芋女だけど実は美容が趣味なので語らせて下さい

吾輩は芋である。垢抜けはまだない。ゆえに、「美容が好きなんです!」と公言してしまうと「エッ!その掘り出し芋みたいな見た目で!?」と思われてしまうのではないかと冷や汗モンなので表立っては口にしないが、実は私は美容がメッッッチャ好きだ。一定までの美容は身だしなみの範疇であるが、それ以上の美容は完全に自己満である。自己満、最高。

以下、私の美容をする上でのこだわりである。男性の美容にも応用できる部分もあるかもしれないので、性別問わずに読んでもらえると有難い。

・スカルプネイル命  

ネイルは中毒性の非常に高い麻薬である。私は重度のネイルジャンキーなので、自爪のキラキラちゅるちゅるにより放出される快楽物質依存により、すっかりシャブ漬けである。牛丼なんかよりネイルの方がよっぽど、生娘シャブ漬け率が高いのではないか。しかしシャブもやり過ぎると身体に大きなガタがくるように、爪も長年の負担によりペッッラペラのバッキバキになる。ネイルは大体一年ぐらいやり続けると、爪が薄くなり割れやすくなるので、半年ほど休息期間を設けるといいらしい。しかし、私はプロシャブ中。身体にガタがこようとも、当たり前に爪が可愛いという精神的快楽を優先する。しかし、割れて深爪になってる爪だとどうしようもない。なので、ジェルと比べてお値段は張るが長さ出しと補強ができるスカルプに移行した。元々は、深爪の長さだしと補強対策のために始めたスカルプだが、スカルプはかなり利点が多かった。

まず、手が綺麗に見えることとである。私の爪は元々丸く横幅があるタイプの選ばれざれし者の爪だったので、ネイルポリッシュを塗っても手元が綺麗に見えるタイプの爪ではなかった。しかし、スカルプである程度の長さとある程度の細さの爪を付けると、女性らしい華奢な手元になるのである。次にネイルデザインの幅が広がった。私は爪の面積が人より小さいらしく、サロンによってはグラデーションデザインを断られたり、小さいパーツでさえも土台である爪からはみ出してガッツリ主張をしてしまうポテンシャルの低い爪であったか、スカルプになってからはグラデーションネイルもある程度のパーツもガンガン乗せられるようになった。そして、チップタイプのスカルプということもあり、素爪が守られ爪が途中で割れずにしっかり伸びるようになった。すごいぞ!スカルプ!!以来、私はジェルジャンキーからスカルプジャンキーに進化を遂げたのである。

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最近したお気に入りのネイルデザイン(スカルプではあるものの使いやすさ重視のため比較的短めにしている)


・痛みに耐え美容皮膚科でレーザー

私はレーザーを行う前、デパコス重課金者であった。しかし、デパコスを重課金してるうちにある疑念が浮かんだ。素材のいいプチプラコスメフェイスと素材の悪いデパコスフェイスだったら、どっちが見映えがいいのだろうということだ。勿論、前者である。悲しいことにクオリティの高くかつ厚い塗装を行なっても土台の地盤が悪ければ、どれだけ質のいい塗装も意味をなさない。これを悟った私は今までデパコスやデパコススキンケアにかけてたお金をフォトとジェネシスとピーリングに回した。しかし、デパコススキンケアを使っていた時より、プチプラスキンケアメイン(ビタミンA美容液は安くてもいいので必須であるが)でたまにレーザーを乱れ打ちしている現在の方が明らかに肌質が良い。正直痛いかと言われればまぁそれなりに痛みは伴うが、以前よりもくすみ、毛穴、赤みが気にならなくなった。それに付随して素肌への意識が高くなったので、クレンジングにも課金するようになった。なので、必要なところに「だけ」全力でお金を使う考えにシフトすべく、大好きだったコスメへの課金額を大幅に減らした。今では、キャンメイクでさえ購入するのに怯んでしまうので、昔のデパコス狂いだった姿は見る影もない。


・デパコス売り場の徘徊(金銭的に余裕のある時限定)

私は基本的にデパートの一階には入らないことを心に決めている。入ったとしても何も目に入れないようにして即座に上の階へ進む。何故なら、確実に買ってしまうからだ。見た目も可愛くて、中身の色も質感も可愛くて、タッチアップした時の己の顔面の見映えも当社比で可愛くなるものが大量に陳列されていたら、もう買うしか道は残されていない。特に、BAさんのいるカウンターに向かったらもう終わりだ。カウンターの椅子に座ってBAさんから「まず、測定したところ〇〇さんの肌タイプは〇〇なので〜、」と説明されている時点で既に快楽物質が脳から溢れ出しているのがわかる。勿論商品自体の質やクオリティが高いから購入しているというのもあるが、個人的にはBAさんに説明してもらい自分に合ったコスメを選び購入した時や、店頭で運命のコスメに出会った時に即座に購入する時の、高揚感を買っているような気がするのである。

