【感想/考察】ツイステ民ぜひ読んで!ここが「凄い」ぞ!『ツイステ』コミカライズ版
こんにちは。
ハーツラビュル寮に心を奪われている監督生・勝哉です。
ついに先日、ツイステ本編のコミカライズ版、その第1巻が発売されましたね……。
当日は忙しくて買いにいけなかったのですが、今日なんとか買えました。
あと2冊で売り切れになるところだった。危ない、危ない……。
そんなわけで、早速コミカライズ版を読んでみました!
(なお、書いてる本人はコミック待ち派だったので、Gファンの連載は追ってない状態にあります)
結果、もうなんとも「凄い!」の一言しか飛び出ない!
これは、全ツイステの民に読んでほしい作品だ!と、大興奮してしまった為、思わず筆を取ってしまいました笑
そんなわけで以下、私が本コミックを読んで「凄い」と思った箇所の紹介です。
ちょっとネタバレを含んだ説明になりますので、そこだけ要注意でお願いいたします。
ここが「凄いぞ!」1. 主人公の設定
まず初めに「凄い」と思ったのは、コミカライズ版主人公・円満雄剣(えんま ゆうけん)くんに関する設定。
コミカライズ決定や連載開始ぐらいに話題となったので、ツイステ民の間では彼の設定に関しては有名だと思います。
一応のおさらいとして掲載すると、話題になった情報はこんなところだった筈↓↓↓↓
【雄剣くんがツイステの民をザワつかせた驚き4ポイント★】
・名前が「雄剣」でユウ
・性別が「男」
・「剣道部副将」
・驚きの「厳つさ」
コミカライズ版とはいえ、一応は女性向けのゲーム。
まさかの男主人公で、さらには剣道部副将で厳つさ半端ない外見のキャラクターが来ると誰が思いますか。
でもあくまでも、女性向けゲームだからできた事でもあったのかなとは、思います。
「乙女ゲーム」と違って、女性が楽しめるのであれば「女性向け」としてはクリアな筈ですし。
ダークファンタジーに見えて、実は男子高校生がわちゃわちゃ青春してるだけ、みたいな一面も持つツイステの世界観的には、そこに女性を入れるよりも男性をいれた方がキャラクター同士の距離感等取りやすいのかもしれません。
とまぁ、そこはさておき。
今回、雄剣くんの設定の凄いなぁ、と思ったところは「剣道部副将」という設定です。
コミック1巻は、原作ゲームにおける序章にあたる物語が詰め込まれている巻となっていました。
この序章では、ある「大型の魔物」と、主人公、それから今後メインのキャラクターとなっていく、エース・デュース・グリムの2人と1匹が戦わなければならない展開を迎えます。
要は皆で一緒に戦うという展開ですが、この際、主人公以外がヴィランズ寄りなキャラクター性を持つ事から、協力し合うなんてまっぴらごめんだ、という争いが起こるわけです。
ゲームでは、ある「策」を思いついたらしい主人公(プレイヤー)が、他のメンバーの弱みに上手くつけこんで協力するように仕向けます。
コミカライズ版では、ここで雄剣くんの「剣道部副将」設定が活きるのです!
雄剣くんがやっていた剣道には、個人戦と団体戦と呼ばれるものが存在しています。
個人戦は1人の戦いですが、団体戦は出場するメンバー全員の総合的な勝敗が結果となる為、例え1人の負けが出ても「勝利」を手にする事ができます。
そんな雄剣くんの「剣道部副将」としての経験を活かして、彼は他のメンバーの説得を開始。
これによりこの説得シーンが、ゲームにはなかった強い「説得感」を得られるシーンに早変わり!
さらには、こんな危機的な状況においても冷静でいられる、雄剣くん自身の豪胆さも感じられ、彼らしい「説得」シーンになっているのです!
ちなみに、さらっと調べたところ、剣道の団体戦は3人制・5人制・7人制・7人以上の4パターンがあるそうですね。
偶然か、それとも図っての事かはわかりませんが、作戦の支持を出す雄剣くんを除けば、戦闘員として戦ってくれるのはエース・デュース・グリムの3人(2人と1匹)と、団体戦の最低人数ともぴったり被ります。
雄剣くんという、主人公の全てが正しく活きたシーンだったといえるでしょう。
雄剣くん凄い!!!!
ここが「凄いぞ!」2. 微々たる差が見せる、原作とは異なる面白展開!
これは色んなコミカライズ作品にいえる事なのでしょうが、原作ストーリーとの「微々たる展開差」が生み出す面白さが凄い!
原作にはない展開が盛り込まれている事はもちろん、原作の展開を漫画用に「縮めてまとめた」と思われるシーンもいくつか存在しています。
ですが、縮めてまとめた方も、それで原作の面白さを損なうという事は一切なく!
