ボクと同じ日本人のキミへ⑧

今日もお手紙を開いてくれてありがとう(*ov.v)o
ちょいと過激な画像はって、ごめんして(* >ω<）

気を取り直してもらって。。。
昨日のお話しはどうだったかな？

ボクやキミが借金をすると、お金とともに債務がついてまわって大変なことになることも多いけど、政府がする借金（国債）は返しきれなかった分は回り回って子会社に当たる日銀が買い取ってくれて、連結して会計するとチャラになっちゃうって必殺技があるから、全然困ったことにならないんだよぉ～ってお話しだった(○ゝω・)b⌒☆NE!

そんな上手い話しあるわけねぇーだろぉーーーっ！(#｀-_ゝ-)
って、キミは思ったかな？
いやね、ボクも「そんな上手い話あるわけねぇ！」って思う方が賢明だと思う。

今、世の中には、詐欺や詐欺まがいの上手い話に飛びついて被害に会う人が後を絶たないでしょ？

世の中に上手い話しは転がってない！
そう思うのが賢明！

お釈迦様はね「一切法は因縁生成り」って仰っててね、今、目の前で起こっていることは、突然降って湧くものではなく、長い因縁（原因）の積み重ねが結実してもたらされるんだよって教えて下さってます。

幸運に恵まれる人は、そうなるだけの因縁が積まれているっていうこと。
つまり、因縁を積み上げてもないのに、上手い話しに巡り合うことはない！ってことになるんだろうと思います。

そんな「上手い話しはない！」という原則に漏れず、国債を発行し続けることにも、やっぱり危険が潜んでます！

でも、逆に言うと、そこさえ注意して回避すれば、やっても全然大丈夫！という話しでもあるよ(*´・ω-)b ﾈｯ

その代表的な危険二つを、キミにお話しておきたいと思います(*ov.v)o

諸外国との関係（自国通貨安）

今のグローバルとか言われている世の中では、世界のいろいろな国が、お互いに関わり合って国が営まれてるよね！

例えば、日本が輸出したり輸入したりすると、日本の通貨が海外に流れたり、外国の通貨が国内に流れ込んだりもします。

で、国債も、必ずしも日本国内だけで流通しているわけではなく、海外の国々や、金融機関などにも売られています。

もし、日本政府が大量に国債を発行し続けて、それを買う相手の大半が海外だったらどうなると思う？

例えば、その相手のひとつがアメリカの機関で、100兆円分の国債を購入し、その時の為替レートが1ドル＝100円だったとすると、その時、日本政府は100兆円の国債で1兆ドルの現金を調達できたことになるよね。

でも、何かの原因で円安が始まると、海外の債権者は「今が売り時！」有利と見るや、こぞって日本の国債を売り出します。

日本国債が大量に売りに出されてる「日本ヤバイんねぇっ？」と市場が反応して、更に円安が進み、もし1ドル＝200円になっちゃったりしたら？？？

で、先ほどのアメリカの機関も、これ以上、日本国債を持ってたら大損するかもしれないと、100兆円分の国債の返済を日本政府に請求したとすると、政府は1兆ドルを準備するために200兆円の現金を用意しなくちゃならなくなるよね。

100兆円分借りたのに、為替レートで円の価値が半分になっちゃったら、200兆円返さなくちゃいけなくなったって大損害(´；ω；`)

こうして円安スパイラルに迷い込んでしまって、日本は他国から何も買えなくなってしまい、物不足による物価急騰(ハイパーインフレ)により破綻してしまう。。。と言うヤバ過ぎるシュミレーション(ﾟдﾟlll)

つまり、国債を海外に大量に買ってもらっている状態だと、エネルギーをはじめ、生活必需品すら輸入に頼っている日本は、深刻な物資不足を招いてしまう危険と隣り合わせだってことになるよね。

(ｷﾐ*´-ω・)ﾝ?
たしか、昨日のグラフで。。。
って、思い出しちゃったキミ！
やっぱ鋭すぎるぅ～(。'-')(。,_,)ｳﾝｳﾝ

あのグラフ、もう一回出すね！

えんじ色の部分が海外。
国債と短期証券を合わせても、海外の購入割合は13％弱。
これは、ちょぉ～安全エリア！

ちなみにアメリカは米国債をどれくらい海外に買ってもらってるのかなぁ～って思って調べてみたんだけど、あんまり良いのが見つからなくて、2007年の調べで、かなり古いんだけど、比較のために一応出しとくね！

ちなみにFRB（連邦準備制度理事会）ていうのは日本でいう日本銀行！
つまり、アメリカの中央銀行ってことになります！

2007年って言うと、先の大恐慌、リーマンショック（2008年夏以降）の前だから、アメリカ経済が順調だった頃なので、比較的良い状態での数字とみていいんだろうと思います。

で、それでも、アメリカは海外に27％国債を売っていて、つまり借金をしていて、日本の13％がいかに慎重な配分かということが、わかるんじゃないかなぁ～って思います(^^♪