ちなみに、私はベースメイクはイプサ と相性が良い。ポイントメイクは色味とパッケージの可愛いディオールとジバンシィが好きである。繊細な質感で自然に綺麗に見せたいようなコスメはクレドポーやスリーで探す。最近は貧民なのでもっぱら韓国コスメであるが、韓国コスメは発色がよくラメもざくざくキラキラで可愛いものが多い。対してはデパコスは色味よりも艶感で盛る上品ナチュラルテイストのものが多いので、色味とラメでしっかり可愛く盛りたい民には韓国コスメはおすすめである。ゆえに、ナチュラル上品メイクよりも己の思う可愛いを全面に出したバチ盛れメイクが好きな私は、涙袋にはクリオのピンクアイシャドウを乗せ(ピンクは膨張色なのでベージュよりも涙袋を強調できる)、目頭から黒目下までにはリリミュウのラメライナー(これがラインも引きやすくすごく盛れるのでとても重宝している)を引いている。鼻は個人的に高い人が好きなので、その嗜好を自身のメイクにも投影している。キャンメイクのノーズシャドウ (プチプラなのに色味が絶妙でかつ薄づきなので濃さを調節しやすい優秀コスメである)をガッツリいれ、盛りたい時はクレドポーのハイライトの上からディオールのハイライトを重ね付けするれっきとした鼻筋職人である。リップに関しては、塗り直しがとてつもなく面倒なので基本ティントをメインで使用する。ティントといえば、韓国ブランドが千円程度で発色も良くて、色も可愛く、塗り直しもあまり必要ないので便利である。日本のリップだと、クラランスのコンフォートリップオイルがめちゃくちゃ好きだったが、めちゃくちゃ中身が漏れてくるため、コスメポーチから即回収し、そっと棚の中に封印して以来姿を見ていない。


・マツエクの上からマスカラ

マツエクもなかなか中毒性の高い美容である。マツエク前はパリジェンヌ、盛りたい時は更につけまを使用していたが、マツエクはすっぴんでも外出できるレベルに盛れるため、即虜になった。マツエクのオーダーとしては目を垂れ目に見せるために、目尻の毛を垂らしてもらうようにしている。(この目尻の毛の垂れが重要である)また、私は撮影の時やマツエクがスカスカになってきた際は、マツエクの上からフィルムタイプのマスカラを塗りたくっている。まつ毛が濃く長いだけで写真映えも良くなるし生身で見た時も目元が華やかになる。ちなみに、先日思いつきで下まつ毛にもマツエクをつけてみたのだが、上まつ毛と絡まるだけでなくない方が絶対に良かったので即座にやめた。(どうやら顔タイプキュートは盛り耐久性がそこまでないので黒色で目の周りを囲み過ぎるとケバくなるようだ)


・うるうる黒髪ロングを守り抜く

私は生粋の精神的バキバキ童貞なのでいい香りがして天使の輪があるうるうる黒髪ロングの前髪重めの女の子が昔から憧れであった。なので、理想の女の子像を自身に投影すべく、いくら世論が薄め前髪やshimaのインスタに出てきそうな透明感ミルクベージュカラーのくびれ巻きヘアを支持しようが、自分のパーソナルカラーがオータムであろうが、世間のいう垢抜けとは真逆の我が道をいく。アイドルのオタクに人生をかけてきた純度100%の女オタなので、全盛期AKBの暗髪重め斜め前髪ヘアがJSの頃から永遠の憧れなのである。カラーオーダーはブルーブラックで、そこにTOKIOトリートメントを追加する。TOKIOトリートメントは赤ちゃんのような柔らかい毛質になるので、髪が太め固めだけどか弱い女の子の髪になりたい民にはめちゃくちゃおすすめである。TOKIOシリーズはホームケアもかなり優秀であるが、その中にもいくつか段階があり、サロンでおすすめされて使用することになったTOKIOハイパーインカラミはまぁまぁいい値段なのでお金に余裕があるタイミングでの補充を行うのがコツである。しかし、貧困しているタイミングでシャンプートリートメントが無くなるということはよくあるので、その際はcoconeというシャンプーとトリートメントが合体したクレイクリームシャンプーを使用している。時短になる上に、ちゅるちゅるになるのでサブシャンプーとして愛用している。ヘアオイルはさまざまなものを試してきた中ではアンドハニーが、自分の中に眠る童貞が理想の女の子の髪の毛から香ってほしいランキング1位に輝いた。蜂蜜とベリーを混ぜたような香りですごくいい香りなのは勿論、髪の毛がサロンでトリートメントをした後のような水分をしっかり含んでうるうるになり、アホ毛率が当社比でかなり抑えられるため、愛用している。



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