見出し画像

子どもの家庭学習を習慣化するための3つの仕掛け

こんにちは。取締役の見並です。
今回は、子どもの勉強についての保護者の方の共通のお悩みをご紹介します。学習プラットフォームを運営しているRejouiに届く保護者のお悩みにはこのような声があります。

「子どものやる気がない/続かない」
「勉強が計画通りに進まない」

私自身、子どもの頃の自分を振り返ると「今日は勉強したくないな~」と思ってついつい遊んでしまうことが正直ありました。お子さんの気持ちものすごーくわかります!! 一方で、勉強は毎日の積み重ねが大事ということも痛いほど経験してきた大人にとって、保護者の方の気持ちもとてもよく理解できます。
「宿題やったの?」「勉強しなさい!」
毎日怒っても、子供がなかなか机に向かわない、家庭学習が定着しない保護者の悩みは尽きないですよね。

子どもが自ら学ぶ姿勢を身につけるためには、実は保護者の方の働きかけがとっても重要なのです。特に、自分の学びのスタイルが確立する前の小学生に対しては基礎作りともいえます。

 学習スケジュールをたてる

勉強が進まない子供の原因のひとつに「何を勉強したらいいかわからない」ということがあります。算数が苦手だから勉強しなくちゃいけない。けど、具体的にどうしたらいいの? わからないまま、なんとなくドリルから手を付けている…なんてことはありませんか?
学ぶ上で、具体的にどういったことをいつまでに学ぶのかの学習スケジュールを立てることはとても重要です。小学生のお子さんは特に物事を計画だてて進めることに慣れていない子も多いので、保護者の協力が不可欠です。まずは「どうなりたいか」の目標を決め、そのために必要な学習項目を洗い出し、いつ何を勉強するのかを書き出してみましょう。
計画を立てることは学習の全体像をとらえる意味を持ち、これによって漠然と「算数を勉強する」のではなく、いつまでにどのレベルに到達するのかを明確にすることができます。さらに、ゴールに対して必要なプロセスも明確になるので、「いまから何をやればいいか?」を子供が理解しやすい状況をつくることができます。

計画を立てるポイント
・目標は中期(3か月単位)で計画する(保護者)
・中長期目標を1週間レベルまで細分化する(保護者)
・それぞれのプロセスに必要な勉強量は、子供自身が考える
・学校がある日/ない日それぞれの1日のスケジュールを立てる
・息抜き、遊びを取り入れて無理のないスケジュールにする


勉強の目的を本人が理解する

「なぜ、勉強しなければならないのか?」
これは全学生の永遠の疑問ですね(笑)これに対しては人それぞれ答えが異なりそうですが、私自身の答えは「人生を豊かにするために勉強は必要」ということ。これは学校で教わる学問に限らず、どのような学びにも共通した考えです。
かの有名なアインシュタインの名言に、「学べば学ぶほど、人は無知を知る」というものがあります。人は、学ぶことにより自分の無知を知り、さらに学ばなければならないと思う生き物です。世の中で最も恐ろしいものは無知です。知らなければ選ぶこともできないことが世の中にはたくさんあります。

「算数なんて大人になったら使わない」
「日本人だから英語わからなくてもいい」
これで学びを諦めてしまうのはとてももったいないです。勉強に取り組んだからこそ出会える人、選択できる道があるということを若いうちに知っていることは、学習意思を育てるうえでとても重要です。

親自身が学ぶ姿を見せる

実はこれが一番重要なのではないかと思います。「親の背を見て子は育つ」と言葉があるように、親の行動はそのまま子供の選択肢になるケースが多いです。努力できる子になってもらうためには、親も努力をする必要があるのです。
学習が習慣化するまでは、家庭のスケジュールに勉強タイムを取り入れ、子供の日常に刷り込むことも効果的です。お子さんが勉強するタイミングで、保護者の方も一緒に本を読んだり何か新しいことを学んだりするのはいかがでしょうか。食事・お風呂の流れと一緒に「お勉強タイム」を導入すると、それが子供にとって当たり前になります。歯磨きをしないと眠れないように、勉強しないと気持ち悪いような感覚になるまで、保護者のサポートは必要です。

いかがでしたでしょうか。ご紹介したもの以外にも学びのメソッドは多く存在し、どれが正解・不正解というものではありませんが、まずはお子さんの学びのスタイルが確立するまでは保護者が寄り添い、サポートをしていく必要があります。勉強の大切さ、楽しさ、学び方など、塾や学校に頼らずに保護者ができるサポートはとても多くあるのでぜひ一緒に考えていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。 このnoteに関するご質問は、コメント欄またはTwitter(@rejoui1)DMなどでお気軽にお問合せください。 ぜひ、スキやシェア、フォローなどの形でサポートしてしていただけると嬉しいです!