間取りを見るのが好きな人間がアレコレ言う(都内/都心部限定での物件選びと優先順位)

自分の住む部屋選びって中々難しいと思う、住む場所について何を優先すべきかをランク付けして行き何を妥協できるか?を把握する事が大事だと個人的には思う。

取り敢えず一番は賃貸料/予算、これが大分大きいと思う、予算の金額が多ければ選び放題かもしれないがそういう人は少ないだろう。
これをベースに希望条件を出していきランク付けをし、どれを妥協できるか?あるいは切り捨てられるか?を考えて行く。

立地の便利性/駅や大きな道路に面してる立地であるほど賃貸料が高い。
通学/通勤等移動に電車やバス等の移動手段を利用する場合。
物件の立地、駅から遠いか?近場に商店街やスーパーやコンビニ等はあるのか?急な物入り等がある場合はお店が近いか遠いかで便利性が段違いになる。また駐車場や駐輪所の有る無しも大事で駅等から遠いなら最低限自転車くらいは欲しくなると思うし、行動範囲を広げられるし買い出しに出るのにも便利である。
駅から遠ければ遠い程基本的に辺鄙なエリアだと賃貸料は低くなっていく、賃貸料が高くても駅の傍が良いのか?それとも予算的に無理なら駅等から少し離れた場所でも良いのか?この辺はある程度割り切りも必要になってくるかもしれない。
車やバイク等の足があるなら多少不便さはカバーできるかもしれないが、車の場合は駐車場の維持費が必要になってくるので…その分の賃貸料も考慮が必要になってくると思う。

建物について。
一軒家なのかアパートなのかマンションなのか?
一軒家なら騒音等はそこまで気にしないでも良いかもしれないが…共同住宅であった場合には隣人がうるさかったりするとトラブルになり易い。
特に深夜に五月蠅い人間がいたりすると結構致命的だったりする(夜泣きは例外とする)ペットを飼っていてペットが煩いというパターンも有る。
管理会社や大家さん経由で注意しても効果が無い人間も存在するので要注意(実体験)
また昼間は分からないが夜になると窓の位置的に外の街灯や隣近所の灯りが一晩中ついてたりするので寝室が暗くならない…等もチェックしておいた方が良い、この場合は可能な限り遮光カーテンを二重にする(カーテンの裏側に取り付けられる遮光カーテン裏地がある)窓の外側にサンシェード等を設置する等でカバーする必要がある。因みにサンシェードは窓の向きよっては夏場の日差しを避けるのにも役立つので日当たりもチェックしておいたほうが良い。
また窓の位置によっては外から人が部屋の中を見れる様な場所(通りや通路に面してたり)だと目隠し用にサンシェードがあると良い。
特に古い物件だと断熱性が低かったりすると夏場もろに暑かったりする。
一階の場合に小さくても庭がある場合に地面が土であったら雑草が生えてくるのでそういう管理も必要になってくる。

築年数は?古いのか新しいのかで室内の設備等も大きく変わってくるし古い建物の場合は断熱性が低く立地や窓の位置によっては寒暖の激しさを覚悟する必要性が出てくる。
部屋は何階にあるのか?3階以上の場合はエレベーターは利用できるのか?引っ越し時以外にも毎日利用する事になると3階以上の建物であった場合はエレベーターは必須になってくると思う。
階段だけでも頑張れるなら3階くらいまでかな。

間取りはどうするか?
独り暮らしなら1Rか1Kか?それとも2人暮らしなのか?
2人暮らしの場合は入居できる物件が限定されてくる。
この先は一人暮らしを前提に話を進めていきます。
1R:基本的にはドア等で仕切られてない部屋。
1K:ドア付きの独立した部屋がある。
非常に大雑把に言うとこういう感じだが…どちらも間取りによっては大きく違ったり細かかったり色々あり、間取り次第では使い勝手が変わってくる。予算が自由にできるなら1DKや1LDKを選択しても良いでしょう。
今回は1Rと1Kをメインに進行していきます。

さて、ここからが更に悩ましくなっていく箇所で。
まず間取りを見た時にチェックすべき場所と部屋で何を優先するべきか?を考え出していく。
まず衣食住をベースに考えた場合、毎日の食事をどうするか?
自分で料理するか?外で買ったもので済ますのか?食器類の置き場は?
料理をする場合皆が2コンロキッチンを希望するだろう…が、これが築年数によってはかなり古いキッチンになるか、築年数が浅く新しい代わりに賃貸料が高かったりする。先に言っていた様に築年数と部屋の設備は密接な関係にある。また1R/1Kであった場合にミニキッチンである事が都内では多い。
1Kは廊下にキッチンがあるタイプで、これがキッチンorミニキッチンかで使い勝手も変わってくるが…何より冷蔵庫等が置けるスペースがあるか?が結構重要で、2コンロであっても冷蔵庫の置き場に困る間取りの形が結構存在したりする…またキッチンのエリアが狭い場合にレンジや炊飯器にケトルにトースターに…とそういった電子料理機器類を置く場所があるかないかでもキッチンの間取りは重要になってくる。
自分で自炊等をする気がないのであればミニキッチンで妥協する事もできるかもしれないが、ここで先に言っていた立地に家から近い場所に食事に必要な商店が存在するか?がかかってくる。そういう店に不自由しないのであればキッチンを妥協する事が可能にはなってくる。
キッチンの設備を重視する場合は古い物件にするか辺鄙なエリアを選ぶか賃貸料の予算内に収まるか?いずれを考慮する事になる。
ミニキッチンである場合、ミニ冷蔵庫がついてるタイプと付いてないで収納になってるタイプがある。ミニ冷蔵庫付の場合で料理をする気であれば冷凍庫を新に買い足すか普通の冷蔵庫を買い足すべきかを考える必要が出てくる。キッチンエリアを重視するか切り捨てるか優先順位をつける。
1Rの場合だとキッチンがドア等に区切られていないので、調理する時の匂い等を気にする人もいるかもしれないが、料理をしないと割り切るのであれば問題ないと思う。逆に部屋に選択肢がない場合で料理するのであれば1Rで部屋の中に作業台を置いたりレンジラックを置いたりして拡張する事ができるが、1Rでそういう事をするのであれば部屋の広い間取りを選択する必要性がある。部屋が狭いとキッチン周りの拡張は部屋を狭くする事になる。

