幹細胞点滴とエクソソームの違いとは?

エクソソームを知っている方なら、幹細胞点滴というのも聞いたりする機会は少なくないと思います。エクソソーム注射は幹細胞点滴と比較すると非常に安価です。では、これらの違いって何なのか?について説明していきたいと思います。

幹細胞点滴について

幹細胞点滴は、自身の細胞を採取しラボで培養し、再度自身の体内に直接注入します。幹細胞は他の細胞へと分化するもので、体内の様々な組織の再生・修復に重要な役割を果たします。怪我をした患部に直接注入するか、あるいは、点滴で体内に入れることで病気や老化によるダメージを修復します。1回の治療費は300万円程度とかなり高額です。また、肺塞栓のリスク、細胞が詰まるなどのリスクがあります。さらに高額ではありながら、なかなか効果を実感することが難しいとも言われています。

エクソソームについて

エクソソームは、脂肪や、臍帯、乳歯髄などを培養し、遠心分離機にかけ、その上澄み液を採取したものになります。この上澄液は「ヒト幹細胞培養上清液」と言われ、アンチエイジングに欠かせない成長因子やサイトカイン、コラーゲン、ヒアルロン酸、エスラチン、SOD(抗酸化酵素)、ビタミンなどが含まれています。割と即効性もあり、ノーリスクで価格も1回10万円前後となっており、視界が違う、疲れない、どんどん若返ってくるなどの声も多くあります。ただし、エビデンスが乏しく科学的な根拠が薄いです。
多くのクリニックで簡単に受診することができるので、クリニックによっては看護師さんに任せてお終い。なんてところもあります。基本的に原価は2割程度なので、薬としては非常に高価なものではありますね。ドクターもこのエクソソーム製品選びには苦戦しているそうです。メーカーの選定、材料の選定についてはデータが乏しいため、比較がしにくいことが苦戦している理由となります。

先日ご紹介した下記の記事も参考にして頂けると詳細がわかります。

幹細胞とエクソソームの違い

幹細胞点滴は細胞から幹細胞を摂取し、体内へ注入することで、細胞を分化をさせ傷ついた組織の再生や修復といったことに効果があるとされていて、一方でエクソソームは成長因子による細胞間で情報を伝達するメッセンジャーの役割を果たす、というところに違いがあります。もちろん併用することで相乗効果は期待できます。

まとめ

今回は幹細胞とエクソソームの違いについて説明をしましたが、幹細胞についての詳細な説明についてはまた次回にしたいと思います。
noteの更新も定期にしようと思っていますので、楽しみにして頂けると嬉しいです!


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