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ほぼボッチの窓辺@7話

身体は食べ物で出来ている(後編)

昨日は「身体は食べ物で出来ている」と言うお話しをした

昨日の記事を書いている途中に、どうしてもこのことを話したくなった

人の身体は食べ物で出来ている
では、食べ物はどんな元素で出来ていて、どんな風に人の身体を作ってくれているのか?という話しだ

食べ物の元は植物であることについては良いだろうか?

その植物の生長については土の中にいる微生物などの活躍も欠かせないが、この投稿では置いておこうと思う

植物>草食動物>雑食動物・肉食動物
食物連鎖のピラミッドの底辺は植物だ
そしてその植物はどのようにして養分を合成するのか?
小学校の理科の授業だ

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図のように植物はこのようにして養分を合成(光合成)する
その三大要素は水・日光・二酸化炭素

図では糖の備蓄とあるが、この糖の正体は主にでんぷん質(炭水化物)だ
炭水化物=炭素(C)と水(H2O)の化合物
捻りの無いそのまんまな名前だ

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炭水化物はいろいろな糖の総称なので、化学式にもいろいろな物があるが、アミロースと言う比較的簡素なモデルでは上図のようになる
炭素(C)以外には水(H2O)の元素しかないのが一目瞭然だろう

理屈っぽくなってしまったが、光合成の栄養の本体は炭素であることがわかる

そしてそれを食べた人の身体も自然のなりゆきのままに出来ている

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水素と酸素はほぼ水分
人の身体の6割以上は水分で出来ていると言われる所以だ

上の図を見るとほぼ水分である水素と酸素を抜くと、実に残りの8割近くを炭素が占めていることがわかる

つまり、人の身体は、水分を抜くとほぼ炭素で出来ており、その炭素は光合成によって大気中から植物たちが取り入れてくれたものであるという事だ

二酸化炭素の削減だとか、脱炭素社会とか、カーボンニュートラルとか主張している人たちは、このことが理解できているのだろうか?

二酸化炭素濃度が低くなれば、植物は光合成を行いにくくなり繁殖が難しくなる
植物が育たなければ、草食動物も肉食動物も飢えてしまう
それは、まさに、身体の素となる炭素を補給できなくなるからに他ならない

その証しとして、地球史上、最も巨大な生物と言われる恐竜たちが闊歩していたジュラ紀では二酸化炭素濃度は実に現在の20倍だったと推定されている

二酸化炭素削減の旗手とも見えるNHK様が、シンプルかつハイクオリティな解説動画を配信して下さっているので、是非ともご覧いただきたい

生物がもっとも繁栄していたと思われるジュラ紀
そして、当時の二酸化炭素濃度は20倍、地球の平均気温は10℃以上高かったと解説しているNHK様が、なぜ二酸化炭素削減を正義のように発信するのか、帽子には全く理解できない

と言うよりも支離滅裂過ぎて指摘する気力も失せる

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