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テレビショッピングのマーケティングが最高にわかりやすくて感動したこと


みなさんはテレビってみますか?

noteが好きだったり、ネットの世界に慣れ親しんでいる人の中には、「テレビは一切見ません」ってひとも多いと思う。(かくゆう私は思いっきりそう)

特に平日の昼間とかにテレビを見ることなんかなくて、なんとゆうか別世界のことみたいに気付いたらなっていたんです。そしてどこかしら、なんだか古いものの話でしょ?って思ってるところがあった。

だけれど、平日の昼間にテレビショッピングを見たら、そのマーケティングが凄くわかりやすくて、感動したので、そのお話をメモしておきたいとおもう。

お話は、運動会前の親御さんにカメラをうる番組でした。売っているのは、4万円ほどの一眼カメラです

ターゲットは、「子供・孫の運動会がもうすぐある予定で、あまりカメラには詳しくない親・祖父母」

明らかにターゲットを絞ってきていて、さらにここ最近その地域の小学校では運動会がたくさんあることも知っている。

そのうえで、「運動会にカメラ、欲しいでしょ?」と的確に提案していたんです。ターゲットが的確なのだ。そしてたぶん、ターゲットはネットじゃなくてテレビを見て、アマゾンじゃなくて、店舗もしくはこうゆうテレビショッピングで買い物をする。そうゆう、ターゲットにあった媒体も選んでいるのだ。

さらな思ったのは、いままでの日本はみんながひとつの価値観だったり、ひとつのタイムラインを共有していた。だから「だいたいみんな今これが欲しいでしょ?」とゆうマーケティングが上手くいっていたんだな。

そして、まだまだそうゆう、「この時期になったら、これ買ったほうがいいよ」ってゆうマーケティングは健在な気がするのだ。

ひとつに、特に地方に住んでから思うけれど、世の中はそんなに急速に変わっていないから。ふたつに、ひとは誰かになにかを決めて欲しいという欲求は誰しも潜在的にもっているように思うから。だからネットの世界でも、だれか有名な人の意見を聞きたがるひとが多いんじゃないだろうか。

売るものは、「子供・孫の勇姿をアップで残せること」

あとは、商品説明でいいなと思ったのは、商品じゃなくて、商品を買うことで手に入れることのできる体験を売っていたこと。

打ち出しているのは、高画質でズームのできるカメラじゃなくて、運動会で遠くにいる我が子をきれいな写真に残せることなんですね。

使ってる写真なんかも、ズームなしで撮った校庭の写真と、ズームした子供の写真が例として使われていて、凄くわかりやすい。

それを見た後では、このカメラを持っていないと、子供の写真が撮れなくて、後悔するんじゃないかと、焦ってきてしまうレベル。

何よりその商品のすごさを出すんじゃなくて、それを使って得られることに焦点を当てているのが、凄く凄くわかりやすい。

それ以外のわかりづらい情報は一切ないこと

加えて、ターゲットに合わせてか、そのほかのわかりづらくて詳しい情報はありません。あったかもしれないけれど、覚えてないくらい、ささやかなもの。そしてすでに、運動会に合うものが選択されてるから。

カメラの選択肢もないし、レンズを決める必要もないし、ほんとにでてる番号に電話すれば良いだけ。簡単。

値段も比較する必要はない。だって、すでに特価価格って言ってるから。実際、同じ型をどんどん生産すれば良いので、安かったりするんだとおもう。

まとめ

ちなみに、上記のテレビショッピングをみていて、まわりのおじちゃんが「そうだよなあ、そらそろ運動会だもんなあ、カメラ買いてえな」みたいなことを言っていて、思いっきり届けたいひとに届いている!と感心してしまいました。

そんな風にして、とある平日の定食やさんのテレビを見てて、「最高にわかりやすいマーケティングにあってしまったお話」でした。

たぶん、社会は変わっていっても、古くからあるものの、凄い力とか知恵ってたくさんあるんだと思う。そうゆうのに、ひとつひとつ気づけるようになりたいね、と思いました。


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