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【オールれいわニッポン#27】木村議員についてお話しします

れいわ新選組公式YouTubeで2021年の新春企画として始まった「山本太郎のオールれいわニッポン」。
れいわ新選組代表・山本太郎さんと、あの名作「仁義なき都構想」の監督・トニー松岡さんが、政治や政治以外のあれこれについて、ゆったりおしゃべりをしています。

第27回のテーマは「木村議員についてお話しします」

れいわ新選組・木村英子議員が新型コロナウィルス陽性であることが判明しました。コロナ対策を徹底していたにも関わらず。現在、木村議員は自宅で療養中ということです。
「大丈夫か?」「入院しなくていいの?」との心配する声。
木村議員は熱も下がり、入院が必要な状態ではないと前置きしつつ、重度障がい者が入院する際のいろいろな問題点が浮き彫りになりました。

以下、一部抜粋して文字起こしします。

山「病院の中に重度障がい者が入った場合に、介護してくれる人、日常的に介助・介護をしてくれている人たちがなかなか入りづらいという現実が存在しています。」
ト「そうですね。その方も感染するかもしれないしっていうようなことも含めてということですか?」
山「だって病院の建物の中で『病院のスタッフが対応しますから大丈夫です』という建て付けにはなっているんだが、ちょっと待ってくださいと。それ重度障がい者からしたら非常に心配な点なんですね。」
ト「そうですね。そこは、すいません気がつきませんでした。そうですね。」
山「というのは、例えば重度障がい者にとって日常的に介助・介護をしてくれている人たちは、自分自身の右手であり左手であり右足であり左足であるわけですね。だから、自分のパーツと一体化しているわけでしょ?」
ト「体とね。自分自身と同じっていうことですかね。」
山「自分と同じということの日常生活を送ってくれている介護者・介助者が、病院の中に入れないということになっちゃうと、これ凄く心配なことになる。」
ト「いやもう、そうですよね。それこそ体が一部ついてこないという、ちょっと言い方変かもしれないですけど、そういうことですよね。」
山「そうですね。だから本当に必要な支援が受けられない可能性が出てくる。それだけじゃなくて病院のスタッフにも、今でさえ大変なのにそこにより過重な労働を課すことになってしまう可能性があるってことですね。でね、例えば木村英子さん、木村英子議員は24時間の介護が必要な状態です。さらにですね、例えば1日のうちの数時間、これは2人の介護者が必要な時間なんですよ。だから1日に2人介護者が必要だっていう時間はどれぐらいあるかって言ったら、7時間ぐらい。」
ト「そういう計算はちゃんとされてるんですね。」
山「すいません、勝手にこちらでしました。聞き取りをしてね。」
ト「実際木村さんが今、7時間ぐらいはそういう必要があるっていう。」
山「そうです、そうです。24時間あるうちの7時間は介助者の数が2人要る時間帯なんですね。2人居て何してんの?ってことなんですけど、例えば朝の時間帯とか。起きますとかね、着替えますとか。あと夜の時間帯で入浴とか。もちろん着替えもですね、2人介護が必要なサービスであると。ベッドから車いすに乗り換えるよとか。入浴、食事、排泄。これらに至っても2人介護が必要な日常的な動作であるってことなんですよ。それを考えると、重度障がい者って言われる方々、これ区分によるんですけどね。例えば介助者がついてとか木村みたいな状態であるならば、障がい支援区分の6以上って言われる方々ですね。」
ト「6以上。」
山「6以上。1から6まであって、数が多くなるほど重くなっていくっていうか、より支援が必要になっていくってことですね。重度障がい者が病院に入院するっていう時に一番困ることは何だ?ってことなんですけど、介護者をつけるっていう事に対して断る病院っていうのが実際に存在するってことなんです。」
ト「理解、そもそもわからないんでしょうね。」
山「でね、これ、その数も凄く多いって話なんです。だけどこれ実は間違ってて、何が間違ってるか?って言ったら、もうすでにこの入院する時には介護派遣を、介護者の方を派遣することを認めますっていうことを認めてくださいってことを、厚労省は通知してるんですよ。」
ト「それはもう前から言ってたんですか?」
山「そういった対応してくださいって。でもそれはちゃんと周知されていないって部分があって、非常に大きいだろうということなんですね。だから、そういう状況を鑑みて、木村英子議員が国会でもそのことについて質問してるんですよ、以前に。質問したことによってもう一度通知が出されてるんです。木村英子議員が問題提議したことに対して、もう一度新たに厚労省が通知を出したんですね。これ、1月27日に追加で通知が出された状態なんですよ。」
ト「今年の1月?」
山「そうです。はい。だけどやっぱり今、このコロナ禍ということで、病院も介護者をつけて入院をしてもらうってことはどうしても断りたくなる。実際に断られてるっていう状況が頻発してるって言われてるんですよね。難しい問題ですけど、でもちゃんと対応してくれないとどういう問題が出てくるか?ってことです。例えば重度障がい者にとって自分と一体である介護者・介助者が一緒に居れない場合に、どういう弊害があるか?ってことなんですけれども。例えばですけど、慣れた人じゃなかったらどういうことが出てくるかと言ったら、首の位置がちょっと違うとか。だから、もう自分にとってのベスポジ(ベストポジション)っていうのが、普段通りの人だったらわかる訳だけど、(人が違えば)わからない訳ですよね。ちょっと首の位置がずれただけでも呼吸がしづらくなったりするんですって。それによって、それは首のみならず体のポジション全てですから。当然体が痛くなったりとか、人によっては骨が折れたっていうような、過去にもそういう事例があったようですね。」
ト「慣れてない介助者の方がついて、そういう風になってしまったと。」
山「そうですね。慣れてない介助者。例えば入院先でとかですね、っていうことが起こったというような過去事例もあるってことらしいんですよ。だから、だからこそ重度障がいをお持ちの方々が入院する際には、普段自分と一体化している介護者を、同じようにその病室の中に入れるようにっていうことを担保していかなきゃいけないところなんですけど、なかなか今、(コロナ禍で)難しいところではあるという。課題ですね、非常に大きな課題。」

