見出し画像

【メンバー紹介】経営管理責任者 太田/守りの経営管理と攻めの経営戦略

こんにちは!令和トラベルの内部についてもっと知ってもらうための、メンバー紹介企画。

今回は経営管理責任者の太田に、入社までの経歴や業務内容、経営管理で心がけていることなどを伺いました。ぜひ最後までお付き合いください!

太田康介:E&Y、金融系スタートアップを経て2014年に独立系M&AアドバイザリーファームであるGCA(現Houlihan Lokey)に入社、ディレクターとしてクロスボーダーを含む多業種のM&Aアドバイザリー業務、企業価値評価業務、資金調達業務に携わる。2022年11月に令和トラベルに経営管理責任者としてジョイン。公認会計士。

公認会計士の資格を取得し、監査法人や金融系スタートアップで勤務

私は大学付属の高校に通っていたので、大学受験の勉強をする必要もなく、ずっとバンド活動をしていました(笑)。でも、周りの友人たちもそうだったのですが、大学に入学したら「さすがに勉強しなければ!」と皆が思い立つんですよね。

それで私は大学2年生から公認会計士の勉強を始めました。公認会計士試験合格後は、監査法人であるE&Yで働きつつ、同時に資格の学校TACで簿記の講師としても働いていました。

監査法人は2年位で退職し、その後はFintech系のスタートアップに転職しました。最初は経理や財務を担当していたのですが、企業が成熟するにつれて、IPO準備のフェーズに入ったこともあり、IPO推進の責任者として管理基盤の構築やガバナンスの構築などを担当し、資本政策なども見様見真似で作成していました。

その会社は証券審査まで行ったのですが、東日本大震災の影響もあり、結果としてIPOは適いませんでした。30歳を目前に自分のスキルを見直したとき、会計監査や管理基盤の構築など、いわゆる“守り”のことばかりやってきたなと感じて。

本当にスタートアップにおいてファイナンス領域で活躍するためには、もっと資金調達や企業価値評価/M&Aといった“攻め”のコーポレートファイナンス領域に精通することがマストであると気づいたのです。

そこで、コーポレートファイナンスの知識・経験を得るために、独立系M&Aアドバイザリー会社であるGCA(現Houlihan Lokey)に転職しました。GCAでは、ファイナンシャルアドバイザリー業務や企業価値評価業務だけでなく、財務デューデリジェンスや事業再生支援など、幅広く経験させていただきました。

海外勤務なども経て幹部職であるディレクターまで昇進したのですが、どこかでもう一度スタートアップで頑張りたいという気持ちが燻っていて。8年勤めた後に、令和トラベルへの転職を決めました。

令和トラベルのポテンシャルを感じ、ジョインを決意

令和トラベルを知ったのは、前職時代に「2021年上半期資金調達上位20社」の資料を見たのがきっかけです。前職ではスタートアップの資金調達支援もしていたので、こういったランキングは定期的にウォッチしていたのですが、このときのランキングは妙に記憶に残ったのですよね。

見ていただくとわかるのですが、20位に令和トラベルが入っていました。調達額のランキングなので、設立からそれなりに経過している会社がほとんどだったのですが、その中で設立3ヶ月(Seed期)の企業が23億円も調達していることにとても衝撃を受けました。しかも令和トラベルという社名も特徴的でしたね(笑)。

さらに「アプリ上で完結する海外旅行」という紹介文がとても先進的で、興味を抱いたのを覚えています。Seed期に23億円も集められるのは、相当しっかりしたビジョンを持っていたり経営者に魅力があったりしないと達成できないはずです。

スタートアップ企業への転職を考え始めたのは、令和トラベルを知ったおよそ1年後でした。実は偶然にもTACで講師を勤めていたときの大先輩が、令和トラベルの監査役の染原さんでした。

スタートアップ企業への転職を考えているとランチで相談したときに、たまたまちょうどその後に令和トラベルのメンバーとMTGがあったそうで、早速紹介してくださったんです。

令和トラベルには今後業界や世界をわくわくさせるポテンシャルを感じていましたし、求められている人物像も、“攻め”も“守り”もどっちもやりたい自分ととてもフィットしたため、自分の力が最大限活かせると思い、入社を決めました。

守りの経営管理と攻めの経営戦略を担当

令和トラベル入社後は、ざっくり言うとお金にまつわる業務の全てを担当しています。繰り返しですが、業務内容は主に“守り”と“攻め”の分野に分かれると思っています。

守りは経理や財務、経営企画といった経営管理の部分ですね。入出金の管理や伝票入力はもちろん、事業計画の策定および予実管理と差異分析も行っています。

あとはIPOの文脈で重要になる、不正を防ぐための内部統制の設計や規程整備も準備開始しているところです。また数値とは離れますが、契約書レビューやリーガルチェックなども担当しています。

一方で攻めの業務として行っているのは、いかに会社を成長させていくのか、ということを考え抜く業務です。

会社の成長はトップラインの成長に加えて利益の獲得が必須なので、そこをいかにドライブさせるかを検討し、実行しています。

もちろんそれらを一手に担っているということでは全くなく、トップラインはGrowthチームと、コスト部分はBizチームと協力しながら、プライシングの分析や利益率の徹底分析、仕入れ改善施策の検討などを毎週のように議論し、実行していきます。この各部署が一体となって動くのは、スタートアップならではでとても好きですね。

