それっぽいの書いちゃいましょ__1_

勉強すっとばして“読みたくなる文章”を書きたいあなたへ

■ 何らかの理由で文章を書かなければいけないけどノウハウがない
■ ググれば色々出るのわかってるけど読む時間が足りない
■ 情報溢れすぎてて読む記事を選別するのがそもそもめんどくさい

ちょうど3か月前に私が思ったことです(主にめんどくさいの辺り)
思いつつ結局はいろいろと読みました。
noteの書き方、構成について、読みやすい文章とは、などなど。具体的には、5冊の本と30本ほどのWeb記事、note運営会社ピースオブケイクさんのセミナー参加などです。

結果としては、それはもう奥が深すぎて、そろそろまとめておかないとはじめに勉強したことから順番に忘れていきそう(震)

ところで
読みたくなる文章ってなに?

結論から言うと
共感できて 読む価値がありそうな わかりやすく ムダのない それでいて面白い おはなし

もっとシンプルな目標としては
「わかりやすい」「役に立つ」「面白い」記事です。

すべてを兼ね備えられれば最高だってことは一目瞭然ですが、ちょっとあのレベル高すぎますのでね、せめてわかりやすく、ほんのり役に立つ文章を書けるよう精進します。ほんのりと。

では、一体どんな文章を書けばよいのか?
ライティング超初心者のわたしが3か月かけて読み漁った「文章のつくり方」に関するいくつかの本や記事の中で、今回は【 読みたくなる文章 】について、これはナルホドと思った内容を紹介していきます。

断言しちゃう

「断定される」と価値がありそうに見える
・「自分の中で確信していること」を書くことこそ読む側へのマナー
・「ですます」を「である」に変えるだけ
・一部だけ「である」「だ」で書かれていると断言感があり、印象に残る
・カンタンに語尾に変化が出せ、強調でき、一文を短くできる
・段落の終わりで使うと、段落が引き締まり、納得感が出せる

ぼかし言葉を排除する (※使わないと意図が伝わらない必然性があるときを除く)
・「など」「ほう」「とか」「という」「ような」「かもしれない」「と思う」「ある意味」は削除!
・受け身形「思われる」「思わされる」「考えられる」「見られる」「見受けられる」も削除!

良心的な誇張をする

■人は「期待感」がないと「読めない」
・タイトルと冒頭の具体性は最重要
良心的な誇張によって、読み手をワクワクさせたり、関心が低くても読めるように工夫をしておく
・読んでもらう、伝えるためには、嘘はダメだがそのままもダメ。誇大表現や大げさな装飾も時には必要。多少デフォルメしてでも、ひとことで言えばどういう事かを冒頭でハッキリ示す

「私は」と言わない

書かなくてもわかることは書かない
・「あなた」と「私」という距離感をも意識させてしまう

■ほかに、二人称は距離を詰め、三人称は距離を取れる
・あなたは~(親しみが増す)
・お困りの方~(硬いイメージ。信頼できる印象を与える)

読み手は疲れている

■ただでさえ膨大な情報に囲まれているのに、その上知らない単語だらけの文章は読みたくない
目標は「小学生でもわかる文章」
・基本的には難しい言葉や専門用語は言い換える(ターゲットやテーマによってはその限りでない)

例:
脆弱性→もろさ、弱点  散見される→たまに目につく  プライオリティ→優先順位  エビデンス→証拠  ペンディング→保留

「詳しさ」は説得力の源

「抽象化」は伝わらない
■とにかく具体的に書く。共感・想起させる

例:
一般名詞→ 固有名詞・具体名
(パン→ フランスパン)

大まかな日時→ 正確な日時
(先日→ 3日前)

類型化した描写→ みたままの描写
(上品なネコ→ 柔らかそうな毛並みのネコ)

発言要旨→ 発言の正確な引用
(夢の大切さ→ 「目標は紙に書け」)

■対象そのものより、その「影」を書く
・「見たまま」「聞いたまま」「感じたまま」を正確に書けば具体的になる

例:
『真夏のものすごく暑い日』→ 30分前に水筒に入れた氷水が、もうぬるま湯になっている

『上司がパワハラっぽくていやだ』→ 隣の席の40代の男性は、忙しくてイライラしてくるといつも机を中指の爪でコツコツやってくる。(より神経に来る感覚が伝わる)

予防線は張らない

■自身の保身のため、予測できる読み手からの反論や批判に対する先回りの言い回しをすると自信のない文章になる。ただしほとんどの読者がこの辺に疑問を感じそうだと思ったときはきっちり説明しておくべき

人は共感できると読みたくなる

■共感=価値がある。読むメリットがある。と感じさせられる
■読む側が自分の力で能動的に読み取ったことは、読み手の意識にのぼりインパクトが残せる
・読み手と書き手の共通点、似ている部分がわかるように書く
・立場や境遇、考え方や価値観、趣味嗜好 など「わかる。あるある!」と思うと読んでみようかなという気持ちになる

自分が読んでるときのキモチをよく観察する

ここまで、勉強してみてナルホドと思った点をいくつかご紹介しました。
いろいろ読んでみて思ったのは、わかりやすい本(記事)は読みやすい。読みやすいから読みたくなる。
そして読みやすい本(記事)には、今回まとめたような内容が見事に盛り込まれていました。
自分が読み手だったら、と想像しながら書きすすめてみることが、読みたくなる文章を書く近道なのかもしれません。

勉強すっとばして読みたくなる文章を書くのは結局のところ至難の技ですが、このnoteを最後まで読んでくださったあなたは、少なくとも5冊の本と30本のWeb記事にバーっと目を通したと言えるでしょう!言うだけ言えるきっと!
まったく責任は負えませんが、わたしと同じようなライティング超初心者さんにとって、ほんのりとお役に立てましたら幸いです。


参考文献:


最後まで読んでくださりありがとうございます。 サポートいただきましたら、ますます精進いたします!