むしろ原作にはない面白さを感じさせてくれ、逆に楽しいといえる要素になっています!
特にオススメしたいのが、第1話「覚醒ストレンジャー!」。
冒頭の、入学式の話の構成が凄い!
ゲームでは、突然入学式に乱入してきたグリムを、ハーツラビュル寮長のリドルくんを中心に寮長達が追いかけるような展開になっていますが、メインが寮長達な為、主人公がどこで何をしているのか不明な状態になってしまっています。
しかし、コミック版はこの空白を上手に活用!
主人公自身が上手い事物語に絡むように運ぶどころか、ゲームとは異なり、自らリドルくんと接触する展開を巻き起こし、結果ゲームにはなかった危機的状況を招き、「さぁ、これからどうなる!第2話へ続く!」といった展開で終わっているのです!
天才か!上手すぎか!拍手大喝采!
展開の素晴らしさに、全私がスタンディングオベーション!ありがとう!ありがとう!我らがハーツラビュル寮長をよろしくどうぞ!(おい
またこの時の主人公と物語が絡み合う展開の仕方も、雄剣くんだからこその行動故の展開となっており、「あぁ、このコミカライズは雄剣くんが主人公の世界なんだな」と改めて認識させられるシーンになっています。
ツイステッドの世界ではあるけれど、このコミカライズ版はコミカライズ版で、1つの確立した世界・物語を紡いでいるのだと、そう感じさせられるものがあります。
他にも、随所随所で雄剣くんだからこその動機や理由といった展開で、物語が進められており、雄剣くんが主人公でなければ見れなかったツイステの世界がそこには広がっています。
ぜひ、雄剣くんという主人公・監督生が紡いでいく物語展開を、ツイステ民には見ていただきたい所存です!
最後に:今後の展開についての考察
さて、ここまで「凄い!」と思った点に関する事をずらずらと並べていたのですが、ここでちょっと個人的な考察をさせて下さい。
まず初めにこのコミカライズ版を読んで、疑問に思ったところがあります。
それが第1話「覚醒ストレンジャー!」の、雄剣くんが馬車に連れ去られた(?)ページから2ページ目に書かれている、こちらの台詞です。
「私に 彼らに 君に 残された時間は決して少ない 決してその手を放さぬよう――」
【引用元:DISNEY TWISTED-WONDERLAND THE COMIC~EPISODE of HEARTSLABYUL~ 第1話「覚醒ストレンジャー!」】
こんな台詞、原作ありましたっけ?
記憶が正しければ、なかったような……?
そもそもこの台詞は一体、誰目線なのでしょう。
この台詞が入る前ページには「闇の鏡に導かれし者よ」と、ガチャを行う際に、ガチャ担当キャラの闇の鏡さんが絶対に言う台詞が入っています。
となると、この台詞を言っているのは、闇の鏡さん?
他にも第1話表紙前のページにて、闇の鏡さんと向き合っているっぽい、誰かが登場します。
台詞的にはイーヴィル・クイーン(ディズニーの白雪姫の継母さん)さんっぽいけど……。
でも序章が終わってから始まるのは、「不思議の国のアリス」がベースのハーツラビュル編です。
その話の前に出てくるヴィランズが、イーヴィルさんって、何か違和感がありません?
ポムフィオーレ編前なら、納得がいくけれど……。
となれば、闇の鏡に何か意図的な企みがあり、それがイーヴィルさんへと続くみたいな展開が待ち受けている可能性がある?
いやそもそも、本当にあれがイーヴィルさんなのかわからないですが。
というか、あの表紙前ページに描かれている口、学園長の唇ともそっくりな気がするんだよなぁ……。
笑った時の学園長の口角具合も似ていた気がします。
ちょっと深読みしすぎ?
あと雄剣くんの「剣道部副将」という設定も、気になっている点ではあります。
第1話曰く、弱小剣道部を雄剣くんの力で立て直したという事みたいですが、彼はあくまでも「副将」であり、部の長ではない。
つまり「大将」が別で存在している筈なのです。
大将については一切触れられず、物語がツイステッドな世界にダイブしちゃった為、この辺りもどうなっているのか気になります。
まだ語られていない雄剣くんの過去があるのか。
もしかしたらそれが先の台詞の「残された時間」に関わってきたりするのか。
う~ん。
奥が深いぞ、『ツイステ』コミカライズ版。
とにもかくにも2巻では、ついに本格的にハーツラビュル編が始まるみたいですので楽しみです!
絶対2巻も買わねば!
以上。ツイステコミカライズ版の感想&考察でした。
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【オマケの自己紹介】
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