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『シュメール』ってどういう意味?

 シュメール人とかシュメール文明とか言うけれど、シュメールってどういう意味?

 それを解明する手掛かりとなるのが、イエメン(ヤマン)の存在だ。


 現在のイエメンはアラビア半島の南端にある。でも、5百年前の地図を見ると、現クウェートからサウジアラビア北東部の地域にかけてがイエメン(ヤマン)となっている。

 じゃあ、現在のイエメンがあったところは何と呼ばれていたのかというと、「幸福のアラビア(アラビア・フェリクス)」だ。

 詳細に書かれた地図ならば、現イエメンのあたりには5つほどの地域名が書かれているが、そこにYamanの文字はない。

 地図によって位置に多少のズレがあるものの、むかしのYamanはアラビア半島の北部にあり、南部がアラビア・フェリクスであることに変わりはない。
 

緑のラインにAYAMANの文字



 では、イエメンYemen=ヤマンYamanの意味は何かというと、「右」
 アラビア語と同じセム系言語の現代ヘブライ語でも右のことを「ヤミーナ」と言っている。

 現在のイエメンは東を向いて立った時に、メッカの右にあるから「ヤマン」と呼ばれるようになったのだろう。
 古代世界では、太陽がやってくる東が前と考える。

 あるいは、旧ヤマンの住民が南へ移住して、地名も動いた可能性もある。



 では、シュメールSumerの意味は?

 ここまでで、もうおわかりだろう。
 そう、シュメールはヘブライ語の「シュモール」と同じで、「左」の意味がある
 西から東を見たときに、右──つまり南──がヤマンで、左──つまり北──がシュメール。


 じゃあ、その真ん中は?

 現在はイスラム教の聖地メッカを基準にしてイエメンの名前は南にある。

 じゃあ、シュメールと昔のイエメンの、左右の位置の基準となったのは何か?


 「エデン」だ。

 これはファンタジーではなく、粘土板から読み取れる歴史だ。
 間違いなのかあえてなのか、誤訳によってその存在が葬り去られているが、シュメール時代以前の世界の中心はエデンだった。


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エデンの園の詳しい位置の解説はこちら(宗教書じゃないよ)⇩


古代人が定義する魂と霊のわりと”かがく的”な解説⇩




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