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読書note No.51 自信がある人に変わるたった1つの方法 第8章 下園壮太

 目標には「方向性」と「程度」と言う2つの要素があります。そして目標は「意欲」と「評価」に関係してきます。私たちが何らかの行動を行うとき、無意識のうちに自分のパフォーマンスに何らかの期待値を持って、行動しているものです。この場合の期待値は...。

蒲公英(たんぽぽ)カウンセラーの読書note No.51
今日も読書ノート、開いていきますね🤗

2021/02/20 51日目
しばらく、下園壮太先生の本を読んでいきます。
また小分けでご紹介しています。第6弾です。

<1book>
自信がある人に変わるたった1つの方法
第8章 底堅い自信のための目標設定術
下園壮太 
朝日新聞出版 2016年
 
<3point>
①無意識目標、無意識評価を卒業する
 目標には「方向性」と「程度」と言う2つの要素があります。そして目標は「意欲」と「評価」に関係してきます。私たちが何らかの行動を行うとき、無意識のうちに自分のパフォーマンスに何らかの期待値を持って、行動しているものです。この場合の期待値は言い換えれば、目標の「程度」のことです。「評価」は暗黙のうちに「自分への期待値」から大きな影響を受けているのです。このような自分への期待値をここでは、「無意識目標」と呼びます。無意識目標は、特に自主的に活動していないように見える場合でも、存在していることがあります。適切な無意識目標を設定できるようにすればいいのですが、これは難しいことです。何せ、無意識。本来あなたの頭の中をスルーしていることですから、無意識のままでは、修正のしようがありません。そこで、無意識目標を「意識化」する作業を行います。いきなり、自信満々の人のように無意識目標を適切に変えることができなくても、意識化しさえすれば、ご自分の無意識目標の矛盾に気がつくようになるからです。意識のステージに一旦上げてしまえば、後はあなたの注意次第で、少しずつ適正な目標(評価)に変えていけます。

②無意識目標の癖を知ろう
 無意識目標と言うシステム自体は、何かの行動をするときに、いちいち意識を起動して期待値を計算すると言うエネルギーの無駄遣いを避けるための優れた機能です。一般的な環境なら対応できる自動運転のようなものです。ところが、いくつかの特性を持っているのです。それが低い自己評価と結びつきやすい。 
 a.何をしても、しなくても、悪い方からの評価が前面に出やすい。日本人自体が改善・成長をしたいし、自己満足を嫌うと言う事と自信が低下している人はどうしてもネガティブな方向に敏感になると言う傾向があります.
 b.何の評価表も持たない無意識目標では、「で、結果はどうだったの」と言うことになりがちです。
 c.自信を失っている人が、周囲から見たらその仕事は向いていないと言うような意識でも、自分からなかなか離れられないのは、「がんばれ、一貫しろ、やり遂げろ」の呪縛が強すぎるからです。それは罪悪感さえ覚えるレベルです。しっかり目標を意識し、続けるのもやめるのも「自分で選択したのだ」と言う第二の自信(コントロール感)を持つようにしなければなりません。
 d.短期目標型の人の無意識目標の癖で、方向性を誤ることがあります。毎日の仕事に追われて、それなりの成長感や充実感を感じることができますが、本当に行きたかった方向(長期目標)への積み上げができていないことになりやすいのです。
 e.失敗すること、行動しないことで自分を守ろうとする。意識では「やりたい」のに、体がそのように動かないと言う状態です。例えば、不登校のお子さんも多くは、意識では本当に「学校に行きたい」のですが、無意識では、学校に行くと心の中でいろんな問題が大きくなるから、例えば、お腹が痛くなるなど、体を使って「行かない」ようにして、身を守っているのです。

③自己評価を上げる目標術
 当面の目標をできるだけ具体的にイメージすることです。いろんな機会に、物事の結果をできるだけ具体的に想像してみる練習から始めてください。何かをやる前に、自分自身に「これくらいを目標にします」と宣言する癖をつけると良いでしょう。何かやった後で反省する場合も、次にチャレンジするときの目標を明確にイメージアップしてみてください。この時に漠然とイメージするだけに終わってはいけません。それはまだ無意識目標の範囲です。少しでも良いので、客観的かつ具体的に考察してみてください。 

<1episode>
合格目標・おまけ目標(必要性からの検討)
「より良い目標の設定のためのコツ」をお伝えします。
 もし、あなたの行動がどうもうまくいかない、小手先の評価を変えても、負け癖の感覚が拭えないとしたら、無意識目標で設定した程度が高すぎることを考えなければなりません。高い「ハードル」をなんとか避けたいものです。
 そこで、その2つを同時にチェックしてみるのが、この合格目標・おまけ目標分析です。
 合格目標は、最低限それを達成すれば合格と言う目標です。
 おまけ目標は、さらにその上の目標で、できたらラッキー的な目標です。
 この合格目標を考えるときは、必要性をしっかり考える必要がありません。本当に必要なものを目標にしない限り、原始人はエネルギーを出してくれません。やっては、できない、やめると言う敗北パターンを卒業できないのです。

<1action>
 無意識に目標を高く設定しがちで、その高い「ハードル」に圧倒されるということは、ないでしょうか。その高い目標を、おまけ目標にして、できたらラッキーと考えましょう。合格目標は、必要性で考えて、自信をつけましょう。そして、「評価」も、高く設定した無意識目標で、落ち込んだり、自分を責めたりしないで、合格目標は果たせた、よくやったと、自分を褒め、おまけ目標でできたものに、ラッキーと考え、自分の運に感謝しましょう。
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カウンセラーをやっております。お気軽にどうぞ☺️
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