「選択」「ゆとり」「リラックス」

こんにちは^^
現在、「大事なこと(価値観)」を見つけるために、その過程を少しずつ記事にしている途中です。(以下の記事参照)

今回は、【世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方】について、「大事なこと」を見つける際に、著者が厳選した5つの質問に回答する、というものがありますが、その中の一つ、「今の社会には何が足りないか?」というものがありますので、その問いかけに自分なりにつらつらと答えていきたいと思います。

わたしは今の社会には「選択」が足りないように感じました。なぜかというと、わたしの経験からですが、「生活のため」「お金のため」など、多くの場面で、「必要だから」「しなければならない」「すべき」という理由で動いていることが多いように感じているからです。

以前、情報系の会社に入って、そこで収入を得ていましたが、「プログラミングをすることが得意」「ものづくりが面白い」ということで仕事を始めたものの、実際に「会社に入る」ことを選んだのは「お金のため」です。

当時、会社に入ることを決める前、家の経済状況が良くないことは親から聞いていました。そこで、会社に入ってお金を稼ぎ、少しでも安定してゆとりのある暮らしをしたいなと思っていました。

また、そのときのわたしは大学・大学院に進学していました。ただ、大学に進学する以前から、家族と一緒に暮らす中で、「お金がない」という雰囲気を何となく感じていました。

わたしが大学へ入学するときの入学料はどうするのか、授業料はどうやって払うのかとか、耳は聞こえていないながらも、両親がそういう話をしていた空気を感じ、「本当に大学に入ってもいいのかな?」と申し訳なさを感じてもいたのかなと思います。

結局は、進学することに決めましたが、進学するならば、できるだけ家計に負担をかけないようにしようと思って、必死で勉強していたと思います。勉強して優秀な成績を得ることができれば、授業料を免除できる制度が大学にありました。

実際に成績を伸ばすことができ、授業料を免除することができました。そして、大学3年の夏頃に、大学院に進学するか、会社に入るかという「選択」がありました。

ですが、わたしはその時点で会社に入る「選択」はしませんでした。「家にお金がない」ことはわかってはいましたが、いまだに「社会に出ることが怖い」「うまく会社で稼ぐ自信がない」「まだ働きたくない」とも思っていました。そこで、「逃げ」の「選択」ではありますが、大学院に進学することにしました。

とはいえ、家計に負担をかけているところはあったので、大学院でも勉強したり、研究に熱心に取り組んで、授業料を免除できるようにしました。ただ、大学院では、昼夜問わず、論文を読んだり書いたり、プログラムを作ったり、研究をすることでのやりがいと面白さは感じていたものの、想像以上にキツかったです。

ですので、「会社に入った方がましかな…」と思うようになりました。そのため、大学院は修士課程までとして博士課程へ進むことは止め、いさぎよく覚悟を決めて会社に入ることにしました。

入る会社を選ぶ時、自分の中で特に「〇〇がしたい!」という方針はありませんでした。「確実にお金が入ればそれでよい」「情報系の仕事ができる会社ならばよい」という方針でした。

大学・大学院進学で、十分に勉強したり遊んだり、自由にさせてもらったと思っているので、そろそろ稼いで、家にお金を入れて恩返しをしたいと思っていました。ですので、「お金を稼ぐ」ことを最優先にして入る会社を決めました。

しかし、会社に入ることはできましたが、会社員4年目あたりで「仕事」や「働き方」について疑問を感じるようになり、5年ちょうどで会社を辞めました。

今にして思えば、当時は「お金を確実に稼ぐことができる」ように会社に入ることを決めましたが、そうではなくて、「○○がしたいから」会社に入るか、それとも別の何かをすれば、もう少し器用な生き方はしていたかもしれないですね。後悔はしていないですが笑

そういうわけで、わたしが生きてきたなかでは選択肢が限られている状況を感じることが多いというか、「選択」が自由ではないなと感じることが多かったと思います。また、わたしが「聴覚障害」を持っていることから、できることに制限を感じることもあったりして、聞こえる人と比較すると「選択」しづらさを感じることも時々あります。

