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読書note No.49 自信がある人に変わるたった1つの方法 第6章 「大人・子供視点」 下園壮太

自信が低下している人は、素直で真面目で、しかも能力のある人が多いのです。そんな人は「言われたことを素直に受け取り、自分を高めよう」とします。これは素晴らしいことなのですが....。

蒲公英(たんぽぽ)カウンセラーの読書note No.
今日も読書ノート、開いていきますね🤗

2021/02/18 49日目
しばらく、下園壮太先生の本を読んでいきます。
また小分けでご紹介しています。第4弾です。

<1book>
自信がある人に変わるたった1つの方法
第6章 読むだけで心が軽くなる 自信サプリ3「大人・子供視点」
下園壮太 
朝日新聞出版 2016年

<3point>
①自信が低下している人は、素直で真面目で、しかも能力のある人が多いのです。そんな人は「言われたことを素直に受け取り、自分を高めよう」とします。これは素晴らしいことなのですが、客観的に見ると「言われていること」に左右されやすいのです。
 心の強さには、2種類あると思っています。「子供の心の強さ」と「大人の心の強さ」です。子供の心の強さとは、子供の頃「こうあるべき」と鍛えられてきた心の強さです。我慢しろ(己に負けるな、逃げるな)、最後までやれ、1人でやれ(助けを求めるな)、感情をコントロールしろ(泣くな、弱音を吐くな)、皆に好かれろ(嫌われるな)など。
 子供の心を目標の観点から見てみると、本来、目標には「方向」と「程度」が必要なのですが、子供の心には方向性しかありません。「程度」は、社会経験によって習得するものです。大人になるまでに、様々な経験により少しずつ程度に関する情報が得られたのです。努力より実力が重要であること、正論より人望の方が大きな力を持つこと、恋愛では、こちらの情熱や努力が、そのまま通じるものでないことを痛いほど知るのです。そんな情報を徐々に積んで、子供の心も「こうあるべき」が適正レベルに落ち着き、いろんな状況に対応できる柔軟な「大人の心の強さ」を身に付けるのです。
 ところが今は、理不尽な体験も少ないまま大人になってしまいます。負けてはいけない、という過剰な理想論を修正できずに大人になってしまうと、大人になって厳しい現実に直面した時、どうしても自分を責める事しかできなくなってしまいます。

②「やり遂げたい」「続けたい」と言う気持ち
自信のない人は、「自分は継続できないからだめだ。これまで続けてこられた事は1つもない」「だって一旦妥協してしまうと、歯止めがきかなくなって、どんどん堕落してしまうでしょう。それではいつまでも成長しない」。この「堕落してしまう恐怖」のベースは、子供の心の強さにあります。例えば、健康のために朝のウォーキングを始めたとします。1週間目に徹夜があり非常に疲れて、寝過ごした。その時に子供の心は「なんて自分がダメなんだ、こんな時こそ、我慢して続けなきゃ」とその日1日、ダメな自分像を引きずります。これに対し、「あぁ、昨日は疲れたから今日はしかたないな。睡眠時間を確保できたから、良しとするか」とおおらかになれるのが大人の心。

③子供の心の強い人は、自分の尺度が「正しい」と信じています。すると、他人がその尺度から外れることをするのが許せないのです。こうなると、他人に対しての見方が非常に厳しくなってきます。たとえ心の奥には愛情を持っていても、その厳しさによる言動はパワハラや虐待、クレーマーととられてしまうこともあるでしょう。
 人はそんなに自分の期待通りに動いてくれるものではないのです。同時に決して冷たくなく、みんなある程度は助けてくれるのです。かく言う私も、鹿児島県出身、バリバリの体育会系、親は教師と言う、自分にも、そして他人にも厳しい系の人間でした。そんな男が防衛大学校でさらに鍛えられ、そして自衛隊に入ったのです。ところが、自衛隊は軍隊組織であってもそこにいるのは「人」です。あるべき論だけで動くような単純なものではありませんでした。部下から孤立してしまったこともあります。そんな時、上司が「建前を捨ててもっと本音で接しろ。部下に甘えていいんだ。みんな同じ人間なんだから」と教えてくれたのです。
 そんな修行時代に私が自分に言い聞かせていたのは、「他人に優しく、自分にはもっと優しく」という自前の格言です。今の私があるのは、この格言のおかげだと、密かに自我持参しているところです。

<1episode>
 大人の心の通信簿
 
完全にやる…まず動いてみて、情報を取るという発想や柔軟性とその勇気がありますか?人間や人間社会は完全ではなく、なかなか目標を達成できないことがある事を許せますか?

1人でやる…他人と協力する事によって、より大きい仕事ができる事を知っていますか?必要に応じて、上手に周囲の人の力を借りられますか?

無駄な事はしない(早く、うまく、効率よくやる)…人間や人間社会は完全ではないため、無駄なことが生じても、イライラせず、モチベーションを維持できますか?

正しいことをする…正しさは状況により変化することを知っていますか?正しい事が、必ずしも役にたつことでは無いことを知っていますか?

感情を押し殺す…自分の感性や感情を大切にし、体調の変化に気づくことができますか?

自分を追い込む(スケジュールを埋める)…休む、何もしないことにも意味があることを知っていますか?やるときと休むときの、2つのバランスが取れていますか? TPOに応じて使い分けられますか?

<1action>
 私も体育会系です。最近は、自分にだいぶあま〜くなりましたが、若い頃は、自分に厳しかったです。それが正しいと思っていました。今も、油断するとその癖が気づかずに出てきて、やりすぎて、疲れて、気づく。パフォーマンスを落とさないためにも、頑張りすぎるのを控えようと思って、気をつけるようになってきたのですが、.......。大人の心の通信簿は、耳が痛いところもありますが、いいチェックになります。私の場合、行動の効率が悪くなった時に自分を振り返るのですが、疲れた〜となる前に、チェック!です。
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カウンセラーをやっております。お気軽にどうぞ☺️
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