーノが決まり、武藤が敗戦した直後、私の脳内に思い浮かんだのは上記の言葉だった。
私が武藤敬司というプロレスラーの凄みを体感したのは、プロレスリング・ノア在籍期も含めた僅か2年半である。
正直に言ってしまうと、私の中で強い思い入れみたいなものは(今でも)持てていない実感があるし、寧ろノア入団前は、WRESTLE-1終焉におけるコメントの他人事感もあって、幾何かの