ただ、「選択」が少ないと感じる理由は、経済的な理由や身体的な理由も多少影響はあるのかもしれませんが、当時は「ゆとりがなかった」、また「リラックスできていなかった」面もあったかなあと思います。

なぜかというと、会社に入ることを決めた当時は、
①家にお金がなかった(経済的な理由
②大学院での日々の研究に追われていた(時間的な理由
③聴覚障害による仕事への影響を少なくするならばなるべくコミュニケーションが少ない仕事のほうがよい(身体的な
理由
④聴覚障害者が確実に多くのお金を得るためには「会社に入る」しか道はなく、「個人事業主になる」や「会社を建てる」など選択した例はほとんどなかった(社会的な理由)
⑤自分は「少しでも早く会社に入って稼ぐしかない」と思い込んでいた(精神的な
理由
という状況があり、会社に入ることを「選択」しましたが、⑤についてはただの思い込みであり、自分で自分の可能性を狭めていたからです。当時は「会社に入って生きていくしか道はない」と思い込んで、他の選択肢には目もくれずに、深く考えずにただひたすら突っ走っていったと思います。

もっと自分の中で「ゆとり」を持っていたら、もっと「リラックス」できていたら、⑤は「会社に入る」理由とはならず、色々な「選択」を検討できていたかもしれません。

①~④はとても難しい問題ですが、だからといって、調べない、検討しない、他の道を探さないということにはならず、もう少し、考えてもよかったなあと思います。色々と考えてみて、結局それしかない、ということならそれでもよかったので。

本やインターネットで調べることにもう少し時間を使ったり、誰かに相談したりするなど、じっくり取り組んでいければ、その分だけ新しい知識や経験が増え、視野が広がって、より物事を多角的に見られるようになったかもしれません。そのように、「ゆとり」を作っていくことができたなら、また違った道が見えてきたかもしれません。

特に⑤については焦りや不安もありました。当時のわたしの頭の中には「お金がない」「時間がない」「得意なプログラミングで仕事するしかない」とずっと思いこんでいて思考のループに入っていたので、それしか考えられていませんでした。

ですが、そこで「リラックス」して自分を落ち着かせることができれば、一歩引いた視点で自分を見つめ直し、自分の「好きなこと」「得意なこと」が他にもあると思えたならば、また違う可能性に気づいたのかもしれません。

そのため、いまのわたしが過去のわたしに向かってアドバイスするなら、「もっと【ゆとり】を大事にしよう!」「自分を追い詰め過ぎないように【リラックス】していこう!」
と言っていたと思います。

だから、わたしの「大事なこと」には【ゆとり】【リラックス】が含まれていると思います。一つ前の記事に書いた【本気】と相反するようですが笑

ただ、わたしの中では矛盾はなくて、例えば、普段は【ゆとり】を持って【リラックス】しながら過ごし、いざ、やりたいことが見つかったら【本気】でやる!といった感じで捉えています。だから、わたしはいずれの価値観も全部大事にしています。

会社に入ることについて色々と悩んで、結局辞めましたが、それでもわたしは後悔はしていないです。【ゆとり】を持つことや【リラックス】することも大事だと気づくことができましたし、会社員になることだけではなく、個人事業主になるという自分自身の新しい可能性にも気づくことができたので、遠回りはしたかもしれませんが、今はこれでよかったなと思います。会社に入ることも、会社を辞めることも、個人事業主になることも、すべて経験することができて良かったなと思います。

今後は「大事なこと」「本当にやりたいこと」を見つけていって、また楽しく日々を過ごしていければと思います^^

色々と文章が長くなってしまいすみません。また、まとまりがない文章となり、読みづらくなって申し訳ありません。後日、もし【ゆとり】があれば読みやすいように修正してみますが、なければそのままにします…笑
それでも、読んでいただいて、ありがとうございました。

なお、【世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方】は、自己理解のために色々と参考になる方法が、載ってあります。わたし自身も、自分自身を見つけるのに非常に役に立っておりますので、興味がありましたら、ぜひ、お近くの書店で購入したり、ネットなどで注文して読んでみてください。(以下にAmazonのリンクも貼っておきます)

次回もまた、何かありましたら記事にします。

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