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読書note No.7 心眼力 第二章 野口嘉則

「忙しい」という字は「心を亡くす」と書きます。心の声が聞こえていない状態。何がやりたいかわからない状態で、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と追い立てられている状態が「忙しい」状態なのです。息切れしてしまいそうです。「歩く」という字は、…。

2021/01/07 7日目です。
1週間です。私、すごい!

<1book>
心眼力 柔らかく燃えて生きる30の智恵
第2章  幸せ実現力を磨く
野口嘉則
サンマーク出版 2008年

<3point>
①あるがままの自分でいられるマイタイム
 世の中全体のスピードが加速している現代、多くの人がそのスピードに追い立てられるように生きています。パソコン、携帯電話、テレビ....外からの絶え間ない情報と刺激の中に身をさらしている反面、立ち止まって自分と対話する時間をほとんど持てていません。
 また多くの人は、他人に好かれるため、評価されるため、いい人を演じたり、できる人を演じたりします。いつも演じて生きているために、本当の自分が何を感じているのかわからなくなっているのです。
 さらに現代においては、理性や知性が重要視される反面、感性がおろそかにされる傾向があります。事実や理屈を正確に伝えることは重視されますが、本当の気持ちや感情を表現する機会はとても少ないのが普通です。そのため、頭で考えることに忙しくて、心の声を聞くひまがないという人も多いです。
 「忙しい」という字は「心を亡くす」と書きます。心の声が聞こえていない状態。何がやりたいかわからない状態で、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と追い立てられている状態が「忙しい」状態なのです。息切れしてしまいそうです。
 「歩く」という字は、「少し止まる」と書きます。休まず走り続けるのではなく、ときに立ち止まって振り返りながら進んでいくことが大切です。自分と対話する時間は、私たちが精神的に成長し、内面を豊かにしていく上で、とても大切な時間になります。
 ぜひ生活の中で、自分と対話する時間を作ってみてください。それは、他の誰でもなく、まさに自分のための時間であり、自分への最高のプレゼントになります。

②言葉力を鍛える
 私たちは日常生活の中で言葉を使います。その言葉が私たちの人生にどのくらい大きな影響を与えているかを、意識していますか?
 言葉は、私たちの人生を幸せで豊かなものにする力も持っているし、私たちの感情を左右したり、他人を傷つけたりする力も持っています。言葉は、その影響力を自覚して使う必要があるのです。あなたが生活の中で発する言葉を、一言も漏らさず聞き続けている人がいます。それは、あなた自身です。いつも攻撃的、批判的な言葉を発していると、考え方もそうなり、戦う人生になってしまい、いつも悲観的な言葉を使っていると、何事にもマイナス思考で考え、人生消極的になってしまいます。
 ここで、突破口になるのが、言葉です。まず言葉方変えていくようにすればいいのです。思考パターンはすぐに変えられなくても、言葉は、意識することで変えることができるのです。
 具体的に言葉をどのように変えていけばいいか、次の3つを実践してください。
1、“否定形”より“肯定形“
「頑張らないと結果が出ない」(不定形)より「頑張れば結果が出る」(肯定形)
2、“被害者的言葉“より“主体的言葉“
「仕事に行かなくちゃいけない」より「今日も仕事に行くことを私は選ぶ」
3、“悪口“より“ほめ言葉“
 人の悪口を言うと、自分の潜在意識にもそれを聞かせることになり、自分が問題点や欠点にフォーカスするようになってしまいます。結果、劣等感や自己嫌悪に悩まさせます。逆に褒めると美点や長所にフォーカスするようになって、自分が大好きになってくるのです。
 そのほか、「してあげる」より「させていただく」。「ありがとう」を口癖にすることも大変有効です。
 ここでもう一つ、言葉力を鍛える上で、とても大きな原動力になるものをご紹介します。それは、“言霊(ことだま)という考え方です。古来、日本では、「言葉に魂が宿る」として、それを言霊と呼びました。「言葉はバイブレーションを発していて、その言葉自体を実現するエネルギーを持っている」という考え方です。「言葉は、そのエネルギーの波長と同類の出来事を引き寄せる」ということもできます。

③なぜ、行動できないのか?
 「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」
この上杉鷹山(ようざん)の言葉は、「為すこと」つまり「行動すること」の大切さを教えてくれます。歴史に残るような偉業だけでなく、私たちの人生における大小さまざまな目標の達成や願望の成就は、まず、行動を起こすことか始まります。
 行動できない主な理由を3つ挙げてみましょう

1、行動の動機が弱い。
 本気で手に入れようと思っていない、大きな意義を感じていないのです。損得勘定でできることは行動に移しますが目にみえない成果や意義には反応が鈍くなります。もし、その行動をすることが「あなた自身の成長につながること」であったり、その行動が「愛ある行動」なのであれば、ぜひ勇気を持って行動してください。その成果や意義は目に見えなくとも、あなたにとって非常に大きなものになるはずです。

2、何から始めたらいいかがはっきりしていない。
 どんなに大きな夢の道程でも、まず小さな第一歩を踏み出すことから始まります。最初はちょっとした行動でもかまいませんから、すぐに実行できることを決めて行動してください。何よりも第一歩を踏み出すことが大切です。

3、気持ちが整うのを待っている。
 「やる気になったら」ではいつまでもできません。行動を気持ちに依存させるのではなく、十番を逆にすることをおすすめします。つまり、やる気が出なくても行動するのです。
 「失敗するのが怖くて、なかなか行動できない」恐怖心というものは簡単に解消できるものではないからです。ですので、怖れや不安をなんとかしようとしないで、怖れや不安をいっしょに行動すればいいのです。必要なのは、たった一つのものです。それは、あなたが生まれながらにして持っている、あなたの“勇気“です。あなたが生まれたとき、天(宇宙)があなたにプレゼントしてくれたものが“勇気”です。あとはそれを使うかどうかだけなのです。

<1episode>
 5才になる友人のお子さんが公園で「おしっこ」と言ったので、公園のトイレに連れて行き、おしっこを済ませたあと、彼は便器の方に向かって合掌し軽くお辞儀をしました。何をしたのか尋ねたところ、その子は「おしっこの神様に拝んだんだよ」と言ったそうです。その友人は、「古事記」などの日本の神話が好きで、息子さんを寝かしつけるときなどに、神話のストーリーをよく話してあげていたそうです。
 森羅万象の中に神を見て、それを敬い感謝する心です。この感性で生きれば、たくさんの神様に囲まれて生活しているという感覚になり、太陽を見て感謝し、風を感じて感謝し、火に水に食物に感謝し、トイレに行った時も感謝し…と、生活の全てが感謝三昧になります。

<1action>
 自分のための時間、言霊、勇気、感謝。どれも、大切で、必要なことです。「忙しい」と感じたら、この3つのどれかを思い出し、実行に移そうと考えます。

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