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RELEの靴が出来上がるまで

履いた瞬間に優しく足を包み込むRELEの靴。
そんな靴がどのように出来上がっているのか?
普段皆さまが目にすることのない裏側をご紹介させていただければと思います。
さっそく、神戸の自社工場に潜入します。

【デザイン】ここから物語がはじまります

RELEデザイナー佐原が日々のインスピレーションやトレンドを加味して皆さまのお顔を想い浮かべながら
靴のデザインを描きます。

デザインをベースにイメージの木型を製作していきます。


【パターンメイキング】デザインを形に

デザインをもとにパタンナー西村が基準となる型紙(23.5cm)を起こします。

素材を手裁断して縫製をおこない各パーツを集めて一足を作りあげます。

出来上がった1st サンプルをもとにデザイナーからのライン修正や履き心地などの確認を繰り返し、
最終決定のサンプルを作り上げます。

【裁断から縫製】正確に美しく仕上げるために

最終サンプルが出来上がったら各サイズごとの裁断用金型を作成します。
金型を使ってアッパーを正確に裁断していきます。

革の平面パーツが揃ったら職人が手作業でミシンを使い縫い合わせ立体に仕上げていきます。


【吊り込みの準備】フォルムを左右する大切な仕込み

ここは靴作りにおいてとても重要な工程になります!!
まずは、吊り込みを綺麗にするための3つの準備をおこないます。

❶ラスト中底をタックス止め(後ろ2箇所)
ずれないように固定をします。

❷ボロネーゼ(袋縫い)
この技術がRELEの優しい履き心地を生み出しています。

❸適温で温める
ラストに綺麗に沿わせるために


【吊り込み】美しいフォルム形成

準備が整ったらいよいよ吊り込みになります。
これは、中底に打ち付けたラストにアッパーとをくっつける作業です。
素材によって伸びや硬さが異なるので、圧力の調整には職人さんの腕がためされます。

機械でつま先を吊り込んだ後は、職人による手作業で吊り込まれます。


【底付け・ヒール打ち】安定した履き心地を作る

吊り込みの後は底付けの工程に入ります。
まずは、バウンディング機でかかと部分を平らにプレスします。

次に吊り込みの時に生地の厚みによって生じる底面の凸凹をグラインダーを使って削り落とし綺麗に整えます。

職人が一足づつ底に靴専用の強力な糊を塗ります。

塗り終えたら糊の粘度を上げるため30分ほど乾燥させます。

その後釜に入れて温めます。

温まったら職人がつま先から手作業で底を貼り合わせます。 

最後は、真空圧着にて満遍なく接着させます。


木型から外すといよいよヒール打ち。
十分な経験とカンを持った職人が一足一足丁寧に打っていきます。

RELEのトキメキを生む白いインソールを貼ったら靴は出来上がります。


【検品・梱包】想いを込めてお客様にお届けします

キズや汚れ、糊がはみ出していないか、一つ一つ丁寧に検品します。
最後は靴が傷つかないように不織布にて梱包してお客様へお届けします。


今回はRELEの靴が出来上がるまでのストーリーをお伝えさせていただきましたがいかがだったでしょうか。
1足の靴が出来上がるまでにこんなにも多く工程を職人が丹精込めて作り上げています。
この想いが少しでも皆さまにお届けできたら嬉しく思います。


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