てか、もっと、売ってもいいんじゃね？( *´艸`)
もしかして、すでに人気がねぇのか？ΣΣ(ﾟдﾟlll)
いやいや、そしたら、もっと円安になってるか(≧∀≦*)
ってことは、やっぱり、日本政府の借金の仕方は、ちょぉ～慎重なんだろう(*´・ω-)b ﾈｯ

国債の無秩序発行→ハイパーインフレーション

国が借金し続けるとハイパーインフレになるん( ≧へ≦)ノﾀﾞｧｰｯ!!
というの、聞いたことありませんか？

ところで、ハイパーインフレってなんじゃらほい？( ﾟ ρ ﾟ )ﾎﾟｶｰﾝ

ハイパーインフレというのは、異常な物価高のことで、国際会計基準では3年間で2倍と定義されるんだけども、歴史上では5000倍（アルゼンチン）・600億倍（旧ロシア帝国）という物価高を経験した国もあるのね。

さっきの自国通貨安の話の中にもハイパーインフレって出てきたよね！

円安になり過ぎて、日本が他国から物を充分輸入できなくなっちゃって、モノが無くなって物価が上がる！というお話しだったね！

でも、①のお話しでした通り、今のところ日本は、海外に国債を買ってもらっている割合がとても少ないので、この心配はないってお話しでした(*´・ω-)b ﾈｯ

んん。。。？？？(-ω- ｷﾐ)
これって、モノがいっぱいあって、自給自足できるんだったら、無限に国債発行しても大丈夫ってことちゃうん？

ピンポーン！マジでそれ！鋭すぎますわ(^▽^;)
その通りなんです！

でもね、実際、日本が自給自足できるのか？と考えてみると、現状では考えるまでもなく無理！！！

なんといっても自前で用意できるエネルギー資源が乏しすぎます。

上の図は経済産業省の公式データ！
日本のエネルギー自給率は1割に満たない状態で、諸外国から原油を止められたら、あっという間にギブアップな状態です(´ДÅ)

2010年には2割あったものが急激に低下したのは、福島第一原発事故から脱原発が進んだ結果ですが、仮に原子力発電が健在であったとしても、2割程度では輸入に頼らざるを得ません。

振り返れば、先の大戦で日本を開戦に追い込んだのは、石油の輸入を米・英国主導で封鎖（ABCD包囲網）したのが直接的な原因であったことは歴史的事実として広く知られています。

日本にはエネルギーを諸外国に依存せざるを得ないというアキレス腱があるんだねぇ～(´；ω；`)

ということで、無限に国債発行して良い！って話しは(* >ω<）=却下！

日本に自前のエネルギーがあったらなぁ～
世界では他に例のない、ガチな自給自足国家の出来上がりのような気がすんだけどなぁ～☆:*･ﾟ(●´∀｀●):*･ﾟﾟ 

実はですね、その可能性、充分あったりするんです！
でも、このお話しは、このお手紙のずっと後の方のお楽しみ！ということで(≧∀≦*)

国債発行（政府の借金）＠当分は大丈夫！！！

今日は池〇さんとかテレビの人が言いまわっている危険は、日本という環境では、しばらくは起こりようがないというお話でした。

でも、これは、あくまで「しばらく」というお話し！

キミがね、車を運転しているとするでしょ？
制限速度60キロで交通環境も良い状態で、今、30キロで走ってたとするじゃん？
そしたらね、後続車が渋滞し始めちゃったりしたら、キミはどうする？

だよ(*´・ω-)b ﾈｯ
とりあえず、60キロくらいまではスピード上げるでしょ？
だからと言って100キロとかダメじゃん？

国債の発行（政府の借金）はまさにそんな感じ！
今は、ホント、もうちょっと国債を出さなきゃダメ！
もっと、みんなのお金かき混ぜの術を発動させなくっちゃ、上手くお金が流れない！

そして、スピードが60キロに近づいてきたら、徐々にアクセルを離して、加速をコントロールしながら、安定運転を心がける。

これが、世界のスタンダードなのに、日本は「景気回復！景気回復！」と叫びながら、政策的には「増税・デフレ！増税・デフレ！」でお金があるところに更にお金が集まって、動脈りゅう破裂の危機的状態ΣΣ(ﾟдﾟlll)

それでもね！
無差別にお金を配ることについては、こんな慎重論もあるの。

それは、仕事せずとも暮らしていけるようにしてしまったら、みんなが働かなくなって、物やサービスが生産されなくなって、結局、物不足による物価高騰で経済破綻する恐れがあるよ。。。ってお話し。

でも、これについては、日本じゃまずは起こらない！ってボクは思ってるの。

明日のお手紙では、そこのところをお話したいと思っています。

キミはもちろん、日本人であれば誰でも、日本人であることが、とても嬉しく・誇らしく思えるお話しになると思います。

だから、きっと、明日のお手紙も開いて(○ゝω・)b⌒☆NE!
今日も、小難しいお話し、頑張って聞いてくれて、本当にありがとう(*ov.v)o