【主婦勉!】世界の国と首都を覚えたい~オセアニア編~
さぁやってきましたオセアニア。
太平洋に浮かぶ小さな島国たちが
たくさんあって
これも全然覚えられない。
なのでこの地域も頑張っていろいろ調べて
なんとか覚えたいと思う。
【キリバス共和国】
首都:タラワ
国名は島を発見したイギリス人水夫、
トマス・ギルバートに因む。
南太平洋に浮かぶ33の環礁からなる
小さな国だが、
350万km²にわたって点在しているため、
排他的経済水域は
世界でも上位に入る広さである。
そして、
世界で最も早く日付けが変わる国だ。
首都タラワは
第二次世界大戦の時に
激戦地となった場所で
日本はアメリカ軍と激戦し玉砕。
砲台や要塞の跡は今でもこの地に残っている。
またキリバスには、
"クリスマス島"という
知る人ぞ知る島があり、
(首都タラワのあるタラワ島から、
船で2週間もかかるらしい。)
そこには日本のJAXAの地上局がある。
(ロケットや気象衛星なんかの
データ等にまつわる施設らしい。)
キリバスの平均海抜は約2メートルと低く、
近年、
温暖化等の影響を大きく受けていて、
高潮被害や海岸浸食などで
地下水量が減り、
生活用水に塩分が混じるなど、
生活に直結する被害が多発しているようだ。
このままだと国土が水没するとされており、
2014年には、
フィジーの大統領が
「キリバスが水没した時には、
キリバスの全国民を
フィジーに移住させる用意がある」
と表明したほど、
事態は深刻である。
覚え方は…
「タラコ(タラワ)切ります(キリバス)」
うーん、なんだかこのクオリティ、
久々な気がする笑
【マーシャル諸島共和国】
首都:マジュロ
国名は、この辺りの海域を調査した
ジョン・マーシャルの名に由来。
1200余りという膨大な数の環礁で成る国だ。
第一次世界大戦時に日本が占領してから
第二次世界大戦終了直前頃まで、
日本の統治下にあり、
その後2~30年、
アメリカの信託統治状態にあった。
日本の統治時代の影響からか、
今でも「アメダマ」とか
「チョーリ(ビーサン)」、
「チャンポ(散歩)」など、
言葉にその頃の名残があるそうだ。
そしてマーシャル諸島と言えば
ビキニ環礁での核実験である。
当時まだここは
アメリカの信託統治領であり、
1946~1958年の12年にわたり、
23回もの核実験が行われた。
ビキニに住む住民約170人は
無人島に強制移住させられたり、
その後「安全だ」として帰島したのちに
健康被害に遭い、
また離島を余儀なくされたり、
1954年の実験では、
日本のマグロ漁船”第五福竜丸”をはじめとする
1,000隻以上の船が被ばくするなど、
とにかく国威掲揚のために
なりふり構わず突き進んだ、
愚かな大国の姿を感じざるを得ない、
ひどい実験が繰り返されてしまった場所だ。
ちなみに水着の「ビキニ」は、
フランスのデザイナー、
ルイ・レアールが
このビキニでの原爆実験直後に、
”その小ささと、
周囲に与える破壊的威力”を原爆に例え、
「ビキニ」と名付けて発表したものだ。
当時の住民はいまだに帰島出来ていないそうだ。
そして国内のクエゼリン環礁は
今まだアメリカが租借している。
というか、
米軍が専有しており、
基本的に
観光客は立ち入れないことになっている。
覚え方は…どうしよう。
この地域、他に「マ」で始まる首都はないので、
なんとか「マジュロ」を覚えて
国名も首都名も「マ」で始まるセットで
覚えるのが早いかな。
早いかな?とか言って、
これが一番覚えられないパターンのやつ笑
ちなみにギターで有名な「マーシャル」は
創業者がジム・マーシャルさんなんだそうで、
マーシャル諸島とはもちろん関係はない。
【ミクロネシア連邦】
首都:パリキール
パプアニューギニアの右上あたりに位置。
「ミクロネシア」とは、
ギリシャ語のミクロ「極小」と
ネソス「島々」で
「小さな島々」という意味。
この国も、第一次世界大戦以降30年近く
日本の統治下にあったので、
「カエル」や「ジドウシャ」、
あとは「チチバンド(ブラジャー)」など
言葉に名残が残っているそうだ。
覚え方…
「張り切ってミクロ」かな。
パリキールと張り切ーるって、
なんか似てない?えっ?
【ナウル共和国】
首都:ヤレン
「ナウル」は、
ポリネシア語で「滝のような雨」という意味。
ナウルには自治体が存在しないために、
ヤレンは正確には首都ではない。
事実上首都機能を担っているので、
一応首都扱いみたいになっているそうだ。
日本の感覚だとちょっと理解が難しい。
世界で3番目に面積が小さい国連加盟国である。
この国、
戦後しばらくして独立した後、
島全体がリン鉱石で出来ていることが判明し、
それから得られる莫大な収入で
世界でもトップレベルの裕福な国になった。
医療費、学費等は勿論無料、
リンの採掘は外国人労働者に任せて、
国民の大半(90%とも!)は
遊んで暮らすといったような
誰もが羨む夢の楽園生活を送っていた。
生活費も、
年金制度的なもの(年齢関係なく)で
何もしなくても国がお金をくれていたようだ。
まさに「地上の楽園」です。
住みたい。
ところで、
WHOが発表している、
世界の国別 成人肥満率ランキング
というのがあるのだが、
これで、成人総合部門、
男性部門、女性部門において
ぶっちぎりの三冠に輝いているのが
何と言ってもこのナウル共和国だ。
総合で70%を超えるという、
失礼ながら、驚異的な肥満率だ。
(2008年データ)
働く必要が無いと人は食べる。
働かないから痩せもしない。
食べ続け、糖尿病等の病気になっても
病院代はタダだ。
これが30年続くのだ。
痩せる要素が見つからない。
そして当たり前だが、
鉱山はいつか掘り尽くされる。
奢れるものも久しからず、
それから30年あまりが経ち、
リン鉱石はもはや
ほぼ枯渇状態となった。
しかし一度経験してしまった自堕落生活は、
なかなか元には戻れない。
1990年代後半頃から
国の経済は破綻状態になり、
いろんな手を打つがすべて裏目。
最近の改革によって少しずつ
改善されては来ているようだが、
まだまだ厳しい状況は続いている。
まるで何かの教訓的おとぎ話のような
こんなにも見事に天国と地獄のような国が
実際に存在していることに驚く。
「やってらレン、ナウル」
《追記》
オセアニア②を書こうとしているうちに、
その他に国は覚えてしまったので、
すっぱり省略!
お次はヨーロッパ行きます。