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ローリング・ストーン編(1-100)

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ローリング・ストーン誌の「『歴代最高のアルバム』500選(2020年版)」で取り上げられている作品たちを扱った記事のまとめです。
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2024年7月の記事一覧

MC5『Kick Out The Jams』(1969)

アルバム情報アーティスト: MC5 リリース日: 1969/2/22 レーベル: Elektra(US) 「『歴代最高のアルバム』500選(2020年版)」における順位は位でした。 メンバーの感想The End End  何も知らず、バンド名だけでヒップホップ的なものを先取りしてた人たちとかなのか……?なんて思いながら聴いたのだけど、全然違ってビックリした。  パンクっぽい真っ直ぐさとハードロックっぽい大仰さがどちらもあって面白い、60年代にもうこれがあったのか。  当時

Flying Burrito Brothers『The Gilded Palace of Sin』(1969)

アルバム情報アーティスト: Flying Burrito Brothers リリース日: 1969/2/6 レーベル: A&M(US) 「『歴代最高のアルバム』500選(2020年版)」における順位は462位でした。 メンバーの感想The End End  『Sweetheart of the Rodeo』よりはずっと面白い。カントリーに立脚しながらそこを逸脱して/超えていこうという志向が見られるので。ソングライティングも、ファズギターの採用も、なんだか、"ロックをカント

Dusty Springfield『Dusty in Memphis』(1969)

アルバム情報アーティスト: Dusty Springfield リリース日: 1969/1/18 レーベル: Atlantic(US) 「『歴代最高のアルバム』500選(2020年版)」における順位は83位でした。 メンバーの感想The End End  "in Memphis"なのに、アトランティックからのリリースなのにイギリス人なのか、この人。タイトルもロクに見ずに再生した一発目の印象が"あ、またアメリカの風だ"だったのだけど、調べてみたらレコーディングも、作曲陣も大

Van Morrison『Astral Weeks』(1968)

アルバム情報アーティスト: Van Morrison リリース日: 1968/11/29 レーベル: Warner Bros.(US) 「『歴代最高のアルバム』500選(2020年版)」における順位は60位でした。 メンバーの感想The End End  なぜそう感じたのかは分からないのだけど、洋楽ロックキッズの人はこれ好きだろうなあと思った。ディランの見出したスタイルを、ひょっとするとディランよりも面白く進化させたアンサンブルなのでは……?言葉とリズムのマリアージュを更

Rolling Stones『Beggars Banquet』(1968)

アルバム情報アーティスト: Rolling Stones リリース日: 1968/12/6 レーベル: Decca(UK) 「『歴代最高のアルバム』500選(2020年版)」における順位は185位でした。 メンバーの感想The End End  衒いがないというか、自分たちの憧れや好きなものにとにかく真っ直ぐな人たちなんだろうなと思った。『Aftermath』の時にも感じたけれど、あるメッセージを伝えようとか、より進歩した表現をしようとか、そんなことよりも、とにかく沢山の

Led Zeppelin『Led Zeppelin』(1969)

アルバム情報アーティスト: Led Zeppelin リリース日: 1969/1/12 レーベル: Atlantic(US) 「『歴代最高のアルバム』500選(2020年版)」における順位は101位でした。 メンバーの感想The End End  いわゆるハードロック的な歪みのサウンドやキメが耳につくけれど、ブルース、ロカビリー、フォーク/カントリーといった様々なルーツや、ビートルズ、ジミヘン、クラプトンら同時代から得たであろう刺激がところ狭しと並べられていて、よくもまあ