【詩】SiGNAL

Words written by kentaro fujita c（2021）

一度、思考を止めよ！！
生き急いでしまっていることに気がついた
一度、思考を止めよ！！
溢れ出るアイデアを知られてはならない
漏れ伝わらないように、不都合にフタをするように
ありのままの思考を抱え込んでしまえ

もしかして生きる世界と感覚がズレてしまったか？
一度、気になり始めたら踏み出せなくなる

焦れば焦るほど、怖くなってきた
どうすればいい？立ち止まればいい？
こわくて歩けなくなった
深呼吸しよう
すべてが壊れてしまう前に
立ち止まって落ち着こう
この手から、こぼれ落ちる現実を止められない

他人からどう思われようがと自負しても
見栄は必要だよね
背伸びしてきた自分を、いつまで続けるのか
プライドの壁は、心の中にしか無い
簡単に落とせない相手もいる
過去に自分が蹴落としてきた勢いは
もう、日々減り続けている

自分自身に警告する
一度、思考を止めよ！！
物事が意図しない方向になってきた
風向きがおかしい
一度、思考を止めよ！！
違和感は悪い現実に、悟られたくない
助けを求めるかは、立ち止まった後に考えればいい

不安で孤独なとき
決断すると、失うものができてしまう
せっかくできた信頼や、あなたからの連絡も、
無くなってしまうのか、失ってしまうのか
見えないときは、無理して前に進まないで

崩れかかっている自分自身に警告する
分かったから、ちょっと待て
これ以上、思考を進めるな！
振り出した言葉は戻らない
消去することができない記憶の中は
書き換えることができない
こころに刻まれてしまうから

トドメを刺されたら今度こそ、私は消えてしまう
最期が近い、軽々しくほのめかす

最後に自分自身に警告する
一度、思考を止めよ！！
しばらく言葉から逃げてもいい
一度、思考を止めよ！！
失敗を取り戻そうとして、今、私は正常をコントロールできていない