端的に言うと
1Rか1Kタイプのミニキッチンでしか住居に選択肢がない場合で料理をしたい人は1R(部屋の中に台所がある)のを選ぶと良い。
料理をする気が無い人は1K(廊下に台所があるタイプ)を選択したら良い。
理由は1Kの廊下タイプは本当に物を置く場所がほぼ無いので拡張性が極小、なので料理しない人向け。
ミニキッチンでも料理する場合1Rなら棚やワゴンに調理器具等を購入して設備を拡張できるようになる為。他に選択肢が無くて部屋が狭くなっても料理を充実させたい人が1R、この為1Rを選択する人は合わせて部屋の広さが必要。

キッチンについては以前に書いた記事の
[これからミニキッチンで自炊/料理する人達へ]を参考にしてください。

次にお風呂はどうするか?毎日湯舟に浸かりたいのか、それともシャワーだけでもOKなのか?バスルームは独立型でWCと別なのか?それとも所謂トイレ+風呂+洗面台がセットになっている3点ユニットバスでも良いのか?
都内で1R/1Kだとこの3点ユニットバスが多かったりする、大抵の人はバストイレは別が良い!という人が多いかもしれないが…ここも建物の築年数によって違ってくる。
古いマンションであった場合にバストイレ別でも風呂がバランス釜と呼ばれる風呂の設備であったりする。
バランス釜は古い設備である為あまり綺麗でなかったり、また掃除やカビ対策が大変になると思われる。
私だったらバランス釜を選ぶくらいならまだバストイレが一緒の3点ユニットバスの方がマシだと思う(掃除等の維持を考えると合理的である為)
どうしてもバストイレ別が良いとなると賃貸料は上がるだろう、逆にトイレ別でシャワールームで良いという人は比較的新しい物件を選択できるかもしれない。
あと独立洗面台を希望するかどうかでも変わってくると思う。
これもどれを選択して割り切れるかランク付けする。

そして収納、押し入れやクローゼット等の収納場所がどのくらいあるのか?人によっては程んど荷物が無いのでそんなに重視しないで良いという人と荷物が多いので収納がないと困るという人。収納にもよるが靴箱がないとダメだという人もいるだろうし、掃除機やトイレットペーパー等日用の雑用品を置く場所も必要になってくる。
収納スペースがまったくない場合はタンスやチェスト等の収納家具が必要になってくる、気にしない人ならプラ類やハンガーラックを使用して部屋の中の物の配置を考えないといけない。またベッドを置く場所、または布団を床に敷くなら押し入れ等の収納に布団類を仕舞えるか?もチェックする事になる。後布団類を干せる窓があるかどうかもチェックした方が良いです。
収納が多い部屋が良いのか、収納が無くても部屋の広さをとるのか?部屋の広さと収納スペースもランク付けをする。

最後に洗濯物、衣類を洗って干す場合に洗濯機置き場は何処なのか?室内なのか廊下なのかそれともベランダ等があってベランダに設置するのか?
新しい設備であると最近では風呂や脱衣所に洗濯乾燥機が付いてる物件もあるが、ない場合に何処で干すのか?室内干しにするのか?ベランダのような場所がなく窓の外に干すなら目隠しできた方がよいだろう。ここでもサンシェードが付けられるなら洗濯物を隠すのに利用できる。窓の外がすぐ通りや通路に面してたりする場合が非常に多い、わりかし人通りの多く目に付き易い場所で洗濯物を干すのは男女共に下着類は外に干すのを躊躇うと思う。下着類だけは室内干しにする等した方が良い。ベランダ/テラス/バルコニーの有る無しもチェック。
また浴室乾燥機等が無い場合は洗濯乾燥機能がついた除湿器がお勧めで、これを風呂場や脱衣所に置いて洗濯物を乾かすと良い、窓の外に干せない場合に便利です。
バスルームの話に戻りますが、脱衣所がある場合洗濯機置き場と洗面台はセットである事が多いですが、独立した脱衣室がある物件も賃貸料が上がるものが多いと思います。

そしてエアコン、1R/1Kなら1台で十分だと思う、逆に部屋数が多かったりするとその分部屋ごとにエアコンが設置されているのか?いないのかもチェックが必要。エアコンの位置も物が遮る事が無いように家具類を置く必要がある。また部屋の清掃がしっかりしてるなら問題が無いが…エアコンは掃除されてないという事もあったりする、特に部屋に匂いが特になくても前の住人がタバコを室内で吸っていた場合などはエアコンのフィルターが真っ黒だったり…するとエアコンを起動した時に変な匂いがする事がある(実体験)
こればかりは見ただけでは分からないため、他はお風呂やトイレ周りやキッチン等の汚れ箇所はないかをしっかりチェックしておいた方が良い。
3点ユニットバスの場合は洗面台やトイレタンクの裏側がカビてたりすると最悪である(実体験)

今の所で思い付く範囲の事を書きだしてみました。
思い付いたら増えたり減ったりするかもしれません…


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