あとは、サービスのさらなる認知拡大とUX向上のために必要となる追加の資金調達の準備や、M&Aの検討なども行なっています。色々と任せていただけるのはとてもやりがいがあります。

業界特有の難しさ、という点では旅行業界がまだ回復しきれてないという点が挙げられると思います。今年の4月の時点で、当社が主に扱うパッケージツアーの回復率は2019年比でわずか8%しかありません。

これから順当に行けば数年で10倍以上市場が拡大することがわかっている市場というのはそうそうないので、とてもポテンシャルのある業界です。一方で、回復の波に乗りそびれてしまうと思うようにシェアが伸ばせないという可能性が出てきてしまいます。

いかに回復に合わせて、もしくはそれを上回る形で会社が成長していくかというプレッシャーは常にありますが、しのさんはそれを可能にする人物だと確信しています。

誤りや漏れがないように徹底的にチェック

私の業務は「知らなかった」が許されないポジションだと思っています。会計・税務・法律などは毎年改正などがあるので、情報をしっかりとキャッチして対応していかなければなりません。

何かを見逃してしまっていたら、最悪の場合は会社に大きな損失を与える可能性さえあります。これまでの知見を生かすことは当然のこと、常に新しい知識も得るようにしています。ちょうど当社の新Valueとなった「LEARN NEW」ですね。

あとは、大前提として、ミスがないことも徹底しています。何か数値を出すときに、ひとつでもミスがあると結論が大きく変わってしまうこともあるので、スプレットシートの中は関数を細かくチェックして、計算Check欄を張り巡らせ、誤りがないように気をつけています。

視野を狭くしてしまうと本来気づくところも気付けなくなってしまうので、常に物事を俯瞰的に見るようにしています。

令和トラベルは会社のミッションやバリューを大事にしつつも、戦略の実行に力を注いでいると感じます。いくら社内でミッション・ビジョン・バリューが浸透しても、会社が成長しないと結局人は離れてしまうので、実行に全力を注ぐ方針は大事だと思います。

前職はM&Aの助言をする立場だったので、どうしても当事者にはなれない部分があったんです。これはアドバイザリーやコンサルあるあるですね(笑)。

今は外部の専門家としてアドバイスするのではなく、当事者として提案から実行まで責任を持つことになるので、これまで暗黙で前提にしていたことも、「これはそもそもどういう意味だっけ」「これは何のためにやるんだっけ」と改めて意義を見つめ直すきっかけになりました。

今までの知識もブラッシュアップされて、より良い考え方ができるようになった感覚がありますね。

メリハリをつけて仕事と育児を両立

子育てをしながら働いていると、送り迎えなどでどうしても時間的な制約が生まれますし、子どもの発熱といった予想外の出来事もあります。

ですので、育児のときは育児、仕事のときは仕事とメリハリをつけるようにして、トータルの業務時間は他のメンバーと変わらないように意識しています。

令和トラベルには家族を大事にする文化がありますし、他にも子育てをしながら働いているメンバーは多くいます。メンバー同士ですごくケアしているので、心理的安全性が保たれているなと感じますね。

私は朝に子供を送って、9時ころに勤務開始するのですが、濃密な一日を過ごすと17時ごろにはHPが10%くらいになってしまうのですよね。

でもその後子どものお迎えに行くと、「パパッ!」と元気よく飛び込んできてくれ、HPが100%の状態に戻るので、また夜に仕事に戻れるんですよね。育児と仕事を両立することで、どちらも頑張れているのだと思います。

収益性とコスト効率性の高い組織にしていく

令和トラベルに入社して7ヶ月ほど経ち、当初よりNEWTの予約数が10倍、20倍以上に急拡大しています。さらに、IPOに向けた監査法人監査が入っても大丈夫なレベルに整えてきています。

会社が急成長する中で内部の体制も整ってきていますが、やはりスタートアップならではのカオスも発生しています。そこをしっかりと乗り越えて、さらに会社の規模を拡大していけたらと思いますね。そこが楽しいところです。

令和トラベルは23億という多額の資金調達をしたからこそ、どこに投資していくかが極めて重要です。なので、今後も戦略の選択肢の一つ一つにきちんと財務モデルを組み、収益性と損益分岐を考えて実行していこうと考えています。そして、令和トラベルを収益性とコスト効率性の高い組織にしていきたいですね。

これまで色々な業界を見てきたからこその視点や、海外旅行マニアではないからこその視点を活かして業務を遂行していけたらと思います。

私自身は世界中を旅していたわけではないので特殊な例ですが、やっぱり海外旅行が好きな方が令和トラベルにはフィットすると思います。オンボーディングなどの体制も整っていますし、メンバーたちもウェルカムな気持ちでいるので、ぜひ旅行好きな方に応募してもらいたいです。

(取材・文=伊藤美咲)

***

記事をお読みいただき、令和トラベルにご興味を持っていただけた方は、ぜひ、採用ページもご覧ください。フルタイムのみならず、インターンや業務委託など一緒に働く仲間を募集しております!まずは気軽にお話を聞いていただける、ミートアップも開催しています。

私たちが運営する海外旅行予約サービス、NEWTはこちらから。

他のメンバーインタビューはこちら👇