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♠西部劇が好きっ!♠「怒りの荒野」(0001)

2人のガンマンの師弟関係と相克を描いたマカロニウェスタンです。

<趣意>
お気に入りの西部劇映画を勝手気ままに紹介していきたいと思います。

 

<構成>
※ストーリーの核心に触れている部分がありますのでご留意ください。

孤児で町の厄介者として住民たちから蔑まれていた青年スコット(ジュリアーノ・ジェンマ)が、町の有力者への復讐のために現れた壮年のガンマン・タルビー(リー・ヴァン・クリーフ)に憧れ、住民たちからの軛から外れて自立するために、ガンマンとして弟子入りをする。 ガンマンとして成長したスコットとタルビーの二人は力を合わせて町を支配していく。 しかし、スコットはやがてタルビーの暴虐なやり方に疑問を抱きはじめ、ついに彼との戦いを決意する。

 

<ポイント>
マカロニウェスタンの代表的な俳優であるジュリアーノ・ジェンマ(Wikipedia)とリー・ヴァン・クリーフ(Wikipedia)の共演作品です。

主人公である青年のガンマンとして人間としての成長を描き、そして正義心から悪と立ち向かう、という比較的よくあるパターンの構成とテーマの作品であると思います。 時代劇やSFなどの洋の東西やジャンルを問わず普遍的ともいえるテーマでしょうか。
「スター・ウォーズ」も第1作(エピソードⅣ)は基本的に同じコンセプトではないかと思われます。

ジュリアーノ・ジェンマの爽やかで純真な青年風、それに対するベテランガンマンとしてのリー・ヴァン・クリーフの一癖も二癖もある渋さという2人のキャラクターの対比とそのコンビネーションの良さがとても印象的です。

 

<私的な雑感>
本作の最大の特徴は、劇中に出てくる「ガンマン十戒」とも呼ばれる、一流のガンマンとしての心得を説いたテーゼではないでしょうか。
青年スコットはガンマン・タルビーからその教えを受けて、一流のガンマンとして成長していきます。 十戒のそれぞれのキャッチーなスローガンがやはり格好イイ~。 自分も一流のガンマンになれそうだと勘違いしてしまいそうです。

個人的な話ですが、私が西部劇映画のファンとなった契機の作品のひとつです。 初見はたぶん小学生くらいの頃で、たぶんテレビ東京で午後に放送されていた映画枠ではなかったかなぁーという気がします(このへん曖昧…)。 
ジュリアーノ・ジェンマの爽やかな好青年ぶりと成長していく様に引き込まれ、ガンマンとして活躍する姿に胸を躍らせました。

子供の頃は、リー・ヴァン・クリーフの演じるガンマンは「いけ好かない悪役」くらいにしか思っていませんでしたが、大人になって見返してみると、彼も渋くて格好いいと思い直しました。 まぁ、そのときの年齢で、自分と相通じる方へ共感と好感を持つからですかねぇ。

💣💣💣💣💣
ぜひご覧になってみてください!!
個人的思い入れも含めて。

 

<作品概要>
作品名: 怒りの荒野 (英題 Day of Anger)
公開年: 1967年
製作国: イタリア、ドイツ
監 督: トニーノ・ヴァレリ
出 演: ジュリアーノ・ジェンマ
     リー・ヴァン・クリーフ
脚 本: エルネスト・ガスタルディ

 

<参考リンク>
1.作品解説  (Wikipedia)

2.好評発売中!『怒りの荒野 HDマスター版』DVD&Blu-ray予告編
 (orustaksoft / YouTube) ※動画:約123秒

3.作品紹介  (Yahoo!映画)

4.「怒りの日|ウェスタン| HD |フルムービー|スパゲッティウエスタン|英語」  (Grjngo - Western Movies / YouTube ※認証済み) 
※動画:約1時間26分 英語・字幕(日本語自動翻訳)あり

 

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(2021/05/20 上町嵩広)

 

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