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イギリスに来て1年と4ヶ月経った感想などなど

2回目のイギリスにきて、1年と4ヶ月くらいが経ちました。つまり合計2年と4ヶ月くらいです。すごい。今書いていて、びっくりしてしまった…

かつては、「1年の留学」に行った方達のことを「なんて国際的なんだ!」と思っていた自分としては、信じられない変化ですね…大学卒業まで海外で暮らしたことなんてなかったのに、大人になってこんなに長期的に違う国に住んでいるなんて…

ちなみに昔は、「1年の留学」に行った方を「もうその国ことを全て知っているに違いない、言葉もペラペラに違いない、プロフェッショナルみたいだ」と思っていたのですが、自分が2年4ヶ月も暮らしてみると、全然そんなこと言えない。

なんだか、こんなに長くいるのにできないことが多くて申し訳なくなってくるような気持ちです。いや本当に、側からみたら4ヶ月くらいの人間に見えるかもしれない…自分でも、「2年くらいいたらこれくらい簡単にできるだろう」という理想と、自分の現実のギャップが大きすぎて、なんだか悲しくなったりします。

しかも1年前よりも、なんだかできないことが増えているような気がするんですよね。あれ、私あれもできないし、これもできないってゆうのが、すごく見つかるんです、最近。


おしゃれな夜カフェしたときの写真です。こうゆうお店があることろはロンドン大好き!

一方で、「海外で生き延びているだけでえらい」という気持ちもあります。大変なこともある分、自分を認めてあげるのも大切ですよね…また、イギリスに馴染んでいるかは別として、馴染んでいようが無かろうがどうにか生き抜くスキルはついていると思います。なんだろう、完全になれるのではなく、不完全でもなんとかするスキルです。こっちの方が、明らかに伸びが早いです。

だからこそ、なんとゆうか「まあ困ったら今度はスペイン語圏やフランス語圏にでもいけばいいかな」といった割と楽観的な思考は手に入れました。世界は広いので、日本で合わなくても、イギリスで合わなくても、大丈夫です。

きれいだった夜景

とはいえ、完璧な国というものはなくて、少なくともイギリスは時々「ほんとこの国大丈夫かな」「なんでこんなボロボロなの」と思うこともあったりします。特に自分に嫌なことがあったときや、調子が悪い時はそうですね。なので、「日本大丈夫かな」というかたも心配しなくて大丈夫です。イギリスも大丈夫かなというかんじなので…

(日本に帰るとみんな小綺麗だし、電車はちゃんと動いているし、ゴミはないし、本当素適なところだなあと思います)

そんなわけで、結局のところ、正直辛い時とかは、「ほんとイギリスやだ、他の国にいきたい」と思ったりするのですが、どこの国にいようがどんな環境にいようが、自分で自分を幸せにできるスキルをもった強い人間になりたいなあというのが、今の目標です。自分が好きな人たちを大切にしたり、たくさん稼いだり、熱中できることをしたり、そうゆうのをするのは、自分次第だと思うので…

テートモダンでみたアートワーク

ちなみに、イギリスがとても悪いかのような言葉が続いたので、イギリスのために良いことを書いておきます。とは言え、ロンドンにすんでいるので、イギリスというよりかはロンドンの良いところですね。

ひとつは、カオスなところ。なんでもありというか、人を気にしないというか、なんでもあるというか。アフタヌーンティーやオペラやバレエのような古典的なのもあるし、カオスなローカル、アーケットもあるし、ほっとするおしゃれなカフェもあるし、ガッツリケバブもあるし、いろんな方がいろんな興味を持っていて、多様性があります。そして私はこの多様性が好きです。

インド系のテキスタイルショップ

もうひとつは、ユーモアがあるところですかね。ユーモアと余裕というか、真面目すぎないところも良いと思います。なんでか知らないけれど、嫌なことがあっても、「なんだよほんとに」といいつつ、笑い飛ばせちゃう部分がある気がします。だからこそ、「イギリス大丈夫かな」と思いつつ、日常生活ではなんだか楽しくやっていけるんだろうと思います。

お花屋さんのクリスマスリース

ロンドンは日本風に生活しようと思えばそれもできるし、カオスなところもあるので、端的にゆうと「飽きない」のかもしれません。私が英語がまだまだとか、他にも色々まだまだなところがあるのもあいまって、「まだまだなんだかよくわからない」という部分も、個人的にはロンドン滞在を楽しく過ごせている要因な気がします。チャレンジしている、というのが面白いのです。

そうゆう意味では、もう少し落ち着いたら、フランス語とか中国語とかまた新しい言語に挑戦して、「よくわからない環境」にいきたい気持ちも少し芽生えています。周りが何いっているかわからない、どうしたら良いかわからないという体験って良いですよね。

日本の古民家にも住みたいし、韓国の屋台で飲んだり食べたりしたいし、中国でも台湾でも漢方の勉強したりしたいし、フランスか北イタリアの別荘みたいなところでたくさん料理もしたいし、フィンランドのサマーコテージにも滞在して本読んで過ごしたいし、やりたい生活はたくさんです。

イギリスの生活は楽しい一方、人の欲は限りなく色々出てくるんだなあと実感してます。(もっと欲の無い人間になりたいという欲もあります)

イギリスで2年すこし暮して分かったのは、海外暮らしは別に特別なことではないということでしょうか。そしてよりよい暮らしのために精進する日々はまだまだ続くということです。

自分のためのメモみたいになってしまったけれど、読んでくれてありがとうございました。


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