この後、大手ポータルサイトのニュースコメント欄に、木村議員がコロナで陽性が判明したことに対してバッシングする書き込みがたくさん見受けられたことに関しても語っています。

山「何もできない奴を国会に送りやがってっていう偏見ですよね。何もやってないんだろ、そいつらが飯ウマで生きててみたいな話なんでしょうけど。でも全く認識間違ってます。」
ト「間違えてるんですよね。」
山「木村英子さんは東京の多摩地区っていう所で、障がい、重度であっても障がい者が自立した生活を行っていけるような、バリアの中で生活をしなきゃいけなかった、施設の中で閉じ込められて生きてきたっていう人たちを解放し続けた。自立できるんだ、自分たちの生活をできるんだってことを勝ち取り続けてきた方なんですよ。そんじょそこらの人じゃないですよ、はっきり言っちゃえば。」
ト「本当にそうです。木村さんのサイト等にも動画でも説明されてますし、ちょっと見ればわかることですよ。どれだけ凄いことをしてきた人かね。」
山「ぜひね、木村英子さんがこれまでどういう道のり歩んでこられたかってことも合わせてですけれども、国会に入ってからどういう仕事をしてきたかということも、ぜひ関心持っていただきたいんですよね。れいわ新選組のホームページ(https://reiwa-shinsengumi.com)に行ったら、そのホームページの一番下に両議員の、舩後議員そして木村議員のバナー貼ってありますから、そこから飛べます。ホームページの方にね。もちろん『木村英子』って検索していただければ、オフィシャルサイト(https://eiko-kimura.jp)の方に飛べるようにもなってますんで、ぜひ見ていただきたい。バリバリ仕事してますよ。」
ト「多分、多分というかね、本当にそうなんですけど、普通の議員さんの平均値よりはるかに多くしてますよね、仕事。」
山「一からの出発ではないんですよ、もう既に。もうバリバリの。だって考えてみてください。本当に幼い頃に歩行器から玄関に落ちて、そこから障がい負って、ずーっとこの重度障がいを背負ってきているんですよ。そこに対して、やはり人間らしい暮らしをしていくんだっていう闘いに挑んできている人たちですから。だからもうすでに、国会内で行われている活動のようなことは、もう以前にもずっと重ねられてきているって事ですね。その舞台が国会に移ったっていうだけで。」

木村英子議員には任期いっぱい、安全第一、健康第一で勤めていただきたい。
そして、このコロナ禍の状況に見合った補償が多くの人々に行き渡るように、これからも政府のお尻を叩いていく所存ですと、山本太郎さんは話を締めくくった。

(=^・ω・^=)ノ ---------------------★

れいわ新選組 公式サイト
https://reiwa-shinsengumi.com/

支持者&ボランティア向け情報サイト
「We Are れいわ新選組」
https://reiwas.info/


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